銀幕大帝α

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ファインディング・ドリー

2016年11月23日 20時32分10秒 | アニメ(国外)
FINDING DORY
2016年
アメリカ
96分
ファミリー/アドベンチャー/ファンタジー
劇場公開(2016/07/16)




監督:
アンドリュー・スタントン
『ジョン・カーター』
製作総指揮:
ジョン・ラセター
脚本:
アンドリュー・スタントン
声の出演:
エレン・デジェネレスドリー
ヘイデン・ロレンスニモ
アルバート・ブルックスマーリン
エド・オニールハンク
ケイトリン・オルソンデスティニー
タイ・バーレルベイリー
イドリス・エルバフルーク
ドミニク・ウェストラダー
ボブ・ピーターソンエイ先生
アンドリュー・スタントンクラッシュ
ダイアン・キートンジェニー
ユージン・レヴィチャーリー
ビル・ヘイダースタン
シガーニー・ウィーヴァーシガーニー・ウィーヴァー
ウィレム・デフォーギル
スローン・マーリーベビー・ドリー
声の出演(日本語吹替版):
室井滋ドリー
木梨憲武マーリン
上川隆也ハンク
中村アンデスティニー
田中雅美マカジキ
八代亜紀八代亜紀(館内アナウンス)
菊地慶ニモ
多田野曜平ベイリー
赤坂泰彦エイ先生
小山力也クラッシュ



<ストーリー>
忘れんぼうのドリーが突然思い出した家族の記憶を頼りに、ニモとマーリン親子と共にたどり着いた場所は、人間の世界だった…。

-感想-

ドリーの物忘れの酷さは相当なもの。
若年性認知症か?と人間だったら疑われても仕方がないレベル。
でもね。
直ぐに忘れてしまう所にちょっと苛っとしつつも可笑しさも誘い、ふと大切な事を思い出して行動を後先考えず必死になって起こす所に応援心と感動を覚えちゃう。

両親は決して甘やかして育てた訳じゃないんだよね。
ドリーの事を深く愛しているから、こうすれば家に帰れるんだよ、というのをしっかりと「教育」している。
この幼少期に教えられた両親からの優しい「生き方」をも、冒険していく内に徐々に思い出し、ポイントとなる貝殻の道しるべを完全に頭の中で浮かべた時に、身も心も離れ離れとなっていた親と子の再会が無事に果たせられるんです。

冒険の先々で出会う仲間との友情も特別な感情を抱かされ、ドリーの為なら!と力を貸してくれる姿には胸が熱くなるんですよ。
擬態化を何故か得意とするタコのハンクなんて毎度ぶつぶつ文句垂れつつも、ここという時には物凄く頼りになるし、他にもデスティニーとベイリーとの連係プレイの見事さは大したもの。
ベッキーは・・・役立っているちゃあ役立っているかもだが、そうでもないと言われたらそうでもないかも(笑)。
アシカのジェラルド、あれは脳タリンのバカ。
バカだけどずる賢さはある。
それをフルークとラダーは面白がって毎回からかっているけど、何時か痛い目に遭いそう。

「忘れる」と「思い出す」。
この正反対な事柄を展開の上で絶妙な形として掛け合わせています。
当然の事ながら忘れると暗転し、思い出せば好転とする訳で、それにより高度なハラハラ感を齎してくれるんですね。
要はこれの繰り返しではあるのですが、落ち込んだり元気を出したりと雰囲気がクルクルと変わるから、話の流れに強弱が生まれて来て本当にワクワクとさせてくれる。
1作目の主人公となるニモ親子の再登場は嬉しく、又活躍の場も多いに設けているので、1作目のファンも喜ばれる事でしょう。

愛情と友情と感動を本作から一杯浴びる事が出来る以上に閉幕一発「楽しい!」の一言が飛び出す素敵な冒険アニメーションでした。

ドリーの子供時代の声(吹き替え版)がとっても可愛らしくてねぇ。
どういう子がこんな可愛い声を出しているんだろう、てちょっとネットで調べてみました。

あらま、実物も凄く可愛いじゃないですか。
お名前は「青山らら」ちゃん。
いや~あの声は本当に癒されたなぁ。

声で思い出しましたが、何時も通り今回も吹き替え&字幕で鑑賞してたんですけど、館内アナウンス役に吹き替えでは八代亜紀を起用しているんです。
けど字幕に目を移すと「シガーニー・ウィーヴァー(英語版)」になっていて、何かめっちゃ違和感w

評価:★★★★
16/11/23DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2016-11-22
メーカー:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『ファインディング・ニモ(2003)』※個人的評価:★★★★
『ひな鳥の冒険(2016)』(併映短編)

ひな鳥の冒険
PIPER
2016年
アメリカ
6分
ファンタジー
劇場公開(2016/07/16)




