表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

高倉健さんを偲んで...

2014-11-18 13:25:47 | 映画

高倉健さんがお亡くなりになったそうです。

享年83歳。

劇場で観たのは『あなたへ』が最後となってしまいました。

僕は一度だけ健さんにお会いしたことがあります。

若い頃勤めていた映画関連会社の社内で、新作の試写に訪れたときでした。とっても綺麗なマネージャーの女性とお二人で。

その日は社内中「今日、建さん来るんだって!!」と朝から大騒ぎでした。僕は下っ端だったし、どうせ会えないと諦めていました。

しかし!!

僕の部署は幸運にも試写室(といっても35㎜どころか70㎜のフィルムもかけられる、本格的な試写室でした)のすぐ脇だったんです。

だとしても来社時間も分からなかったし、「もし会えたらサインもらおう!!」程度に思いながら同じ部署の方数名と喫煙スペースで煙草を吸っていました。

そこに突然、会社のお偉いさんに案内されながら健さんが階段を昇ってきたのです。

あまりにも急すぎる展開に、僕はサインのコトなどすっかり忘れて(多分文字通り)口をあんぐり開けて健さんを見つめていたと思います。

すると健さんの方からあの声で「おはようございます」と声をかけて頂き、映画そのままの会釈までして頂きました。

我に返った僕らも、何とか「おはようございます」と必死で声を振り絞りご挨拶(笑)

そのまま健さんは試写室へと消えて行きました。

僕はその時のコトを、まるで昨日のコトのようにありありと覚えています。多分本当の大スターだけがもつオーラ。オーラってホントに見えるんですね(^^)

ちなみに健さん以外でオーラを放っていたのを見たは、ゴルフ場のトイレでお会いしたジャンボ尾崎さんと、東京ドームのVIP席の後ろのレストランでお会いした、讀賣の渡邉恒雄さん(別な意味のオーラだけど)だけです。

とにかく健さんの訃報に接し、今はただ驚きとショックしかありません。ご冥福をお祈り致します...という言葉もむなしい火曜日の昼下がり。今夜はこれを観ながら一人追悼式ですね。

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L.A. フォーラム~ライヴ・イン 1975

2014-11-18 12:46:23 | ローリング・ストーンズ

ハンプトン・コロシアムのライヴが想像をはるかに超えて良かったので、同時期に発売された『L.A. フォーラム~ライヴ・イン 1975』を購入しました。

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【DVD収録内容】
[1975年7月12日 アメリカ/カリフォルニア州ロサンゼルス LAフォーラムにて収録]

01.イントロダクション
02.ホンキー・トンク・ウィメン
03.オール・ダウン・ザ・ライン
04.イフ・ユー・キャント・ロック・ミー~一人ぼっちの世界
05.スター・スター
06.ギミー・シェルター
07.エイント・トゥー・プラウド・トゥ・ベッグ
08.ユー・ガッタ・ムーヴ
09.無情の世界
10.ハッピー
11.ダイスをころがせ
12.イッツ・オンリー・ロックン・ロール
13.バンド・イントロズ
14.ドゥー・ドゥー・ドゥー・・・(ハートブレイカー)
15.フィンガープリント・ファイル
16.悲しみのアンジー
17.ワイルド・ホース
18.ザッツ・ライフ
19.アウタ・スペース
20.ブラウン・シュガー
21.ミッドナイト・ランブラー
22.リップ・ディス・ジョイント
23.ストリート・ファイティング・マン
24.ジャンピン・ジャック・フラッシュ
25.悪魔を憐れむ歌

この作品はBlu-layのリリースではなくDVDです。レコードコレクター誌にも掲載されていましたが、40年前の映像のためか途中映像の乱れが多々あるのでBlu-lay化は断念したんでしょうね。それでも当時のフル・ライヴがしっかり残っていたことに感謝しましょう。

しかし!!

