青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

エーゲ海の群発地震について

2025-02-11 21:26:26 | 雑記 報告

 

三世から、「サントリーニ島」近海の群発地震についての感想をブログに書いてくれ、と要望されました。

 

日本ではさほど話題には上っていない(先日のニュースでは、ジョージと三世がそれぞれ顔出しで~現地からの報告として~インタビューを受けていた、今朝のニュースでも三世のコメントが放送されていた)のですが、現地では相当に大きな騒ぎになっているようです。

 

僕は、エーゲ海やギリシャについては、ほぼ全く知識がありません。何度か2人を訪ねて行ったことはあっても、部屋に閉じこもって原稿書きか、赤ちゃんの御守りが主要目的で、(サモス島に於ける10日間ほどの萌葱蝶の探索と、約ひと月間のアテネ近郊の自然観察以外には)ほとんど何にもしていないのです。

 

三世の反応は、おおよそ次のようではないかと推察します。

>コロナの時と同じ、(何らかのバイアスによって)大袈裟に騒ぎすぎなのではないか。

>「火山」(サントリーニ島)と「今回の群発地震」(震源はパロス島とサントリーニ島の間の海底)は、特に関連はないのではないか。

 

繰り返し言うけれど、僕はエーゲ海について述べるべく何らの知識もありません。それで、話を少し斜めから、幾らかは知識のある日本での(トカラ火山列島を中心に置いての)状況と照らし合わせながら、適当に話を(単なる思い付きの感想ですが)進めて行きます。

 

「群発地震」ですぐに思い浮かべるのが、長野県北東部に於ける「松代群発地震」。僕の意識の中では、さほど昔のことではないように思っていたのですが、実際は60年近く前のことなんですね(「光陰矢のごとし」を痛感)。1960年代後半、5年間余に亘り、震度59回を含む有感地震6万回以上を観察、現地周辺のみならず国民を不安に陥れて、随分話題になったものです。

 

結局大地震は起こりませんでした(現在に至るまで微小地震は続いているようですが)。

 

ただし、群発地震が頻発し始める1年前(19646月)には、M7.5の新潟大地震が起こっていますし、また、すぐ近く(同じ長野県西北部の栄村)では、東日本大震災の翌日(2011312日)にM6.7の長野県北部地震(栄村地震)が発生しています。後者も、かなり大きな地震ではあったのですが、前日の東日本大震災に隠れて、さほど大きな話題にはなりませんでした(東西に500km近く離れているけれど、現在では三陸沖が震源の東日本大地震を起因とした「遠方誘発地震」と見做されているようです)。

 

2011年の栄村地震と1960年代の松代群発地震との関連については、(ネットを検索した限りでは)全く言及がありません。といって、全く無関係と言うわけではないでしょう。この一帯は本州の中央を縦断するフォッサマグナの北端近くに当たることや、近くに妙高山や浅間山など日本有数の高山性火山が点在していること等々を併せ考えれば、この地域一帯に於ける何らかの共通した要因が存在する可能性も、一概に否定は出来ないと思われます。

 

エーゲ海との関連で話を進めます。真面目に考察するとなると非常に長くなるのですが、ざっくり言えば、日本列島、台湾、中国大陸など東アジアと、地中海、バルカン半島、トルコなどの南ヨーロッパは、共に地球レベルで見るとプレートが複雑に入り組んだ地域で、地震の巣窟です。

 

ひいては生物相も複雑で、(時代的には全然最近になるけれど)人類の近代文明の発祥地であることにも繋がってきます(それらの相関性ついての説明はパス)。

 

震源はパロス島とサントリーニ島の間ですね。地震と火山は直接の関係はないでしょが、根っこは密接に繋がっています。

 

そもそも研究者とか専門家とかの頭の良い人々は、物事を体系的に捉えて行きます。それが間違っているとは言わないけれど、そのことに拘泥するあまり、俯瞰的に捉えることが出来ないでいるのです。

 

地震と火山の存在は、ある前提・次元(体系的な考察)から見れば、全く関係がない、と言い切ってしまうことが出来るかも知れません。しかし別の前提・次元(俯瞰的な把握)によれば、大いに関係がある、とも言えます。後者は、往々にして(多くの知識層の人々が好きな言葉である)“エビデンス”に欠けるわけで、下手に押し通そうとすれば「陰謀論」として葬られてしまうのです。

 

さっきヤフーニュースをチェックしたら、今年はエーゲ海諸島とトカラ火山列島で、(地域を壊滅させるほどの)大規模な火山噴火が予想される、という記事がありました。ヨタ記事には違いないとしても、まんざら「陰謀論」と言い切ってしまうことも出来ないと思います(「南海大地震」と同じぐらいの確率で起こる可能性があると思う)。

