青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

「青山潤三の世界・あや子版」再開の予定について

2010-11-22 21:35:44 | 雑記 報告




早ければ2011年の年明け頃、遅くても来春頃を目指して、「あや子版」を再開したいと考えています。

「あや子版」の更新中には、連日150~200人のアクセス、平均800回前後の閲覧がありました。それらの定期読者の方々(ネイチャークラブの会員をはじめとした以前からの援助者を除く)から、自主的な形での購読料(基本は1日10円、年間3600円)を頂くことを求めていたのですが、最終的には4人の方からの申し出があったに留まりました。4名のうち3名は、たまたまこのブログを見た(20数年前の片思いのガールフレンドを含む)以前からの知人で、窮状を心配して下さって、いわばカンパのような形で購読料を支払って頂いたわけです。僕としては、おそらくは面識がないであろう定期通読者の方々から、純粋な形での購読料を求めているのですが、現実はかくのごとしです。

というわけで、再開時には、有料ブログに移行することも含めた、様々な案を考えています。しかし今のところ、そのスタイルを決定するには至っていません。

ひとつだけ決定事項があります。以前に「青山潤三ネーチャークラブ」「青山潤三の世界・あや子版」に発表したものを、そのまま、あるいは再編集してまとめた、CD&小冊子「Nature Asia」を、ネイチャークラブの会員だけでなく、一般の読者にも配布するということです。今回、手始めに、その一部を紹介しておきます。必要とされる方がいましたら、ご一報を下さい。

改めて、各項目ごとの今後のスケジュールなどを示して行きます。

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日本列島および近隣地域の野生アジサイ

2010-11-22 21:28:09 | 雑記 報告

★昨日、編集後に載せた文章の一部が抜けていましたので、入れ直しました。

「青山潤三ネイチャークラブ」2008年4月29日~30日付けに「アジサイ属の分類」の表題で、第1回目の13項目、および12月8日~22日付けに、項を改めて「日本列島および近隣地域の野生アジサイ」の表題で、第1~10回を掲載(うち2010年9月の「あや子版」に1~5を再掲載)、前者は、クサアジサイ属・ギンバイソウ属・バイカアマチャ属の解説を終えたところで、後者は、アジサイ属ヤマアジサイ群ガクウツギ亜群の紹介の途中で、それぞれ中断したままになっています(希望者には、中断前までの原稿を纏めたCDまたは小冊子を配布致します、末尾参照)。今後の予定を、簡単にメモっておきます。

Ⅰヤマアジサイ群(途中まで終了)

■ガクウツギ~カラコンテリギのグループ(ヤマアジサイ群の1亜群)

●グループ内分類群の再検証。
(想定案①)同所的分布集団を含む多数の種に分割。
(想定案②)異所的に分布する数種にまとめる。
(想定案③)原則として全てを1つの種にまとめ、現行の種を亜種以下の分類群に振り分ける。
●日本本土産ガクウツギH.scandensとコガクウツギH.luteo-venosaの相関性の検証。
●南西諸島各島における分布の実態と、各島産(ヤクシマコンテリギH.grosseserrata、トカラアジサイH.kawagoeana、ヤエヤマコンテリギH.yayeyamensis)の相互比較。
●台湾および中国大陸本土における分布の実態と、複数の分類群設置の是非について。
●中国大陸産カラコンテリギH.chinensisとユンナンアジサイH.davudiiの関係。
●文献上の記録があるフィリッピン・ルソン島産カラコンテリギの実態。

更に今後の詳しい検証が必要と思われるのが、
●ガクウツギ・カラコンテリギ亜群と、ガクアジサイ・ヤマアジサイ亜群の相関性。
外観上(およびこれまでの常識からは)、両亜群は異質な存在に思えますが、形態的に見ても、遺伝的に見ても、様々な点で共通点を有し、主に西日本では、両亜群の中間的な形質を備えた個体群が、少なからず見出されています。その実態を知ることは、(マニアックな視点からでなく純粋な生物学的知見に基ずく)系統的な分類体系が未解決のままの、ガクアジサイ・ヤマアジサイ亜群の解明にも繋がります。
●中国大陸に、ガクアジサイ・ヤマアジサイ亜群の種が、在来自生するのか?
●東部山地(浙江・福建など)産の、H.chungii、H.caudatifolia、H.kwangsiensisの実態(自然分布か否かの検証、形質の確認)。
●西部山地(雲南北部や、おそらくミャンマー・アッサムなど)産の、H.stylosa、H.taroensisの実体(ユンナンアジサイとの相関性)。

2011年には、とりあえずは、明らかな在来分布種である、ヤマアジサイ亜群の特徴を備えた、広西壮族自治区北部産ニセヤナギバアジサイH.kwangsiensisの探索に向かいたいと考えています。加えて同地域に比較的広く見られるカラコンテリギとの相関性の検証も。

