表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

マックィーンの思い出

2014-11-07 09:06:20 | 映画

毎年11月7日になると書かずにはいられないのが、マックィーンの命日にちなんだ彼の思い出。

1980年の今日(当時中一でした)18時50分、彼は逝ってしまいました。記憶は確かではありませんが、19時か21時のニュースでそれを知り泣いたのを覚えています。ネットのない時代、テレビか新聞でしかそんな情報は流れてきませんでしたからね。

それから十数年はあの日あの時間になると、彼のポスターの前で手を合わせていました。

P108

毎年彼の出演作品のランキングを載せていますが、全く変わっていないので今回は割愛します。

昨日久し振りに『ゲッタウェイ』を観ました。何度観ても面白いですね。さすがに絶頂期の作品だけあって 、アクションも演技もキレキレ。決してオーバーアクトにならないギリギリの部分で主人公ドクを演じています。

スティーブ・マックィーン という役者さんは、ダスティン・ホフマンやロバート・デ・ニーロのように"役になりきる"のではなく、与えられた役柄を自分の中でじっくり咀嚼して"役を演じた"んじゃないでしょうか。

なので『民衆の敵』以外の殆どの作品は、どれを観ても彼そのもの。特に『ネバダ・スミス』や『シンシナティ・キッド』なんかは、地でいってるような感じです。

でも『華麗なる賭け』以外の殆どの作品は、彼の人生の苦労(伝記で読んだだけですが、子供の頃から相当苦労しています)が滲み出ていて、それが変に暗くならず作品にある種の重みをもたらせていると思います。

享年50歳。返す返すも逝くのが早すぎました。同級生のクリント・イーストウッドは80を過ぎた今でも精力的に映画を作っているのに...

僕はそのイーストウッド作品の最高峰、『許されざる者』のジーン・ハックマン演じた保安官か、モーガン・フリーマン演じた相棒を、歳を重ねたマックィーンが演じたら...なんて妄想に耽っています。

もうすぐ彼が逝ってしまった年齢を追い越してしまいますが、スティーブ・マックィーンは永遠に僕の人生の師であり永遠の憧れです。

ブルースと渥美さんにならんで(^^)

※全て個人の感想です。