 

このトカラ火山列島(北琉球内帯)海域では、ここ数10年来、小規模な群発地震がずっと続いています。火山活動も「霧島山」「桜島(鹿児島市対岸)」「開聞岳(薩摩半島南端)」「硫黄島(三島村)」「口永良部島(屋久島町)」「口之島(十島村)」「中之島(同)」「諏訪之瀬島(同)」「奄美鳥島(沖縄県久米島町)」と、代わる代わる噴火している。ことに硫黄島の鬼界カルデラが本格噴火すれば、日本(特に西日本)は滅亡するのではないか、という見解もあります。

 

プレートの食い込み(ずれ)によって引き起こされる地震と、プレートの境に沿って連続する火山の活動は、直接の関係性はないのでしょうが、成り立ちは同根です。

 

群発地震がサントリーニ島本体ではなく、古い時代はともかくとして、現時点では直接火山とは関係なさそうなパロス島などとの間の海中が震源、というのも、何かを暗示しているように思われます。

 

ちなみに、トカラ群発地震の震源地も、活火山の島々が並ぶ、諏訪之瀬島、中之島、口之島寄りではなく、悪石島(いわゆる休火山)と、非火山性の小宝島・宝島寄りです。

 

トカラ火山列島(行政上の地名ではなく、地史学・生物地理学的な側面からの名称)北部に位置する硫黄島(喜界カルデラ)と(行政上の)トカラ列島北端の火山島・口之島の間に位置する口永良部島も活火山で、その噴火・溶岩流出に伴う島民の避難活動(2015年)は、記憶に新しいことでしょう。

 

その口永良部島と口之島の間(直線距離約50km)にも、実は2つの海中火山が存在します。一つは山頂部が海上に出た口之島寄りの岩礁群「平瀬」(灯台があります)、もう一つは山頂が海面に達しない口永良部島・屋久島寄りの海底火山。これらの“隠れた火山島”がいつ噴火しないとも限らない。さらに、宝島を挟んだ南側(奄美大島の対岸)の無人島「横当島」も火山島(僕は昔ツクツクボウシの調査のために上陸したことがある)、最近火山活動の兆しが見られるという報道も目にしました。

 

エーゲ海とトカラ列島の群発地震に起因する巨大地震の勃発も、サントリーニ島や鬼界カルデラなど周辺の活火山の大噴火も、(これまでの流れを見れば)今すぐ起こるという確率は低いものと思われます。同時に、遠からぬうち(我々が生きている時代であるかどうかはともかく)に確実になされるであろうことも間違いありません。

 

速い話、それらのことを承知の上でそれらの地に人々が住んでいるわけですから、今更ジタバタしても仕方がないのでは、と思うのです。今やるべきことは、右往左往して徒に状況をかき乱すことではなく、腹を括って冷静に状況を見つめ、万が一事が起こったときに、どのような対応をしていくかを考えておくことだと思っています。

 

 

三島列島・硫黄島。この島と東隣の竹島(全島リュウキュウチクに覆われた平坦な島)は、「鬼界大カルデラ」の北側外輪山に相当。西隣に原生林に覆われた黒島。

 

屋久島・尾之間海岸から望む夕映えのトカラ列島中之島御岳(標高979m)。左に諏訪之瀬島、右に口之島が続きます。

 

 

 

 

 

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エーゲ海の群発地震(まえおき)

2025-02-10 21:08:26 | 雑記 報告

 

エーゲ海・サントリーニ島の海域で群発地震が起こり続けていて、現地では大きな騒ぎになっているようです。日本のトカラ群発地震の話題などと併せ、一両日中にブログ記事を書く予定でいますが、先日、日本のTVニュース番組で、サントリーニ島群発地震を取り挙げた際、三世とジョージが“現地”報告を行っています。今後も度々登場する(とりあえず明日の目覚ましテレビ)予定なので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

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「人権」と「個人情報」が人類を滅ぼす

2025-02-09 17:02:14 | 雑記 報告

 

もう2年ほど前からだけれど、ワードの文章の中に♂♀の文字が書けなくなってしまいました。何の前触れもなく突然絵文字に代わってしまったのです。仕方なく漢字で雄雌と書くか、古い文章の文字をコピペしていたのですが、昨日思い立ってPCデポの担当者(I氏)に相談しました。

 

 パソコンのプロの彼が、一生懸命トライしてくれました。しかしどう操作しても絵文字しか出てきません。

I氏の意見は、ストレートな記号の雄雌の表示は、人権侵害に当たる(加えて性の多様性の問題)とグーグル側が判断し、敢えて絵文字で表示しているのではないか、ということでした。

 

