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バーボングラス片手のロックな毎日

週刊漫画の日 漫画の未来

2018-03-18 04:00:08 | BOOK/COMICS
3月17日は週刊漫画の日。
少年マガジンと少年サンデーが発売された日で制定されたということだが、この記念日を知ってる人は一体何人いるんだろう。一年365日なんかの記念日だからな。

週刊少年ジャンプの70年代、サーキットの狼や男一匹ガキ大将、アストロ球団なんかも面白かったね。


80年代は週刊少年ジャンプの黄金時代だったね。600万部を売り上げ、月曜日になると電車の中はジャンプを読んでる人でいっぱいだった。当時仲が良かったジョンってアメリカ人(知り合いのところでホームスティしてた)が「日本人はMondayはMangaを読む日なのかぃ?」って聞いてきたくらいだ。それくらいみんな読んでたね。
当時のジャンプは北斗の拳、キン肉マン、ドラゴンボール、ろくでなしブルース、スラムダンクって人気漫画が目白押しだったね。すすめ!パイレーツが好きだったなぁ。


少年マガジンもかなり売れてた。
あしたのジョーや愛と誠、巨人の星、空手バカ一代、釣りキチ三平などのマガジンの黄金期はもうちょっと前だけどね。翔んだカップルも最初はラブコメギャグだったのだがだんだん重いテーマになっていったのが印象的。それでもコータローまかり通るとかバリバリ伝説とかはじめの一歩とかミスター味っ子とか面白い作品が多かったね。


少年サンデーも黄金期は70年代かな。まことちゃんとかがんばれ元気、男組とかね。サバイバルって今読んでも面白い。
どちらかというと劇画ちっくなものが多かったのだが80年代にはいるとタッチとかうる星やつらとかが始まって路線変更。その中でも二人鷹とかB.B.は面白かったね。



上條淳士のTO-Yは未だに俺のバイブルだ。アニメも悪くなかったね。


アニメといえばからくりサーカスも今度アニメ化されるらしいね。JOJOと同じく本当にできるのか?ちょっと期待と不安。


少年チャンピオンも70年代にはブラックジャック、恐怖新聞、がきデカ、750ライダーってヒット作が目白押し。マカロニほうれん荘と青い空を白い雲がかけてったはハマったなぁ。

チャンピオンは80年代になると途端に失速。人気漫画はドカベン。ロック漫画の金字塔気分はグルーピーは名作だと思ってる。

このころからヤンキー漫画が増えたと思う。熱笑!花沢高校とかLet'sダチ公とかね。その後ウダウダやってるヒマはねェ!とか京四郎とかに続くね。

少年キングってのもあった。実はマガジンサンデーに続いて三番目の週刊漫画誌なんだがめちゃマイナー。柔道一直線とか怪物くん、ワイルド7などの有名作品があるんだけどね。銀河鉄道999や超人ロックなんかもキングだ。湘南爆走族は未だに好きだな。


1970年代にヒットしたエコエコアザラクの作者・古賀新一がお亡くなりになられたた。
恐怖漫画とかホラー漫画とか怪奇物とかって根強い人気があるよね。つのだじろうさんの恐怖新聞とかうしろの百太郎、藤子不二雄の魔太郎が来る、楳図かずおの漂流教室。怖いんだけど読んでしまう。夜中にトイレ行くとドア閉めるのがちょっと嫌だったり、お風呂で頭洗ってるとき目を開けるとなんかいるような気になったりね、ちょっとビビリ。

今じゃ週刊漫画誌は全然売れないらしい。廃刊になった週刊誌も多いしね。漫画離れしてるのか紙ベースで読まずにネットで読むのが主流になったからか。それとも何でもかんでもアニメ化するからかね。
漫画=MANGAやアニメが日本のサブカルチャーの代名詞としてクールジャパンとか言ってられるのも、これらの週刊漫画誌の歴史があってこそ。
和食とおなじく、若者が離れていったら今後は衰退していくだけだ。どうなっていくんだろうか。

蛭子能収さんは漫画を描くよりテレビに出た方が手っ取り早く稼げると言っておられた。実際原稿料って安いんだよね。週刊連載で締め切りに追われてもアシスタントの給料や家賃など経費払ったらほとんど残らないらしい。単行本が売れないと印税も入らない。それが今のマンガ界の現状だ。

今後マンガはどうなるのだろう。
とりあえず昔の漫画を引っ張り出して読んでみる。何の解決にもならないけどさ。