中国大陸に置いて、ガクウツギ・カラコンテリギ亜群と、ガクアジサイ・ヤマアジサイ亜群を、明確に分け得ることが出来るのかどうか?無装飾花の一群との関係を含め、実態は非常に複雑な様相を示しているのではないでしょうか。

●中国大陸産の無装飾花の一群(H.stenophllaほか)の実態。
●日本本土産コアジサイH.hirtaと、沖縄本島産リュウキュウコンテリギH.liukiuensisの位置付け。
●系統的には、ガクウツギ・ガクアジサイ群(以下ヤマアジサイ群と略称)の一亜群とされるべき、ジョウザン属Dichroa、およびハワイアジサイ属Broussaisiaの位置付け。

Ⅱその他の各群

■ノリウツギ群
●日本産ノリウツギH.paniculataは本当に単系統なのか?
●中国の高標高地帯に広く分布するミヤマアジサイH.heteromallaを、ノリウツギと同一群に含める処置は妥当なのか。

■アメリカアジサイH.arborescens
●ノリウツギ群との相関性は?
●ヤマアジサイ群とは、どのような関係にあるのか?

■イワガラミ属Schizophragma
●ノリウツギ群をはじめとする、従来のアジサイ属との類縁性の検証。

■シマユキカズラ属Pilecostegia
●イワガラミ属、セキヘキノキ属との類縁性。
●紀伊半島での分布の実態。

■セキヘキノキ属Decumaria
●イワガラミ属、シマユキカズラ属との類縁性。
●新旧大陸産Decumaria属の類縁性の再検証。

■アスペラ(オオアジサイ)H.aspera群
●他のアジサイ属(および近縁各属)との類縁性。
●中国大陸において同所的分布を示す群内各種の相関。

■ヤハズアジサイH.sikokiana
●中国大陸産の呼応姉妹種は?
●タマアジサイ・アスペラ群(広義)の中での位置付け。

■タマアジサイH.involcrate群(狭義)
●アスペラ群との相関性。
●中国大陸(湖北省西部)産の唯一の同群種と考えられるH.caeruleaの実態。
●トカラ火山列島(三島列島黒島・トカラ列島口之島・諏訪瀬島)産トカラタマアジサイ、および伊豆火山列島産ラセイタタマアジサイの位置付け。
●台湾産ナガバノタマアジサイH.kawakamiiを含めた上記分類群の系統考察。

■バイカアマチャ属Platycrater
●アジサイ族の中での位置付け。
●日本産と中国大陸産の相関性考察。

■ツルアジサイ群
●アジサイ属(および近縁各属)の中での位置付け。
●ゴトウヅルH.petiolarisとタイワンツルアジサイH.anomalaの関係(同一種とするべきか否か)。

■テリハタマアジサイH.integrifoliaほか
●熱帯アジア、および新大陸産アジサイ族各種の分布実態と、相互の類縁性の考察。

■ギンバイソウ属Deinanthe
●アジサイ族の中での位置付け。
●日本産D.bifidaと中国大陸産D.caeruleaの相関性考察。

■クサアジサイ属Cardiandra
●アジサイ族の中での位置付け(ことにギンバイソウ属との関係)。
●アマミクサアジサイC.amamioshimensisの実態(クサアジサイC.alternifoliaとの類縁性)。
●西表産、台湾産、中国大陸産(C.moellendorffii、C.formosanaほか)の整理。

Ⅲ 以上の検証を行なったのち、改めて、ガクアジサイ・ヤマアジサイ亜群の、分類再検討に移りたいと考えています。

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なにか写真を、と思い、手元にすぐ出てくる未発表のカットを探したところ、たまたま2009年5月18日、広西壮族自治区/湖南省省境の、南山(標高約2000m)で撮影した、タイワンツルアジサイが出てきたので、それを紹介しておきましょう。

この一帯には、カラコンテリギ(真正野生アジサイのひとつ)が非常に多く見られます。垂直分布は、およそ標高700m~1500mくらいの間。この5月18日という時点では、分布下限付近で開花最盛期、上限付近では蕾からちらほら開きかけた、というところです(ガクウツギ、ヤクシマコンテリギ、トカラアジサイ等と、ほぼ等しい状況)。その上限から僅かに上の滝壺脇に咲いていたのが、このタイワンツルアジサイです。日本産のゴトウズルと同一種とする見解、別種とする見解があり、最も顕著な相違点は、雄蕊の本数が大きく異なる(ゴトウヅルは15~20本、本種は25~30本)ことですが、花期の終えてしまっているこの写真では、それを確かめることは出来ません。

