銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

絵を見る

2014-11-13 13:46:15 | 日記

  六本木から新美術館への近道に「龍土町美術館通り」という札が立っていました。

お江戸の()昔の地名町名にはとても風流なのがたくさんあって、できれば

何丁目何番地だけでなく、呼び名を残してほしい(ほしかった)という気持ちは

いつもありますが、たかだか20年前とももう全く違う景色の中に入ると、

う~~ん、それ以上の感慨・・・

 それはともかく、新美術館です。 素晴らしく広いスペース、膨大な展示品・・・

もちろんお目当てがあって行ったのですが、当然ほかの作品も見ますよね。

何百、はとても無理ですが、何十、というレベルでも、小一時間でもうフラフラ。

ふと、「パフォーマンスとしての絵」について考えました。  音楽や舞台を生で味わう場合、

それは時間とともに通り過ぎて行くので、たとえ失敗があっても、また気に入らない

部分があっても、目をそらすこともできるし、通り過ぎるのを待てば終わります。

でも、完成した絵(写真も)は、見つめる限りそこに厳然とあって、

逆に逃れることができないような訴えかけを感じる・・・

そういう気合いがこもっていないと、ああいう作品たちにはならないのだなあ、と

つくづく思い、また、一枚の絵に気分的にかなり影響される自分にも

改めて気付いたしだい。

 

今夜は久々「いっちゃんズ」土井一郎(P)酒井一郎(B)コンビです

軽くハイボールとかリッキーとかで爽やかに聴けるシャープな演奏ですが

実はウィスキーやラムをストレートで飲むようなコクと深みのあるユニットです