京都では100年以上続いてないと老舗とは名乗れないらしい。
とは言えこのご時世、続けるだけでも大変。
商店街は大型量販店やスーパーに負けて、あと言う間に寂れてしまったりする。
携帯ショップやチェーン店が出来たところは、以前は何の店だったか覚えてないくらい。
高槻の駅前商店街。
ここも半分は携帯ショップやカラオケ屋とかカフェとか新しい店に変わってるが、結構昔から続く店も頑張ってる。
BGMがない喫茶店。
千疋屋のごとく高価な果物しか売ってない果物屋。
鮮度とモノはいい八百屋。
つい買いそうになる豆腐屋。
老人になっときまだあれば是非通いたい囲碁クラブ。
そして食事処の多津屋。
この多津屋は今の場所に1940年代に移ってきたというからそれだけでも70年以上続くお店だ。(明治とか大正からお店はあるみたいだ)
うどん類やかき氷なんかもある食事処だが、ガキの頃からWカツカレー(店のメニュー表記はダブルカレーだが俺らはWカツカレーと呼んでる)をよく食べに行った。というよりそれ以外食べたことがない。
カツカレーじゃないよ。カツとじにカレーをかけたって代物。カツとじとカレーが両方食える。なんてお得なメニュー。
カツとじも食べたいがカレーも食べたい!どっちも食いたい。うーん悩むぜって客が店主に行って作ってもらったメニューなのか、それぞれ別々に頼んだ二人の客が、ちょっとづつシェアした結果生まれたメニューなのか。由来は知らないがとにかく美味い。
或る日突然食いたくなって行ったりする。そこに店のある有り難さ。
最近は久々に行くと店が変わってたり、あっても方針が変わったのか代替わりしたのかわからんが、以前の雰囲気が全く損なわれてしまってたりする店が多いが、この多津屋はいつも変わらず同じペースで営業してる。
食べ物屋なのにジュースはオレンジジュースくらいしか置いてない。コーラとかウーロン茶とかもなかったはずだ。子供は来るなってスタンスか。
ビールとかも置いていない。あるのかもしれないがメニュー(お品書き)には載っていない。ここはメシを食うとこだ、飲みたきゃ他に行けってスタンスかな。
カツとじを肴にビールってのも合うんだけどね。酔いどれ客は声もでかいし長居もするし、女性客が嫌がるからか。
とち狂ってちょい飲み客を拾おうとしている吉野家に見習わせてあげたいね。回転率が命のファストフードが何してんだって前に、国道沿いの吉野家でどうやってちょい飲み客が行けるというんだ?歩いて行けと?しかも深夜はアルコールは出さない?本末転倒。
その多津屋の話で高槻在住のお客様と盛り上がった。
その方は多津屋では中華そばしか食べないそうだ。そんなメニューがあることさえ知らなかったが、結構定番らしい。
その人はお餅をトッピングしてもらうそうだ。それもうまそうだね。このお店は昔からトッピングをしてくれる。卵とかね。しかもどれも100円くらい。どこまでも腹ペコ小僧に優しい店。吸い物も100円くらいだったんじゃなかったかな。あまりよく知らないけど。
中華そばが食いたくなって、それで初めてWカツカレー以外のメニューを食いに行った。
店に入りメニューを見る。
うーんやっぱりいつものWカツカレーが安心で定番だよなぁ。でもサァ先日名古屋の松岡カレーとかいうやつやべて散々な目にあったから、当分カレーはいいか。
お客様一押しの中華そばか。
とそこで目に入ってきたのはカレーヌードルというメニュー。
カレーヌードル?カレーラーメンでもなければカレーそばでもない、カレーヌードル。
まさかカップヌードルのカレーじゃないよな。なんだこれ?
中華そばにカレーをかけてみたってやつか?
店員に聞くとうどんにカレーをかけたやつとのこと。
メニューをうどんの欄に戻すとそこにはカレーうどん590円と明記されてる。でもカレーヌードルは別のページ。600円。
カレーヌードルがうどんにカレーをかけたものだとしたら、カレーうどんとの違いがわからん。
店員を呼び止め再度詳しく聞く。どうやらカレーうどんはだしにカレー粉を混ぜて小麦粉でとろみをつけた出汁、カレーヌードルは普通のうどんにカレーライスのカレールーをぶっかけたものということが判明。どっちがうまいんだ。どう違うんだ。誰かと一緒なら二つ頼んで違いを確かめられるのだが、今日は生憎一人だ。しかも病み上がりの今の俺は、2杯はよう食わん。
「今日は中華そばを食べに来たんだろ」
「悩むなら定番のWカツカレーにしときなよ」
「カレーヌードルチャレンジでしょ」
脳内でバトルすること約30秒。
店員に
「カレーヌードルで」
と頼む。
その5秒後
「すいません、やっぱりカレーうどんで」
先日のチョイスミスが未だ響いてて冒険できない自分にちょっと自己嫌悪。
店員さんも心なしか「ふっ・・ヘタレね」って思われてるように見えた。
カレーうどんのお味?美味しかったよ。普通にね。
ちくしょう。なんか負けた気分。
是非次回はカレーヌードルにチャレンジ。
大丈夫お店は無くならない。
ちなみにこの多津屋。夜は7:30までの営業だ。
これもまたアホみたいに深夜2時とか3時まで営業してるチェーン店は見習ったほうがいい。
晩御飯はそのくらいの時間に食べるもんだ。だらだら営業しても仕方がない。閉めるぜ。勿体無い?もうけ損なってる?うちは70年続いてますけど何か?って自信があるんだろうね。
とは言えこのご時世、続けるだけでも大変。
