都会に遅れること二週間。仙台でもようやく今日から公開されました。
エリック・クラプトン アクロス24ナイツ 予告編
『24ナイツ』リリース当時はちょうど名盤『ジャーニーマン』のツアーを観たばかりだったので、しょっちゅうターンテーブルに載せていました。
あの頃はロック(ブルース?)ミュージシャンがオーケストラと共演するなんて(自分が若かったせいで)想像もできなかったし、ブルース・バンドのステージも(自分が若かったせいで)イマイチだったし、何より「いとしのレイラ」のライヴ・バージョンが聴きたかったのに入っていないし(それまでのライブ・アルバムでも「レイラ」が入っているのは殆どなかったけど)、Eストリート・バンドとローリング・ストーンズがイチバンだと信じていたので、エリックのバンドの面々のスゴさも(自分が若かったせいで)良く分かっていなかったから、9ピースバンドの面(アナログ盤ディスク1のB面)ばっかり聴いていました。
今でもこのときの「ワンダフル・トゥナイト」はおセンチなエリックの魅力爆発!今回の『ディフィニティヴ・24ナイツ』で初めてオフィシャルで登場した「レイラ」よりも51秒も長いバージョンが大好きです。だから4月の武道館で披露された”ほぼアルバム・バージョンのまんま”版が物足りなくて物足りなくて...。
そしてほぼ同時期に出た映像作品(VHSで持っていました)は画質は悪いし編集は荒いしで、あまりすきじゃありませんでした。
しかし!!
今回公開された『アクロス24ナイツ』は全くの別物。音も映像も見違えるほどにキレイに生まれ変わって、件の「ワンダフル」もオリジナル『24ナイツ』収録版ではなく、オーケストラ版。初めて聴いたけどそれがまた良いんです。
そしてブルース・バンドの場面も、『ザ・ディフィニティヴ・24ナイツ』の音源よりも遥かに素晴らしいのにビックリしました。このステージの数年後に鬼籍に入られたアルバート・コリンズをフューチャーした「ブラック・キャット・ボーン」(ジョニー・ウィンターの曲なんですね)と、今や大好きなミュージシャンである、バディー・マザー・フ〇〇カー・ガイをフューチャーした「マイ・タイム・アフター・ア・ホワイル」は、あまりの楽しさに涙が止まらなくなるアドリブだらけの名演です。この楽しさは音源からでも十分伝わってくるんですが、バディの後ろで終始ニコニコしながらバディを見守るエリックの表情や、バディに呼ばれて「なかなか上手いじゃないか!」とからかわれながらギターバトルを展開するエリックの姿、ハイテンションで時計を気にしながらアドリブをやめないバディのお茶目な様子なんかは、映像ならでは。この2曲を観るだけでも劇場に足を運ぶ価値ありです。
全47曲5時間48分にもなる『ザ・ディフィニティヴ・24ナイツ』からすればダイジェストのダイジェストのような映画ですが、ベルサーチのスーツに身を包んで、時折長い髪をかき上げながら今の10倍はギターを弾きまくっていた若き日のエリックが存分に楽しめる115分です。
劇場においでの際は大き目のタオルを持参することをおススメします。
また観にいこうっと。
エリック・クラプトン アクロス24ナイツ 予告編
『24ナイツ』リリース当時はちょうど名盤『ジャーニーマン』のツアーを観たばかりだったので、しょっちゅうターンテーブルに載せていました。
あの頃はロック(ブルース?)ミュージシャンがオーケストラと共演するなんて(自分が若かったせいで)想像もできなかったし、ブルース・バンドのステージも(自分が若かったせいで)イマイチだったし、何より「いとしのレイラ」のライヴ・バージョンが聴きたかったのに入っていないし(それまでのライブ・アルバムでも「レイラ」が入っているのは殆どなかったけど)、Eストリート・バンドとローリング・ストーンズがイチバンだと信じていたので、エリックのバンドの面々のスゴさも(自分が若かったせいで)良く分かっていなかったから、9ピースバンドの面(アナログ盤ディスク1のB面)ばっかり聴いていました。
今でもこのときの「ワンダフル・トゥナイト」はおセンチなエリックの魅力爆発!今回の『ディフィニティヴ・24ナイツ』で初めてオフィシャルで登場した「レイラ」よりも51秒も長いバージョンが大好きです。だから4月の武道館で披露された”ほぼアルバム・バージョンのまんま”版が物足りなくて物足りなくて...。
そしてほぼ同時期に出た映像作品(VHSで持っていました)は画質は悪いし編集は荒いしで、あまりすきじゃありませんでした。
しかし!!
今回公開された『アクロス24ナイツ』は全くの別物。音も映像も見違えるほどにキレイに生まれ変わって、件の「ワンダフル」もオリジナル『24ナイツ』収録版ではなく、オーケストラ版。初めて聴いたけどそれがまた良いんです。
そしてブルース・バンドの場面も、『ザ・ディフィニティヴ・24ナイツ』の音源よりも遥かに素晴らしいのにビックリしました。このステージの数年後に鬼籍に入られたアルバート・コリンズをフューチャーした「ブラック・キャット・ボーン」(ジョニー・ウィンターの曲なんですね)と、今や大好きなミュージシャンである、バディー・マザー・フ〇〇カー・ガイをフューチャーした「マイ・タイム・アフター・ア・ホワイル」は、あまりの楽しさに涙が止まらなくなるアドリブだらけの名演です。この楽しさは音源からでも十分伝わってくるんですが、バディの後ろで終始ニコニコしながらバディを見守るエリックの表情や、バディに呼ばれて「なかなか上手いじゃないか!」とからかわれながらギターバトルを展開するエリックの姿、ハイテンションで時計を気にしながらアドリブをやめないバディのお茶目な様子なんかは、映像ならでは。この2曲を観るだけでも劇場に足を運ぶ価値ありです。
全47曲5時間48分にもなる『ザ・ディフィニティヴ・24ナイツ』からすればダイジェストのダイジェストのような映画ですが、ベルサーチのスーツに身を包んで、時折長い髪をかき上げながら今の10倍はギターを弾きまくっていた若き日のエリックが存分に楽しめる115分です。
劇場においでの際は大き目のタオルを持参することをおススメします。
また観にいこうっと。