監督:
アラン・バリラーロ
製作総指揮:
ジョン・ラセター
アンドリュー・スタントン




<ストーリー>
浜辺に住んでいたシギのひな鳥は、怖がりで貝を海に取り行くこともできずにいた。お腹が空いたひな鳥は海に行くも波が怖くて逃げてしまう。 そんな中、ひな鳥は浜辺にいたヤドカリの子供に出会う。ヤドカリについていくのに夢中になったひな鳥は、波が押し寄せてきていることに気づかず波に飲まれてしまう。 そこでひな鳥が見た世界は、普段砂の中に埋まっている貝が水中に浮いている世界。 その出来事をきっかけにひな鳥は他の鳥より貝をたくさん集められるようになった。

-感想-

実写かと思った。
作り込みが半端無い程に凄い!
この短編は「自立」がテーマですね。
CGで描かれた映像がめっちゃ綺麗だし、ひな鳥は可愛いし、恐怖を克服して立派に「自立」していく過程も素敵でした。

評価:★★★★
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レンタル開始日:2016-11-22
メーカー:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

関連作:
『ファインディング・ドリー(2016)』(同時上映)

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奴が嘲笑う

2016年11月23日 12時53分14秒 | 韓国サスペンス
THE ADVOCATE: A MISSING BODY
2015年
韓国
117分
サスペンス
劇場未公開



監督:
ホ・ジョンホ
脚本:
ホ・ジョンホ
出演:
イ・ソンギュン
キム・ゴウン
イム・ウォニ
チャン・ヒョンソン
キム・ユネ
チェ・ジェウン




<ストーリー>
勝訴率100%を誇るエリート弁護士・ビョンに新しい依頼が舞い込んでくる。それは、遺体も証拠もない女子大生殺人事件の容疑者を弁護するという難しい案件で…。

-感想-

法廷劇かと思いきや意外とアクションシーンも有りのサスペンス作品。
初め製薬会社が起こした副作用に関する裁判を担当し、次に遺体無き殺人事件を担当。
合間に覚醒剤絡みの女優の案件も担当。
実はこの担当した3つの件、一見無関係かと思わせておいて細部で繋がっていた!?

エリート弁護士の主人公だけあって出だしは何時も通りに絶好調。
当たり前に勝訴して鼻高々。
ちょっといけ好かない男である。
しかし殺人事件の裁判中、担当した被告がいきなり法廷で「自分が殺した」と自供。
こちらも勝訴目の前だっただけに面目丸つぶれ、主人公の名誉も信頼もがた落ち。
ザマァwwとなるが、主人公としては納得が行かない。
何か裏があるに違いないと、殺害現場に足を運んだりと深入りした結果、ある裏事情が見え始めてくる。
だがこの首を突っ込み過ぎた事が仇となり、罠に嵌められ窮地に陥っていく。

製薬会社の件と殺人事件の繋がりがはっきりとし、全貌が明らかとなるが、弱みを握られている為に下手な動きが出来なくなる。
そこで主人公は考えた。

今こそピンチをチャンスに変える時だ!!

表向きでは製薬会社の会長側に付く主人公だが、裏側では密かに悪人達を陥れる計画を進行中。
この辺は鑑賞者側も何かを企んでいるなと感づくが、どう好転に結び付けていくのかに先読み出来ず、ハラハラ度上昇。
証拠をバラバラに解体するシーンだが、あそこは一種の賭けではあるよね。
斧を振り下ろすまで時間稼ぎしなきゃいけないし、カラクリを実行するのに館内が全消灯するという保証もない。
正に一か八かの賭け。
内心「頼む。。。頼む!!」と願っていたに違いない。
警官突入で消灯した瞬間は「キターー!!」て冷や汗一気に乾き無我夢中で実行した事だろう。

エリートだからこそ出来た綿密な計画性、怠りの無い準備力。
そして善良キャラ全員がハッピーになれる大逆転劇。
お見事でありました。

正直序盤は主人公のドヤ顔には憎たらしさがあったけども、最後に見せたドヤ顔からはその悪印象はすっかり綺麗に取れていた。
イメージマジックてやつかな。
やるやん、こいつ。て感心しちゃったもんなぁ。
人間、やっぱり賢くないと、どんな状況も乗り越えられないてのを身に染みて感じた次第。
後、度胸も大事ね。

流石に弁護士免許は関わった事が重大性なものだった為に剥奪されてしまった様だが、相棒の一言で再出発先決定。
「ほほぅ探偵か...オーケー!!」
彼だけが持つ、ずば抜けた頭脳と優れた行動力・鋭い洞察力がある限り探偵業も大成功間違いなしでしょう。
ところでその相棒の俳優さんなんだが、ちょくちょく他の作品でも見掛けますけど、彼の顔を見る度にある人を思い出しちゃう。

誰だっけ、ほら石原裕次郎の物真似やっているお笑い芸人さんだよ。
えーと。。。ああああ!「ゆうたろう」だ!!
似てね?

評価:★★★☆
16/11/23DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2016-04-02
メーカー:CJ Entertainment Japan

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