不思議なのは、その開花期。日本産のゴトウヅルは、盛夏(7~8月)で、初夏に開花するガクウツギやヤクシマコンテリギより明らかに遅いわけです。しかし、ここでは、完全に逆になっている。たまたまこの株だけが、異常開花なのか、それとも、(中国大陸産)タイワンツルアジサイ独自の性質なのか、今後の検証課題です。









タイワンツルアジサイ 写真:1滝壺脇の岩を覆う株、2花序、3花後の子房、4葉裏。

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「青山潤三ネイチャークラブ会報“Nature Asia”」(CD+冊子+写真原板)の配布について

2報文の中断までの草稿を、暫定的にまとめました(「アジサイ属の分類」の10~12を除く)。ネイチャークラブ会員を含む支援者には無料で、それ以外の方へは、実費にて配布いたします。入手ご希望の方は、メールアドレスjaoyama10@yahoo.co.jp へお問い合わせ下さい。

2008年4月29/30日付け「青山潤三ネイチャークラブ『アジサイ属の分類』」
1-1はじめに
1-2分類の現状について
1-3旧・ユキノシタ科(草本)
1-4旧・ユキノシタ科(木本)
1-5ウツギ族(アジサイ科ウツギ亜科)
1-6キレンゲショウマ(アジサイ科ウツギ亜科)
1-7“ウツギ”のいろいろ
1-8スイカズラ科の“アジサイ?”
1-9アジサイ族(アジサイ亜科)とは

2008年12月5日~22日付け「青山潤三ネイチャークラブ『日本列島および近隣地域の野生アジサイ』」
予告編 1~15
第1回 1~15 “アジサイ”とは?
第2回 1~15 【ヤマアジサイ群ヤマアジサイ亜群】ガクアジサイほか
第3回 1~15 ヤマアジサイ、エゾアジサイほか
第4回 1~15 ニセヤナギバアジサイ、ジョウザンほか
第5回 1~15 補遺
第6回 1~15 コアジサイ、リュウキュウコンテリギ、ヤマアジサイ亜群とガクウツギ亜群の交雑個体ほか
第7回 1~15 【ヤマアジサイ群ガクウツギ亜群】各種の紹介


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中国大陸(&台湾・南西諸島)のセミ

2010-11-22 21:21:07 | 雑記 報告



■「ミンミンゼミ&アブラゼミ」については、すでに紹介済みです(配布サンプル参照)。
以下、主な予定稿。

■ヒグラシ属Tanna
以前の発表草稿が出て来次第、それに(主に中国大陸と台湾産の)追加記述を加えて紹介して行く予定。

■ツクツクボウシ属Meimuna
●ツクツクボウシM. opalifera
中国、台湾のおける記録地の紹介。
●オオシマゼミM.oshimensis
奄美大島および沖縄本島北部における終日調査の報告。
両地域産の鳴き声様式の比較。
カケロマ島産、伊平屋島産(初記録)の紹介。
●イワサキゼミM.iwasakii
台湾新竹県五峰および中国福建省龍岩市(おそらく初記録)の棲息状況などの紹介。
西表島産、台湾産、中国福建省産の比較。
●コマゼミM.mongolica
陝西省西安市産、及び上海市産の生息状況などの紹介。
●オガサワラゼミM.boninensis
鳴き声集団「シャックリゼミ」と、クロイワツクツクM.kuroiwae各地産の比較。
鳴き声集団「オガサワラヤマゼミ」と、コマゼミ、イワサキゼミの相関性の検証。
●ツクツクボウシ属各種の鳴き声様式比較摸式表。
●ツクツクボウシ属とPlatylomia属の相関性の検証。

■ハルゼミ属Terpnosia、ヒメハルゼミ属Euterpnosia
●中国各地産の紹介。
●ヒグラシ属との類縁性について。

■クマゼミ属Cryptotympana
●南西諸島産クマゼミC. faciadis個体群の比較。
●中国、台湾における、各種の分布状況について。
●クマゼミ群2種(クマゼミ、タカサゴクマゼミC. takasagona)と、タイワンクマゼミ群各種(C. holisti、C.mandarinほか)の、形態および鳴き声様式における相関性の再検証。

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オオシマゼミMeimuna oshimensis♂ 沖縄県伊平屋島 2006.8.26
伊平屋島からは、これが初記録だと思われます。分布南限のトカラアジサイを見つけた、鬱閉した山の斜面で鳴いていました。




ハルゼミ属の一種Terpnosia sp.♂ 雲南省白水台 2005.6.13
白水台ウオーターテラス周辺の灌木で多数の個体が鳴いています。2009年の初夏にも撮影・観察を行いました。



