里山で出会った風景

趣味の山登りが出来なくなった爺さんが
下手な短歌で日々を綴る(老人のつぶや記)

詩人 八木重吉を訪ねる

2010年12月19日 | Weblog
私の住む隣町に東京都町田市がある。29歳で早逝した詩人・八木重吉
出身地である。町田のパンフレットか何かで八木重吉を知りその記念館
一度訪ねてみようと思いながら実現しなかったが、今日ぶらりと行ってきた
記念館は予約制で入館できず。建物と八木重吉像と詩碑だけを見て帰る
記念館を訪ねたいと思ったのは私にお袋を思い起こさせた重吉の詩でした

              けしきが あかるくなつてきた   
        母をつれて てくてくあるきたくなつた
     母はきつと 重吉よ重吉よといくどでもはなしかけるだらう
 
            クリスチャン詩人 八木重吉像

                   記念館入口

           昔のまま(100年以上)の倉が記念館

            記念館入口の「素朴な琴」の詩碑
     このあかるさのなかへ ひとつの素朴な琴をおけば 
    秋の美しさに耐えかねて 琴はしずかに鳴りいだすだろう

      「ふるさとの川」の詩碑  近くの相原幼稚園の庭にあり
 ふるさとの川よ ふるさとの川よ よいおとをたてて ながれているだろう

         (22年12月19日撮影・八木重吉記念館にて)

八木重吉略歴(1898年2月9日 - 1927年10月26日)結核で29歳で早逝
現在の東京都町田市に生まれる。神奈川県師範学校(現・横浜国立大学)を
経て、東京高等師範学校の英語科を1921年卒業。兵庫県の御影師範学校
(現・神戸大学)、次いで1925年から千葉県の柏東葛中学校(現・千葉県立
東葛飾高等学校)で英語教員を務めた。ほとんどが10行に満たない短編詩