 僕は、トランプとは思想的に正反対の立場にありますが、(思想的にほぼ同じバイデンやハリスよりも)人間としては遥かに評価しています。僕自身は受け入れ難い(そういう意味ではトランプを全面拒否している三世の気持ちはよくわかる)のだけれど、彼の提出する様々な“トンでも”政策は、見る角度に拠れば、一理あるのです。単なる思い付きや、単純な自己顕示欲ではなく、芯は通っている(その点で立花某とは根本的に異なる)。

 

「弱者」に対する優遇政策(多様性の推進)の廃止、性的マイノリティ(男女以外の性)の平等を認めない、、、“トンでも発言”には違いないですが、う~ん、なるほど、と思う部分もあります。

 

僕は、人生の大半を、自分の全能力を注いで、“多様性”の追及を行ってきたつもりです。

所謂リベラルな人々に、まるで流行りのファッションのように、安易に「多様性」を語ってほしくはありません。

 

人間の性は、男と女の2つだけ。「性的マイノリティ」なんてカテゴリーは設ける必要はない。

こういうことです。

「例外」をカテゴライズする、ということは、「例外」が例外ではなくなってしまう、ということです。

カテゴライズされた「例外」から「はみ出した例外」は、居所がなくなってしまう。

ひいては(「例外」を「例外」ではなくしてしまうことで)無数に存在するそれぞれ次元を異にする「例外」を認めないことに繋がってしまう。

 

性別は「男」と「女」だけ。しかし「例外」は臨機応変に受け入れる。

全ての事象に於いても同様です。

 

全ての「例外」は「例外」として成り立っている。それが“多様性”です。

「例外」を「例外」で無くしてしまう(例の内側に組み込む)のではなく、「例外」に対した時、その都度それを受け入れる。

 

価値観を基準としたカテゴライズは、結局のところ、力による支配にしか繋がりません。

 

職業の自由、教育の自由、したがって「弱い立場の人々を(職場や学校に)優遇する」ことで「平等」を目指す、そんなのは、絵に書いた餅です、その器から零れ落ちる人々だって、無数に存在するのです。

 

トランプの提言のように、「能力」を満たした人間が(それぞれを司る場に)優先的に着く。

そのうえで、(場合によっては)必ずしもその限りではない、という柔軟性(別の言葉で言えば曖昧さ)こそ、多様性の本質なのだと思います。

 

・・・・・・・・・・

 

週のうち半分は(往復4時間かけて)PCデポで作業(天候によってはバスに乗る)。半分は自室で作業、午後にココスレストランに行って、Wi-Fi拾い(お金のない時は入口に座って、ある時は中に入ってジャーマンポテト242円注文、たまに贅沢にピザ539円、、、今日、もっと安いのを見つけました、バニラとチョコレートの2色パフェ税込み209円)。

 

部屋での作業中は、TVをつけていることが多いのです。見るのは基本ニュース番組とNHKの「映像の世紀」、それと一部のスポーツ関係。コマーシャルってのが大嫌いで、それが入るといちいち消しています。グルメ番組とかはもちろん、バラエティもドラマも、うんざりです。たまに消すのが面倒で、そのままつけっぱなしにしているときがある。なんでこんなに下らんのをやっているのか、と腹が立ってきます。というよりも、日本人の余りの劣化に、情けなくなってくる。特にAI礼賛番組など、冗談ではなくこいつらバカなんじゃないか、と心底呆れてしまっています。

 

 

 

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水原一平氏と大谷選手に想う

2025-02-07 16:11:09 | 雑記 報告

 

結構長い間ブログを中断していました。一部の読者の方々には、ご心配をおかけしていたかも知れません。単純に余りに時間がなく(ことにWi-Fi利用に於いて)、ブログ執筆に費やす時間がもったいなかったことによるものです。一段落がついたので、再開する次第です。

 僕のブログを、要請している購読料も払わずに、苦境に陥った身寄りのない老人からの発信を、他人事のように眺めているだけの、そのような読者はどうでも良いのです。僕同様に、あるいは僕以上に困窮している(ゆみさんは大丈夫かな?)読者の方々には、ご心配をかけたくない。

 なんとか生き延びています。今回も、元植物園館長氏から、助けの手が差し伸べられました。今のところ、一日500円程の食費でやっていける目途がついたので、ご心配は無用です。

 ほとんどの方は、(表面的な次元でもって)親切を装って(本人たちは純粋に親切だと信じているのでしょうけれど)正論を上から目線で押し付けてくる。そして、僕のような枠組みから外れた人間を追い詰め、結果として排除して行く仕組みになっているのですね。まあ、嫌味ですが(笑)。