未同定種♂ 雲南省高黎貢山 2006.10.4
数時間に亘って鳴き声を録音記録しました。改めて報告を行います。

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「青山潤三ネイチャークラブ会報“Nature Asia”」(CD+冊子+写真原板)の配布について

ネイチャークラブ会員を含む支援者には無料で、それ以外の方へは、実費にて配布いたします。入手ご希望の方は、メールアドレスjaoyama10@yahoo.co.jp へお問い合わせ下さい。


2008年8月9-13日号
『中国(および台湾・南西諸島)のセミ≪アブラゼミ/ミンミンゼミ≫』
20頁(表紙・目次・奥付け・裏表紙を含む)

サンプル





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図鑑【未完成】:中国(および周辺地域)の野生植物

2010-11-22 21:11:00 | 雑記 報告



膨大な数の中国産野生植物の写真が未整理のままです。フィルム撮影時代から数えれば、1000種前後に上ると思います。順次整理(ポジフィルムはスキャン)が付き次第、原則としてまとまった分類群(場合によっては単独の種)ごとに紹介して行く予定です。最初から完成されたものは目指さず、とりあえずある程度まとまった段階で、暫定的な紹介を行い、同じ分類群の新たな写真や資料が新たに見つかった時は、別項目を再設置してまとめるか、すでに紹介した稿に追加記述して行きたいと考えています。同定については、原則として暫定的に属名(または族名、場合によっては科名)に留め、将来、詳しいチェックが可能になり次第、種の決定を行いたいと考えています。

まだまとまった紹介を行っていない、種数の多いグループを、思いつくまま挙げておきましょう。整理が付き次第、紹介して行く予定です。

シャクナゲ・ツツジの仲間
キイチゴの仲間
リンドウの仲間
サクラソウの仲間
スミレの仲間
ツリフネソウの仲間
エーデルワイスの仲間
etc.

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写真1:高山性ハコベ類(ナデシコ科)の1種。2010.7.31 四川省巴朗山(標高4700m付近)



写真2:キジムシロ属(バラ科)、サクラソウ属(サクラソウ科)、ヤマハハコ属(キク科)。2010.7.19 四川省来金山(標高4200m付近)

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「青山潤三ネイチャークラブ会報“Nature Asia”」(CD+冊子+写真原板)の配布について
ネイチャークラブ会員を含む支援者には無料で、それ以外の方へは、実費にて配布いたします。入手ご希望の方は、メールアドレスjaoyama10@yahoo.co.jp へお問い合わせ下さい。

2008年3月15/16日号
『中国雲南省の奥地へ白い野生苺を摘みに行く』
32頁(表紙・目次・奥付け・裏表紙を含む)
サンプル



2009年4月10-12日号(一部追記述あり)
『屋久島産と奄美大島産のヘツカリンドウは同じ種なのか?』
24頁(表紙・目次・奥付け・裏表紙を含む)
サンプル





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生態図鑑:中国(および周辺地域)の蝶

2010-11-22 20:52:09 | 雑記 報告




1998年に刊行した、「中国のチョウ~海の向こうの兄弟たち」(東海大学出版会、カラー図版232頁、解説160頁)には、1988年からの11年間に撮影した、354種の中国産蝶類の生態写真を紹介しています。その後の12年間に、(数えてはいないのですが、おおよその見当では)200種ほどの種が追加出来、少なくとも500種には達しているはずです。

原則として、グループ(種群~科、場合によっては単独の種など、臨機応変に)ごとに、ある程度のまとまりをもって発表して行きたいのですが、植物の場合同様、とりあえずの暫定的な報告として見切り発車をし、将来追加して行く、という方法を取りたいと思っています(種の同定も、原則保留)。

最終的には、(実体双眼顕微鏡が整い次第)紹介した全ての種について、♂♀のゲニタリア図を附添する予定でいます。

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「青山潤三ネイチャークラブ会報“Nature Asia”」(CD+冊子+写真原板)の配布について
ネイチャークラブ会員を含む支援者には無料で、それ以外の方へは、実費にて配布いたします。入手ご希望の方は、メールアドレスjaoyama10@yahoo.co.jp へお問い合わせ下さい。

2010年12月15日(改訂)号
『中国大陸産ミヤマシロチョウの仲間』
40頁(表紙・目次・奥付け・裏表紙を含む)
サンプル13頁分
















サンプル(解説文)

中国大陸産ミヤマシロチョウの仲間(解説文の抜粋)