この時期のライヴ盤といえば名盤『ラヴ・ユー・ライヴ』。あの演奏曲目に馴染んでいたので、今回のこの作品も衝撃的でした。音だって初期のアナログ盤だとモコモコしていて聴きにくかった(でもそこが好きだった)のに、これもボブのおかげでクリアーになっていてビックリ

映像は更に衝撃的で、ミックは空を飛ぶし、みんな目がイッちゃってるし、ビリー・プレストンのヘアスタイルはまるでカリフラワーだし(笑)そのクセ信じられないような軽やかなステップでダンスまで披露してるし、とにかくパワフルなステージを繰り広げています。

次は当然『スティール・ホイールズ』(または『アーバン・ジャングル』)ツアーからのアーカイヴでしょう。すでに東京公演の分は出ていますが、別なヤツもオフィシャルの音と映像で体感したいです。

さすがに新作のフルアルバムはあまり期待できないので(来年あたり出しそうだけど)、アーカイヴ・シリーズが続いていくことを祈っています。

ブルースも今日から2014年の『ハイ・ホープス』ツアー(再販)と、ブートでお馴染みの2013年の名演『アポロシアター』をリリースしましたね。

http://live.brucespringsteen.net/default.aspx

しかも今回はCDでのリリースもあるようで、各公演毎にジャケットのデザインが違う(それもみんなカッコ良い)という、何ともマニア泣かせなコトをやらかしています。

CDは一枚(二枚組?)$23。良く考えて買わないと後悔しそうです(笑)


おしらせ

2014-11-13 11:30:22 | 焙煎珈琲裏通り

現在使用しているOCNのBlogzineのサービスが今月いっぱいで終了するんですって。

それに伴い、お店の情報満載!!ではない当ブログも、近日中にgooブログの方にお引越しします。その際は再度お知らせしますが、当面は現在のURLでも勝手にジャンプして引っ越し先に連れてきてくれるそうです。

せっかく一部の方々に定着してきたんですけどね。

ま、仕方がないのでそんな感じで宜しくお願いします(^^)/Img_7611


ハンプトン・コロシアム

2014-11-12 19:08:05 | ローリング・ストーンズ

先月発売されたローリング・ストーンズのアーカイヴ・シリーズ『ハンプトン・コロシアム・ライヴ・イン1981』。

St1981

【Blu-ray収録内容】
[1981年12月18日 アメリカ/ヴァージニア州ハンプトン・コロシアムにて収録]

01.イントロダクション
02.アンダー・マイ・サム
03.ホエン・ザ・ウィップ・カムズ・ダウン
04.夜をぶっとばせ
05.シャッタード
06.ネイバーズ
07.黒いリムジン
08.ジャスト・マイ・イマジネーション
09.トゥエンティ・フライト・ロック
10.ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー
11.レット・ミー・ゴー
12.タイム・イズ・オン・マイ・サイド
13.ビースト・オブ・バーデン
14.友を待つ
15.レット・イット・ブリード
16.無情の世界
17.バンド・イントロダクション
18.ハッピー・バースデー・キース
19.リトルT&A
20.ダイスをころがせ
21.氷のように
22.ハング・ファイアー
23.ミス・ユー
24.ホンキー・トンク・ウィメン
25.ブラウン・シュガー
26.スタート・ミー・アップ
27.ジャンピン・ジャック・フラッシュ
28.サティスファクション

今までこの当時のツアーはハル・アシュビー監督の『レッツ・スペド・ザ・ナイト・トゥゲザー』で断片的に見ることはできましたが、この作品はほぼノーカット(バックステージの様子まで)でパッケージされているので見応え十分!! アルバム「スティル・ライフ」や映画の曲順や演奏に馴染んでいたので、この作品は衝撃的ですね。

映画と被る演奏や映像があると思ったらやはりアシュビー監督が一枚噛んでいました。しかもブルースの作品でもお馴染みのボブ・クリアマウンテンが素晴らしいミックスをしているので、音像も迫力満点!!

