銀幕大帝α

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アンストッパブル・ハイウェイ

2011年06月11日 20時44分55秒 | 洋画ホラー
ROAD TRAIN/10年/濠/91分/サスペンス・ホラー/劇場未公開
監督:ディーン・フランシス
出演:グザヴィエル・サミュエル、ボブ・モーリー、ジョジーナ・ヘイグ、ソフィー・ロウ

<ストーリー>
オーストラリアでジープの旅を楽しむクレイグたちの前に、突如トレーラートラックが出現、カーチェイスの末にジープが横転してしまう。しかし、停止したトレーラーにドライバーの姿はなく…。

<感想>
これまたパッケージとトレイラーに騙された作品。
スピの『激突!』みたいなのを想像していたら、そんなん序盤で終わっちまったよ。

後は停止した連結トレーラーの周りで男女4人があ~だこ~だと言い争い、果てには殺し合いに発展していくだけの話。

どうやらこのトレーラー自体に何か人を惑わす魔力みたいなものがあり、乗車した者は悪魔の力で凶暴になっていくらしい。

その辺の説明が全然無いので、ちっとも作品に入り込めない。

このトレーラーには何の悪魔が取り憑いているのか、何をしようとしているのか、それ位の筋書きは欲しい所。

ガソリンでは動かず、実は原動力が人肉だったという部分は面白いが、何せトレーラーに関する鑑賞者に対しての謎の解答なるものが皆無なので、すっきりするものが得られない。

挙句、キチ野郎の狂気染みた姿をうだうだと見せられるだけなので、話的にもグダグダ。

頻繁に挿入される狼の群れの画も何を示唆しているのか意味不明。

野郎がちょいイケメンで、女性陣が少し可愛かったのと、冒頭でのテント内Hシーンにおいて、男の体に絡みつく女の足の筋肉質な太ももにグッときたのと、パツキン女の寝起き顔がえらくキュートだったのが良かった位で、作品としては大外れな一本。

評価:★★
11/06/11DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-06-03
メーカー:ニューセレクト

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死霊のいけにえ

2011年06月11日 20時10分14秒 | 洋画ホラー
DEAD FALL/00年/米/90分/ホラー/劇場未公開
監督:ヴィンス・ディ・メッリオ
製作:ヴィンス・ディ・メッリオ
脚本:ヴィンス・ディ・メッリオ

出演:ブラッディ・フィッシャー、パット・ローラー、カースティン・リー、オードレ・ロウイー

<ストーリー>
楽しい休暇を過ごすために森の中の小屋に集まった若者達。しかしその森には、死霊どもが蠢いていた。恐ろしい死霊にとりつかれた恋人が、友人が、人間の血を求めて襲いかかる。
<感想>
古ぼけた小屋、謎めいた地下室、目に見えない悪霊と安物チェーンソーを用意し、小屋の周りにスモッグを焚いたら、あらま『死霊のはらわた』もどきの出来上がり。
とりあえず取り憑かれた人間は白眼にもなります。

自主制作なのか映画学校卒業制作なのか分かりませんが、ズッコケル程低予算。
それでも細かい所はそれなりに頑張っています。
素人なりの『死霊のはらわた』を作るんだ!みたくな意気込みがガンガン伝わってくるのは微笑ましい限りなのだが、流石に出演者の演技下手には目を瞑る事は出来ませんな。
え~そこでそんなリアクション取る?みたいなわざとらしい演技だし。

映画内には4人しか出てきませんし、悪霊人間もピエロみたいなメイクだし、何処に金をかけたのかさっぱり見当もつきませんが、素人流特殊効果?には割と力を入れていて、何とか場面を盛り上げようとしている努力は見受けられます。

卵が割れたら血だまりが出来、そこからグチャドロのドクロマンが登場したり(登場するだけですが)、女性が森をさ迷っている時に枯れ葉!に襲われて枯れ葉人間になったり(なるだけですが)と、苦笑してしまうような出来なんですが、作り手の情熱が伝わってくるので、何か良く頑張ったねと褒めてあげたくなります。