1【ミヤマシロチョウ属とアカネシロチョウ属】
近縁各属に対するミヤマシロチョウ属Aporiaの特徴は以下の通り。前翅(上側の翅)第9脈(この写真で見えている、前翅の下から6番目の翅脈)が常に明確に備えることで、それを欠く(またはほとんど無い)モンシロチョウ属Pierisと区別でき、第10脈(上から3本目の翅脈)を備えることで、それを欠くアカネシロチョウ属Deliasと区別できます。モンシロチョウ属のような♂の翅の鱗粉に♀を誘因する顕著な特殊鱗(発薫鱗)は持ちませんが、♂交尾器の把握版(valva)の内側に、誘因物質を収めた発香嚢を有します(モンシロチョウ属ではそれを欠き、トガリシロチョウ属Appiasでは交尾器の基端部から生じる長毛の束となります)。モンシロチョウ属をはじめとするシロチョウ類の基本食草は、アブラナ科(及びそれに近縁のフウチョウソウ科)植物が基本ですが、ミヤマシロチョウ属の基本食草はメギ科(アカネシロチョウ属はヤドリギ科)。

≪図説≫ミヤマシロチョウ属Aporia、アカネシロチョウ属Delias、モンシロチョウ属Pierisの、前翅の第7+8+9脈、および第10~12脈の違い。

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2【タカサゴミヤマシロチョウ】/3【ミヤマシロチョウ】

●タカサゴミヤマシロチョウ(タイワンミヤマシロチョウ)A.genestieri
●ミヤマシロチョウ(中国西南部亜種)A.hippia bieti
文献上の、ミヤマシロチョウAporia hippiaの分布域は、日本(本州)の高山帯のほか、中国北部を含む日本海の北縁地域、中国西部~チベット、タカサゴミヤマシロチョウA.genestieriは、台湾の高山帯のほか、中国西部などとなっています。僕の確認した限りでは、後者の中国での分布域は、長江中流域南側の標高1000~2000mほどの山地帯(湖北省西部~広西壮族自治区北部)で、今までのところ、前者の多産する、中国西南部(雲南省北部など)では、出会っていません。なお、一部の文献では、雲南省西北部産のタカサゴミヤマシロチョウA.genestieri(上記のように僕はこの地域で確認していず、追調査の要有り)を、ミヤマシロチョウA.hippiaと同定していますが、これは明らかな間違いです。一方、中国西南部産の真のミヤマシロチョウは、独立種A.bietiとされることが多いのですが、基本形態はhippiaとの間に差異はなく、hippiaの亜種に留めておくのが妥当と思われます。

≪図説≫ミヤマシロチョウApolia hippiaとタカサゴミヤマシロチョウ(タイワンミヤマシロチョウ)A.genestieriの、後翅中室の形の違い。

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4【その他の各種:雲南】/5【その他の各種:四川】

●ワイモンミヤマシロチョウ(ナカスジミヤマシロチョウ)A. delavayi
拙書「中国のチョウ」(東海大学出版会1998)で、四川省九塞溝産を「ナカスジミヤマシロチョウ」として紹介してあります(41・76・77・242頁参照)。四川省西部から雲南省北部にかけての、旧・東チベット地域周辺の高標高地に多く見られ、この地域の白いAporiaとしては、最も大型の種です(白い大型種としては、他に四川省九塞溝でエゾシロチョウA.cratageiを撮影/「中国のチョウ」76・242頁参照)。中国産のAporiaには、前後翅外縁の各室内にY字状の黒条が入る種が多数ありますが、後翅中室に2本の黒条を有するのは本種のみです。

●スジグロワイモンシロチョウ(オーベルチュールミヤマシロチョウ)A.oberthueri
本種とヘリグロワイモンシロチョウA.larraldeiは、ワイモンミヤマシロチョウより一回り小型の種。いずれも、四川省西部から雲南省北部の、旧・東チベット高地帯に広く分布しているものと思われます。「中国のチョウ」では四川省大邑県西嶺雪山(大邑原始林)産を、「オーベルチュールミヤマシロチョウ」の和名で紹介しています(76・242頁)。

●ヘリグロワイモンシロチョウ(ミツモンワイモンシロチョウ)A. larraldei
「中国のチョウ」では四川省大邑県西嶺雪山(大邑原始林)産を、「ミツモンミヤマシロチョウ」の和名で紹介(76・242頁)。雲南の訪花写真には登場していませんが、梅里雪山明永氷河末端下での吸水集団には、他の各種に混じって少なからず見出されます。四川では二朗山トンネル近くの渓流や、西嶺雪山(大邑原始林)の渓流沿いに数多く見られます。四川産は雲南産に比べ、明色斑紋が明らかに広く、あるいは互いに異なる分類群に帰属する可能性もあります。

