
ヘルシンキは歴史のある街なのに、観光らしいものをしていませんでした。美しい街を見ないともったいないので、地図を見たり、トラムの番号を調べて、少しまわることにしました。
11月後半の今は、日の出が8時半過ぎ。
朝と言っても外は全くの夜のままで、なかなか明るくなりません。
日の入りは、なんと3時半!昼ごはんを食べると、じきに真っ暗になってしまいます。
だから、日のあるうちに動ける時間がとても短いのです。しかも、どんよりと暗い空。霧雨もしょっちゅう降っています。限りある時間を有効に使い、夜は早めにホテルに帰り、サウナで疲れを取る、という日々を送っています。
前置きが長くなりましたが、今日は、木の教会、ウスペンスキー大聖堂(ロシア式)、ヘルシンキ大聖堂(フィンランド式)、港、首相官邸、岩の教会などをまず回りました。
初めの写真が「木の教会」ですが、デザインが現代的過ぎるので、いきなり見ても「なんだこれ?」と思われるかもしれません。しかし中に入るとシンプルながらとても厳かで、祈りの気持ちに包まれました。
ロシア式のウスペンスキー大聖堂は華やか。


ヘルシンキ大聖堂は、シンプル。


イメージは違っても、それぞれ重みがありました。
港周辺にそんな大事な施設が集中しており、ロシアやスゥエーデンなどいろいろな国と向き合いながら、独立を勝ち取って行ったフィンランドのアイデンティティを感じられる界隈でした。
岩の教会はすこし離れた場所、街の北側にありました。トラムを乗り換えて向かいました。

ヘルシンキは、岩の多い街。それを利用したデザインは一見奇抜ですが、祭壇の前で手を合わせてみると、自然の力を感じたり、祈る気持ちに包まれていきました。パワースポットという感じです。不思議な体験でした。

ここで録音されたピアノのCDを売っていました。一枚買いましたので、聴くのが楽しみです(^^)♪

さて、ランチです。ここはどこだかわかりますか?
映画の舞台となった「かもめ食堂」です。
少し形を変えてはいますが、同じ名前で営業していますので、旅行中に行けたらいいな、と思っていたのです。

今日のランチは、おにぎりと魚のフライでした。
食後にコーヒーとシナモンロールも注文しました。帰ったらもう一度映画を見直したいな(^^)

さて、日も暮れてきました。名古屋で言うと、まあつまり松坂屋のような(*^^*)大きな百貨店に行きました。

洋服のブランドなどは世界中どこも本当に変わらないけど、特徴のあるのは美しいサウナ用品が並んでいたこと。

クリスマス用品も売られていました。


大きな通りの真ん中の大通り公園の電飾を見たり、

クリスマス用品のウィンドウを見たりしました。

一度くらいは本格的なフィンランド料理を食べたいと娘が言って、店を調べてくれました。
どれも家庭料理のようですが、とても手間がかかっていておいしかったです。


珍しいトナカイの肉や、名物のミートボール、ベリーのソース、にしんの甘酢漬け、じゃがいも料理もとてもおいしかったです。料理への深い愛を感じる味でした。

明日はいよいよ帰国。サウナの前に荷造りをしました。寂しいな(^^)