雰囲気は完全に『死霊のはらわた』を意識していますが、当然ながら全く追い付いてませんし、足元にも及ばない完成度。

それでも少人数で大好きな『死霊のはらわた』をリスペクトするべく、限られた予算の中でワイワイ作った結果としては、観れる作品にはなっているので、同じ映画を愛する者としては健闘を称えてあげたいっすね。

全然面白くないけど(笑)。

評価:★☆
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グリーン・ホーネット

2011年06月08日 21時05分45秒 | 洋画アクション
THE GREEN HORNET/10年/米/119分/アクション・アドベンチャー/劇場公開
監督:ミシェル・ゴンドリー
製作総指揮:セス・ローゲン
脚本:セス・ローゲン

出演:セス・ローゲン、ジェイ・チョウ、キャメロン・ディアス、クリストフ・ヴァルツ、エドワード・ファーロング、ジェームズ・フランコ

<ストーリー>
新聞社の息子・ブリットは、何者かに命を奪われた父の遺志を継いで天才発明家・カトーと組んで“グリーン・ホーネット”を結成し、悪党に立ち向かう。
<感想>
TVシリーズは超有名。
観た事が無い人でも、ブルース・リーが出演していた事位は御存知のはず。
相当人気があったみたいですね。
観ていない私はな~んも言えませんが。

そのブルース・リーが演じたカトー茶役を本作ではジェイ・チョウ。
加トちゃんペ
ってやります。

冗談はさておき、王道的なヒーロー映画ですね。
家は金持ち、特殊能力なし、相棒が発明家、秘書が美女。
何かの映画を思い起こさせる設定ではあります。

ストーリーだけ見ればどうこう書く様な中身が詰まったものは無く、明らかにアクションを楽しむ作品と言えるでしょう。
主役2人よりも大活躍し、大部分を盛り上げている改造された車を楽しむのも一考かもしれません。

少しコメディ色もあり、クスッと笑える箇所もあります。

ブリットとカトーのガキの喧嘩みたいな家具ぶっ壊しの殴り合いから始まり、半壊した車が新聞社ビル内を走り回り無茶苦茶に破壊する終わりまで、兎に角“壊してナンボ”精神な所が爽快でもあり、バカバカしくもあり。

周りの人物が一定時間スローモーションになるカトーヴィジョンなるユニークな描写も観られますが、それはおまけ程度に受け止めて、闇雲に無意味に物を壊すお馬鹿映画として気楽に鑑賞される事をお薦めします。
娯楽性は十分にありますが、真面目さは微塵の欠片も無いのでご用心を。
流石セス・ローゲンが脚本に加わっているだけの事はありますな。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
「グリーン・ホーネット(1966~1967)」(オリジナルTVシリーズ)
『ブルース・リーのグリーン・ホーネット(1967)』(オリジナル劇場版第1作)
『ブルース・リー/電光石火(1966)』(オリジナル劇場版第2作)
『グリーン・ホーネット(2010)』(リメイク映画版)

評価:★★★
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レンタル開始日:2011-06-08
メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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エクスペリメント

2011年06月07日 19時04分54秒 | 洋画サスペンス
THE EXPERIMENT/10年/米/97分/R15+/サスペンス/劇場公開
監督:ポール・T・シュアリング
出演:エイドリアン・ブロディ、フォレスト・ウィッテカー、カム・ジガンデイ、クリフトン・コリンズ・Jr

<ストーリー>
失業したばかりのトラヴィスは、高額報酬に釣られ模擬刑務所で生活する心理実験に参加するが…。
<感想>
他国語の映画は作り直せ!精神強きアメリカからのまたもやリメイク作。

エイドリアン・ブロディ主演による3か月連続リリースのトリを飾る作品でもあります。
(因みに4月は『スプライス』、5月は『ジャーロ』

観て思ったんだが、オリジナルはもっと陰湿な感じがしたし、看守役の横暴さに怖さを抱いたものなんだが、こちらはちょっと上品にしちゃって恐怖的なものが薄くなった気がする。