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6【吸水】

≪生態写真≫Aporia各種の吸水集団 2009.6.06雲南省迪慶蔵族自治州徳欽県梅里雪山明永氷河末端下
ミヤマシロチョウAporia hippia(手前中央)、スジグロワイモンシロチョウA.oberthueri(手前左)、ワイモンミヤマシロチョウAporia delavayi(手前右ほか)、スジグロチョウモドキA.lihamo(奥右ほか)、ヘリグロワイモンシロチョウA. larraldei(中央右寄り)、タカムクシロチョウA.agathon(中央奥)、ワイルマンシロチョウDelias wilemani(中央左)

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7【Pierisに似たAporiaとAporiaに似たPieris】

●スジグロチョウモドキAporia lihamo
一帯に最も多い蝶のひとつで、この地域の固有種と思われます。印象は、Aporiaと言うよりもPieris。ただし翅脈相や♂交尾器は、Aporiaの特徴を示します。2009.6.06 雲南省迪慶蔵族自治州徳欽県梅里雪山明永氷河末端下(3枚とも)

○[参考]オオミヤマスジグロチョウPieris duvernardii
○[参考]ミヤマスジグロチョウPieris davides
○[参考]オオスジグロチョウPieris extensa
□[参考]ワイルマンシロチョウDelias wilemani
□[参考]アカネシロチョウDelias aglaia

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8【標本】
(上記各種のほか、未同定のAporia属の2種、Pieris属の1種を含む)

*同定(種の帰属の可否)は暫定的。近い将来、交尾期の検鏡比較などを行った後、学名を決定する予定です。


[この後、「ベニシジミの仲間」「ツマキチョウの仲間」「ヒカゲチョウの仲間」などの配布を準備しています]
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中国旅行情報

2010-11-22 20:46:23 | 雑記 報告


これまでに訪れた地域の情報を、アトランダムに紹介して行きます。以前の「My Sentimental Jorney」「屋久島はどこにある?」(今回の企画では「朝と夜の狭間で」「大和と琉球と大陸の狭間でⅡ」に繋がる)と、それぞれ重なる部分があると思うのですが、その振り分けは、回が進むに従って、臨機応変に収斂して行くものと考えています。

以下のラインアップは、もともとは「屋久島はどこにある?」用に作ったもの。●は屋久島と同緯度かそれに近い地域、▲は屋久島より北方、▼は屋久島より南方。

●舟山諸島/浙江
●杭州と天目山(野生スギ)/浙江
●恩施にて(メタセコイア)/湖北
▲もうひとつの日本列島~秦嶺山脈/陝西
▼桂林物語(街)/広西
▼桂林物語(山)/広西
▼野生レタス探索記(陽春)/広東
▲石灰岩の半島(青島・煙台)/山東
▼中国観光事情(南平・龍岩)/福建
●二都物語【重慶と成都】/重慶・四川
●青城山・西嶺雪山・二朗山・峨眉山
▲中国新五岳・雪宝頂5588m(with黄龍九塞溝)/四川
●中国新五岳・四姑娘山6240m/四川
●あしたのたび①(雅安~宝興~四姑娘山鎮)/四川
●東拉渓谷紀行/四川
●あしたのたび②(康定~塔公~雅江)/四川
●中国新五岳・ミニャゴンカ7556m/四川
●あしたのたび③(理塘~郷城~巴塘)/四川
▼翁水村紀行/雲南
▼あしたのたび④(香格里拉~奔子欄~徳欽)/雲南
▼中国新五岳・梅里雪山6240m/雲南
▼中国新五岳・玉龍雪山5596m(with麗江古城)/雲南
▼白水台物語/雲南
▼白い村(維西)/雲南
▼大理古城と蒼山/雲南
▼白壁の茸と恐竜と古代人(楚雄)/雲南
▼火山と温泉の町(騰沖)/雲南
▼菜の花の里①(高黎貢山)/雲南
▼菜の花の里②(羅平)/雲南
▼中国の辺境に“世界最大の都市”が出現する?(鳩街)/雲南

ベトナム・ラオス・ミャンマー・台湾・ルソン島などの情報も、時折まじえて行きたいと考えています。

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なお、以前のブログにも触れましたが、シンガポール出身のシムさんと、高知県出身のマキさん御夫妻が、心を注ぎこんで作り上げてきた、成都の人気ゲストハウス「シムズ・コージー・ガーデン・ハウス」が、12月1日をもって、中国人経営者の手に渡ります。新経営陣の要望もあって、名称はそのまま引き継がれるようですが、経営方針は大幅に変わるものと思われます。これまでのような、いわば治外法権的な、世界基準に沿ったポリシーではなく、中華的思想が色濃く反映されてくるだろうことは、想像に難くありません。とはいえ、新経営陣の方々も、彼らなりに熱意を注いで経営に当たることでしょう。これからも御贔屓の程を。

