
飯田門下生による合唱団「CORMI」の第一回演奏会が終わりました。
自分ごとではありますが、満席のお客様が、一曲終わるごとに「おお〜」と心の中で歓声を上げているのを感じました。
こんな演奏会というのは、そうそうあるものではありません。
「指揮者の井崎先生の存在は音楽そのもの」
「この指揮者で、このオケで、音楽をする経験を生徒たちにも味わって欲しい」
と、師匠の飯田みち代先生が立ち上げた合唱団です。
普段はソロとして立派に活動している人もたくさんいるし、それ故に合唱の立場で歌うのは初めてという人も多い、という合唱団でした。
井崎先生の音楽は、抽象的な言い方になりますが、何というか、「生きている」という生命感に溢れている、と感じました。
すべての音が「生きている」のです。
音楽は生きること。
演奏者も、お客様も、全てがそう感じた演奏会だったのでは、と思いました。
アンコールは、ドボルザークの「家路」を用意していました。
ドイツ語ですが、しみじみと心に沁みる演奏ができたと思います。
が、しかし!!!
マエストロは再び指揮台に戻ってきたときに、指2本を上げました。
それは、ジェンキンスの「二番」
つまり、一番有名で、一番ワクワクして、一番心を揺さぶられる、あの「Dies Irae」をもう一度やると言うのです!!!
そんな力は自分に残っているのか?!と合唱団員は全員思ったと思います。
「家路」を辿っていると思ったら、マエストロに連れて行かれたのは「地獄」なのでした(^^)
もう一度、ワクワクして、心揺さぶられ、エネルギー溢れる「Dies Irae」を演奏して、私たち演奏者も、もちろんお客様も、熱くて深い音楽への愛を共有して、演奏会は終わりました。
帰り際「これは売れるよ」と言われたお客様があったと聞きました。
「この演奏会は売れる」
中身は素晴らしい!
これを箱に入れて、売り歩きたい。
日本で、いやそれに留まらず、世界中のいろいろな街の会場で、この音楽を聞いて欲しい!
私の中に住んでいる「プロデューサー魂」(そんなのあったのか?!)が、動き出しました。
まだ夢の中にいるようで、新たな夢を見始めたのか。魔法にかかっているのか(^^)
私の音楽人生。
これからどうなるのでしょう(^^)
今夜は、マエストロと、一緒に演奏したみなさんと、大好きな先生と、お客様に深い感謝をしながら、眠りにつきましょう。
おまけは、今日の楽屋弁当です。
今朝摘んだ家のレタスをたっぷり挟んだ「おにぎらず」です(^^)