個人的には映画のオープニング、「アンダー・マイ・サム」~「レッツ...」の流れがスゴく好きでしたが、間に名曲「ホエン・ザ・ウイップ・カムズ・ダウン」が隠れていたんですね。

そしてストーンズ・ナンバーで一番好きな「レット・イット・ブリード」。映画ではズタズタに編集はされていたけど、ビルとチャーリーがいっぱい写っているので、それはそれで好きでした。でも今回改めて通して聴いてみると、ミック、キース、ロニー三者三様の(好き勝手に見える)ギターが絶妙に絡み合って最高です。

バンド紹介の後のハッピー・バースデー・キースも、「リトルT&A」のイントロをかき鳴らしたところに乾杯用のドリンクが運ばれてきて中断しちゃったり、ノーカットならではのハプニングも楽しいですね(#^.^#)

全体的にガチガチに造り込んだ後の(生で見てきた)ツアーと比べ、とってもルーズで各自が自由に演奏している姿(これもチャーリーとビルがしっかりしているから成立するんでしょうけど)、何よりみんな(当然)若いので演奏もアクションもキレキレだし、そんな混沌としたカオスがたまりません。好みは分かれると思いますが、リサのいる『スティール・ホイールズ』以降のライヴも良いけど、この頃のオトコ臭いローリング・ストーンズも良いですね。

今後は様々なアーティスト(数年前から始まっていたけど)が、こういう完全版の"アーカイヴもの"に力を入れていくんでしょうね。リアルタイムで体感できなかった僕らには嬉しい反面、どれを選んだらよいのか悩ましい時代になりました(笑)


ドゥービー・ブラザーズ『サウスバウンド』

2014-11-11 20:35:45 | Rock

ドゥービーズの新作『サウスバウンド』はとってもとっても楽しみですねヽ(^o^)丿

http://www.sonymusic.co.jp/artist/TheDoobieBrothers/info/446367

<収録曲>

<colgroup><col width="43" /><col width="18" /><col width="677" /></colgroup>
1 ブラック・ウォーター with ザック・ブラウン・バンド
    Black Water with Zac Brown Band
2 リッスン・トゥ・ザ・ミュージック with ブレイク・シェルトン&ハンター・ヘイズ(g)
    Listen to the Music with Blake Shelton and Hunter Hayes on Guitar
3 ホワット・ア・フール・ビリーヴス with サラ・エヴァンス 
    What a Fool Believes with Sara Evans
4 ロング・トレイン・ランニン with トビー・キース&ヒューイ・ルイス(ハーモニカ) 
    Long Train Runnin' with Toby Keith and Heuy Lewis on harmonica
5 チャイナ・グローヴ with クリス・ヤング 
    China Grovewith Chris Young
6 ドゥービー・ストリート with ラヴ・アンド・セフト  
    Takin' It to the Streets with Love and Theft
7 希望の炎 with ケイシー・ジェームス 
    Jesus Is Just Alright  with Casey James
8 ロッキン・ダウン・ザ・ハイウェイ with ブラッド・ペイズリー 
    Rockin' Down the Highway with Brad Paisley
9 君の胸に抱かれたい with タイラー・ファー
    Take Me in Your Arms (Rock Me)  with Tyler Farr
10 サウス・シティ・ミッドナイト・レディ with ジェロッド・ニーマン 
    South City Midnight Lady with Jerrod Niemann
11 ユー・ビロング・トゥ・ミー with アマンダ・スダーノ・ラミレス、ヴィンス・ギル(g)
    You Belong to Me with Amanda Sudano Ramirez of The Band Johnny Smith with  Vince Guill on guitar
12,13 ノーバディ  with チャーリー・ウォーシャム
   

Nobody Intro~Nobody with Charlie Worsham

去年のジョン・フォガティのアルバムもそうでしたが、豪華ゲストを交えてのセルフカバーは流行りなんですね。

発売日が待ち遠しいです(^^)