シムさん一家は、この後しばらくの間、旅に出るとのこと。疲れを癒した頃に、改めて理想のゲストハウス作りに取り組むようです。場所や期日などは、全く決まっていないようですが、僕がマキさんに伺った話では、“New True Sim’s”は、(成都でも中国でもない)意外な地域になる可能性が高いようです。

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四川省黄龍渓谷にて。



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大和と琉球と大陸のはざまでⅡ~屋久島はどこにある?(固有種・隔離分布種探索の旅)

2010-11-22 20:40:28 | 雑記 報告





すでにこれまでにも何度も、紀行の計画や、その執筆の予定を示してきたのですが、なかなか思うように進めることが出来ません。

大きく分けて、
【東シナ海周縁】
【長江流域周辺】
【その他の地域】
詳しくは「あや子版」の、2010.8.28「屋久島はどこにある?」(東シナ海周遊紀行Ⅰ)&2010.8.31「屋久島はどこにある?」(長江流域遡行紀行Ⅰ)を参照して下さい。

「中国旅行情報」の項に示したリストの地と、おおよそ重なります。また、「あや子版」における上記の二つの紀行は、共に三島列島黒島の項目で中断していて、再開後は黒島の続きからとなりますが、「日本および近隣地域の野生アジサイ」の再開も、黒島の話題(トカラアジサイ)からとなります。それらの項目と、どのように話題を振り分けて構成していくかを考えます。

いつもと同じ図を、2枚紹介しておきます。









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ElvisとBeatlesのはざまで~Johnny Tillotsonの時代

2010-11-22 20:29:45 | 雑記 報告





(消し去られた60年代初頭のアメリカン・ポップス史)



第1章「キューティー・パイ」「涙くんさよなら」、、、、、。Johnny Tillotosonを覚えていますか?
【紆余曲折の末の日本デビュー】
【「涙くんさよなら」の謎】

第2章 消し去られた60年代初頭のアメリカン・ポップス
【1964年1月第1週付けBillboard誌Hot100のTop10ランキングから】
【「ラブ&ピース」、、、全てが変わってしまった、鋭角の曲がり角、1964年~1965年】