商店街は大型量販店やスーパーに負けて、あと言う間に寂れてしまったりする。
携帯ショップやチェーン店が出来たところは、以前は何の店だったか覚えてないくらい。
高槻の駅前商店街。
ここも半分は携帯ショップやカラオケ屋とかカフェとか新しい店に変わってるが、結構昔から続く店も頑張ってる。
BGMがない喫茶店。
千疋屋のごとく高価な果物しか売ってない果物屋。
鮮度とモノはいい八百屋。
つい買いそうになる豆腐屋。
老人になっときまだあれば是非通いたい囲碁クラブ。
そして食事処の多津屋。
この多津屋は今の場所に1940年代に移ってきたというからそれだけでも70年以上続くお店だ。(明治とか大正からお店はあるみたいだ)
うどん類やかき氷なんかもある食事処だが、ガキの頃からWカツカレー(店のメニュー表記はダブルカレーだが俺らはWカツカレーと呼んでる)をよく食べに行った。というよりそれ以外食べたことがない。
カツカレーじゃないよ。カツとじにカレーをかけたって代物。カツとじとカレーが両方食える。なんてお得なメニュー。
カツとじも食べたいがカレーも食べたい!どっちも食いたい。うーん悩むぜって客が店主に行って作ってもらったメニューなのか、それぞれ別々に頼んだ二人の客が、ちょっとづつシェアした結果生まれたメニューなのか。由来は知らないがとにかく美味い。
或る日突然食いたくなって行ったりする。そこに店のある有り難さ。
最近は久々に行くと店が変わってたり、あっても方針が変わったのか代替わりしたのかわからんが、以前の雰囲気が全く損なわれてしまってたりする店が多いが、この多津屋はいつも変わらず同じペースで営業してる。
食べ物屋なのにジュースはオレンジジュースくらいしか置いてない。コーラとかウーロン茶とかもなかったはずだ。子供は来るなってスタンスか。
ビールとかも置いていない。あるのかもしれないがメニュー(お品書き)には載っていない。ここはメシを食うとこだ、飲みたきゃ他に行けってスタンスかな。
カツとじを肴にビールってのも合うんだけどね。酔いどれ客は声もでかいし長居もするし、女性客が嫌がるからか。
とち狂ってちょい飲み客を拾おうとしている吉野家に見習わせてあげたいね。回転率が命のファストフードが何してんだって前に、国道沿いの吉野家でどうやってちょい飲み客が行けるというんだ?歩いて行けと?しかも深夜はアルコールは出さない?本末転倒。
その多津屋の話で高槻在住のお客様と盛り上がった。
その方は多津屋では中華そばしか食べないそうだ。そんなメニューがあることさえ知らなかったが、結構定番らしい。
その人はお餅をトッピングしてもらうそうだ。それもうまそうだね。このお店は昔からトッピングをしてくれる。卵とかね。しかもどれも100円くらい。どこまでも腹ペコ小僧に優しい店。吸い物も100円くらいだったんじゃなかったかな。あまりよく知らないけど。
中華そばが食いたくなって、それで初めてWカツカレー以外のメニューを食いに行った。
店に入りメニューを見る。
うーんやっぱりいつものWカツカレーが安心で定番だよなぁ。でもサァ先日名古屋の松岡カレーとかいうやつやべて散々な目にあったから、当分カレーはいいか。
お客様一押しの中華そばか。
とそこで目に入ってきたのはカレーヌードルというメニュー。
カレーヌードル?カレーラーメンでもなければカレーそばでもない、カレーヌードル。
まさかカップヌードルのカレーじゃないよな。なんだこれ?
中華そばにカレーをかけてみたってやつか?
店員に聞くとうどんにカレーをかけたやつとのこと。
メニューをうどんの欄に戻すとそこにはカレーうどん590円と明記されてる。でもカレーヌードルは別のページ。600円。
カレーヌードルがうどんにカレーをかけたものだとしたら、カレーうどんとの違いがわからん。
店員を呼び止め再度詳しく聞く。どうやらカレーうどんはだしにカレー粉を混ぜて小麦粉でとろみをつけた出汁、カレーヌードルは普通のうどんにカレーライスのカレールーをぶっかけたものということが判明。どっちがうまいんだ。どう違うんだ。誰かと一緒なら二つ頼んで違いを確かめられるのだが、今日は生憎一人だ。しかも病み上がりの今の俺は、2杯はよう食わん。
「今日は中華そばを食べに来たんだろ」
「悩むなら定番のWカツカレーにしときなよ」
「カレーヌードルチャレンジでしょ」
脳内でバトルすること約30秒。
店員に
「カレーヌードルで」
と頼む。
その5秒後
「すいません、やっぱりカレーうどんで」
先日のチョイスミスが未だ響いてて冒険できない自分にちょっと自己嫌悪。
店員さんも心なしか「ふっ・・ヘタレね」って思われてるように見えた。
カレーうどんのお味?美味しかったよ。普通にね。
ちくしょう。なんか負けた気分。
是非次回はカレーヌードルにチャレンジ。
大丈夫お店は無くならない。
ちなみにこの多津屋。夜は7:30までの営業だ。
これもまたアホみたいに深夜2時とか3時まで営業してるチェーン店は見習ったほうがいい。
晩御飯はそのくらいの時間に食べるもんだ。だらだら営業しても仕方がない。閉めるぜ。勿体無い?もうけ損なってる?うちは70年続いてますけど何か?って自信があるんだろうね。
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