でも、良い人役のイメージが強いフォレスト・ウィッテカーが、そのイメージを崩すタガが外れた鬼畜男を上手く演じ切っていた所には良い意味で驚き。

何せ凌辱を与えた事で優越に浸り

股間を膨らませて

微笑を浮かべるのだから気持ち悪過ぎる。

大まかな内容としてはオリジナルとほぼ一緒。
(細かい部分では大分脚色されているが)
只前述したように、陰気臭い嫌な感じを味あわせる点ではリメイクの方が劣っている。

一つの実験によって、人間の性格が歪んでいく辺りをねっとりと見せてくれるオリジナルはマジ傑作なので、本作よりもそちらを強くお薦めしたい。

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『es [エス](2001)』(オリジナル)
『エクスペリメント(2010)』(リメイク)

評価:★★★
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イップ・マン 葉問

2011年06月07日 19時01分54秒 | 亜細亜アクション
葉問2/10年/香港/109分/伝記・格闘技アクション/劇場公開
監督:ウィルソン・イップ
アクション監督:サモ・ハン・キンポー

出演:ドニー・イェン、サモ・ハン・キンポー、ホァン・シャオミン

<ストーリー>
家族を連れて広東省から香港へ移住したイップ・マンは、その地を仕切る洪拳の師匠・ホンと対立してしまい、武館を閉鎖に追い込まれてしまう。
<感想>
日本軍侵略により住居も仕事も奪われたイップ・マン一家が香港へ渡り、そこで収入源として道場を開き弟子を募って行く

反日メッセージが色濃かった1作目ですが、今作はまだ香港がイギリス領だった頃の話なので、今度は青い目をした人達が「悪」です。

イギリス人に良い様にこき使われているサモ・ハン師匠が、親善試合の余興で弟子が武術を披露した際、ボクシングチャンプが「中国武術はダンスだ!」とバカにした事に対して立腹、自らチャンプに戦いを挑むがツイスターパンチの餌食になり死亡、全てを目の前にしたイップ・マン師匠が同胞の為に奮い立ち、チャンプに自身が戦いを挑む

これはまるで、

ソ連の暴れん坊ドラゴにリングで殺されたアポロの復讐を果たすべく自らリングに上がるイタリアの種馬

そう『ロッキー4/炎の友情』を彷彿させるリベンジムービー!!

いや~中々痛快・爽快な戦いを見せて頂きました。
1作目ではほぼ無敵状態だったイップ・マンがボッコボコにされる。
しかも、試合途中にも関わらず、審判団が「足技禁止」を宣告したが為に、更に形勢不利。
殴られてはリングに体を埋めるイップ・マン。
しかし!!
亡きサモ・ハン師匠の熱き想いが体に降臨したその時、詠春拳真の強さが炸裂。
一気に形勢が逆転し、チャンプを横倒しにした上で顔面フルボッコにする様は圧巻!!

これぞ中国武術の誇りたるものを賭けた戦いなり!

試合後イギリス人観客に対し、「勝敗云々よりも重んじる心が大事」とマイクパフォーマンスするイップ・マンの姿がまたカッコいい。

本作は他にも見所は多いが、中でも

サモ・ハンVSドニー・イェン

による円卓上の戦いは凄過ぎる。
もう動きが早いのなんのって。
ここ瞬き厳禁ですよ。
いや、最早動きが神がかり過ぎて瞬きするのも勿体無い位か。

何にせよ、全てのアクションシーンに度肝抜かれ、興奮が徐々に感動へと変わる至福の時を得れます。
本気の香港カンフー映画は体の奥からゾクゾクさせてくれる。
これだから止められないんだよな~。
いやぁたまんねぇ。

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『イップ・マン 序章(2008)』(第1作)
『イップ・マン 葉問(2010)』(第2作)
『イップ・マン 継承(2016)』(第3作)
『イップ・マン 完結(2019)』(完結編)
参照:
『イップ・マン 序章&イップ・マン 葉問(2回目)』
『イップ・マン 誕生(2010)』
『イップ・マン 最終章(2013)』

評価:★★★★
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