第3章 Elvis、Beatles、そして狭間のシンガーたち
【エルヴィス登場(Johnny Tillotosonによるインタヴュー1954年)】
【エルヴィスのライバル達(パット・ブーン、チャック・ベリー、レイ・チャールス、ほか)】
【エルヴィスに続け(カール・パーキンス、ジェリー・リー・ルイス、ジーン・ヴィンセント、チャーリー・リッチ、リトル・リチャード、ジェームス・ブラウン、エディー・コクラン、バディー・ホリー、リッチー・ヴァレンス、ジョニー・バーネット、フェビアン、ジミー・ロジャース、トミー・サンド、バディー・ノックス、ジャック・スコット、ほか)】
【リッキー・ネルソンとエヴァリー・ブラザース】
【ポール・アンカとニール・セダカ】
【ボビー・ダーリンとロイ・オービソン】
【フランキー・アヴァロン、ジミー・クラントン、ボビー・ライデル、チャビー・チェッカー、ボビー・ヴィー】
【ディオンとフレディー・キャノン】
【ジョニー・ティロットソンとブライアン・ハイランド】
【デル・シャノンとジーン・ピットニー】
【ボビー・ヴィントンとトミー・ロー】
【ヴィック・ダナとルー・クリスティー】
【Pop寄りアダルト歌手(ジョニー・マティス、スティーブ・ローレンス、ジャック・ジョーンズ、ウエイン・ニュートン、アダム・ウェイド、レニー・ウェルク、クリス・モンティス、ロニー・ドーブ、ほか)】
【サム・クックとPop寄りR&B歌手(プラターズ、ファッツ・ドミノ、ベン・E・キング、ジーン・マクダニエル、ゲリー・US・ボンズ、ジョニー・ナッシュ、オティス・リーディング、ウイルソン・ピケット、ほか)】
【ティーンアイドル出身のC&W歌手(ジョージ・ハミルトンⅣ、グレン・キャンベル、ボビー・ベアー、ディッキー・リー、ほか)】
【自身もヒット曲を持つソング・ライター(バリー・マン、        、アーニー・マレシュカ、フィル・スペクター、ジョー・サウス、ポール・エヴァンス、ジョン・D・ラウダーミルク、ほか)】
【一発屋(       、ジミー・ジョーンズ、カーティス・リー、ボビー・フリーマン、ほか)】
【年少組(ジョニー・クロフォード、ポール・ピーターセン、ジョニー・シンバル、エディー・ホッジス)】
【コニー・フランシスとブレンダ・リー】
【レスリー・ゴーアとガール・ポップス(アニタ・ブライアント、コニー・スティーブンス、ティミー・ユーロー、リンダ・スコット、シェリー・フェブレー、ジョニー・ソマーズ、シェルビー・フリント、カーラ・トーマス、ディディー・シャープ、リトル・エヴァ、マーシー・ブレイン、ペギー・マーチ、ダイアン・リネイ、ほか)】
【ガール・グループ(コーデッツ、アニタ・カー・シンガース、フリートウッズ、ダーレン・ラブ&クリスタルズ、ロドニー・スペクター&ロネッツ、シュレルス、シャングリラス、マーサ&ヴァンデラス、マーヴァレッツ、エンジェルス、マーメイズ、スインギング・ナン、シュプリームス、ほか)】
【クリフ・リチャード(&ユーロ・ポップス)】
【R&Bグループ、ドウワップ・グループ(ドリフターズ、スモーキー・ロビンソン&ミラクルズ、ジョニー・マエストロ&クレストス、レン・バリー&ダヴェルス、ベルベッツほか)】
【フォーク&カレッジ・グループ(ブラザース4、キングストン・トリオ、ハイウェイメン、レターメン、トーケンズ、カスケイズ、PPM、ポール&ポーラ、ジャン&ディーンほか)】
【4シーズンスとビーチ・ボーイズ】
【ビートルズ、Rストーンズとブリティッシュ・グループ】
【後発シンガーたち(ジョニー・リバース、トリニ・ロペス、トム・ジョーンズ、エンゲルフルト・フンパーティンク、ニール・ダイアモンド、バーブラ・ストレイサンド、ダスティー・スプリングフィールド、ジャッキー・デシャノン、ナンシー・シナトラ、スティービー・ワンダー、トニー・オーランド&ドーン、フランキー・ヴァリ、ほか)】
【インストルメンタル(ディアヌ・エディー、ヴェンチャーズ、チェット・アトキンス、フロイド・クレーマー、ほか)】
【別格ベテラン大物歌手(フランク・シナトラ、ナット・キング・コール、ディーン・マーティン、トニー・ヴェネット、アンディー・ウイリアムス、アル・マルティノ、ドリス・ディー、パティー・ペイジ、ほか)】
【ハンク・ウイリアムスとベテランC&Wシンガー(エディー・アーノルド、ハンク・ロックリン、マーティー・ロヴィンス、ほか】
【メジャーR&BシンガーとメジャーC&Wシンガー(マーヴィン・ゲイ、ブルック・ヴェントン、ジャッキー・ウイリアムス、ソロモン・バーク、エタ・ジェームス、アレサ・フランクリン、メリー・ウエルズ、ジョニー・キャッシュ、ウイリー・ネルソン、バック・オウエンス、ジョージ・ジョーンズ、マール・ハガード、ウエイロン・ジェニングス、チャーリー・プライド、ビル・アンダーソン、ロレッタ・リン、タミー・ワイネット、スキーター・ディヴィス、ほか)】
【ボブ・ディラン】

第4章 70’s 80’s
【狭間のシンガーのその後】


付録

●1962年1月第1週~1964年1月第3週(ビートルズ初登場週)にBillboeadHot100にランクインしていた、全曲リスト。

●Johnny Tillotsonデスコグラフィー

●「涙ながらに」110アーティスト・ソングリスト
(エディー・アーノルド、ハンク・ロックリン、ポーター・ワゴナー、アーネスト・タブ、コンウェイ・トウエッティー、ブーツ・ランドルフ、ジェーン・シェパード、マーガレット・ホワイティング、ディーン・マーチン、エルヴィス・プレスリー、ボビー・ダーリン、ビリー・ジョー・ロイヤル、シェリー・フェブレーほか)

●Johnny Tillotsonインタヴュー2012年







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朝と夜のはざまで~My Sentimental Journey(20’s meets 60’s)

2010-11-22 20:26:59 | 雑記 報告





2年前、還暦60才の誕生日に、突然、美人で清楚で聡明でチャーミングな、芳紀23才の乙女から、愛の告白?を。
人生80年を24時間に当て嵌めれば、23才は午前7時、60才は午後6時。
余りに異なる状況下の“朝”と“夜”。
その後に待ち受けていた過酷な運命は、、、、。

狭間シリーズ三部作の第3弾。僕の歴代の彼女、友子さんとスーリンと千明さんに纏わる、個人的な主題です。芥川賞狙い、と言うのは冗談ですが、例えて言えば、そのような方向を目指して書き進めて行きたいと考えています。余り個人的な(ことに千明さんに対しての)“怨念”のようなものが出過ぎてしまうと、それもどうかと思うので、「My Sentimental Journey」のサブタイトルの下で、より曖昧で広い観点から、出来る限り冷静かつ客観的に構築して行ければと思っています。
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