 いずれにしても、ごく少数であるにせよ、分かってくださる方はいらっしゃるわけです。それで僕も必死で、やるべき作業に取り組んでいます。「屋久島の植物」を一時中断し、先に収入に結び付く可能性のある「海の向こうの兄妹たち」に取り組んでいるわけですが、当初想定していた既刊(2013年に自費出版)の500頁を章ごとに分割(20~50頁)、幾つかの訳注や追加記述を加えて、全20巻を刊行する目論見でいたところ、追加記述がどんどんと増えて行き、第1巻だけで368頁(全20巻だと7000頁越え)になってしまった。

 僕の利益を1000円として、一冊7000円程の定価になってしまいます。こんな価格では購入してくださる方は僅かしかいないと思う。仮に5人だとすれば5000円の収益。20巻だと10万円にはなりますが、このペースだと月に2冊どころか、一年ほどかかってしまいそうな気がします。労力と報酬のバランス上、割が悪すぎるのですが、仕方がありません。僕の中国関係の作品の集大成と割り切って、ひたすら先に進めて行きます(中国の蝶や蝉や植物関係の集大成は、また別に企画する)。

 ともかく第1巻はほぼ完成したので(六本脚に納入して)「屋久島の植物」に再度取り組みます。というわけで、とりあえず一息、ブログを再開していくことにしたのです。

 実は、数日前から非常な憤りを覚えている事案があるのです。それについて触れて行きたい。

 一平さん問題(今日判決が為されました)。

 多大な憤りを覚えています。

 この問題に、現在の人間社会に現れた歪のすべての根源が集約されているように思えます。例えば世界のあちこちで勃発している戦争・紛争とか。

 僕に能力があれば、「一平事件」を一大スペルタクとして(ドストエフスキーの「罪と罰」とか、トルストイの「戦争と平和」に匹敵する壮大な次元で)小説化したいのですが、残念ながらその能力はありません。誰か取り組んでくれないですかね(一平氏自身にも期待しています)。

 いずれにせよ、この問題に関しては、今後とも少しずつ触れていくつもりでいます。

 今回は断片的に箇条書きで。

 一平氏が裁判長に充てた手紙の評価が焦点となっていたようです。そしてその内容が「虚偽」であると見做されたようであります。権力、大衆による、力と数の理論に基づいた、エビデンスと結論づけ。

 何度でも繰り返し言います。事実(真実と事実は異なるという見方もあるようだけれど、なに、同じです)は一つではない。

 検察(彼らの権力が、いかに醜い基盤の上に成り立っているか、身に染みて感じている)は、一平氏の裁判長への申告文章が虚偽である、と結論づけた(裁判長もその判断にしたがって判決を下した)わけですが、それは強者の(裕福者、多数派)の理論でしかありません。

 それは一つの事実ではあっても、事実の全てとは成り得ない。一平の訴えも、虚偽ではなく、紛いなき事実なのです。むろん、力や数(かのようにの基盤)の側から見れば、虚偽と見做されてしまうのでしょうけれど。

 具体的にどういうことなのか、膨大な問題提起が含まれています。今後それを一つ一つ検証していきたいと考えています。

 一平氏は、犯罪を犯した悪人であり、罪を認め、罰を受けねばなりません。しかし、それだけで済ませてはならない。

 現在の世の中の背景を鑑みれば、罪や罰を背負わねばならぬのは、我々も同じです。一平氏には、この問題の本質を炙り出すべく、問題提起する(そのことで裁判長を含めた力のや数の側の心象を悪く導いていくとしても)責務があると思っています。

 そもそも「一平氏事件」の一方の主役(いわゆる被害者)は大谷君なのですね。被疑者と被害者の関係は、単純な構図ではないのです。

 大谷君は、野球選手として文句なく素晴らしい存在です。僕も彼の大ファンであり、その活躍を一喜一憂しながら見守っています。

 しかし、人間としては (世間が幾ら褒め称えようとも、そして僕も彼の絶大な魅力を認めてはいるけれど)失格だと思う。

 前にも書いたように、(大谷君の持つ)誰よりもボールを速く投げ、バットでより遠くまでかっ飛ばす能力、(一平氏の持つ)英語と日本語の二か国語を自由に操ることの出来る能力、そこに至る様々な努力、共に素晴らしいのです。決して後者が前者に劣るものではありません。

 しかるに現実的には、例えば報酬の面だけを見ても、後者は前者の1000分の1にも及ばない。その中で一平氏(むろん彼の行った行為が多大な非難を受けなくてはならないことは確かだとしても)の置かれた立場は、「事実」だけでは表し得ない、多彩で複雑な側面を有しています。彼の弁明(金銭含む苦境)は、決して嘘ではありません(ある角度の光の当て方からは「虚偽」と見做されるにしろ、別の角度からの光の当て方に於いては「真実」でもあります)。

 「問題」そのものが、特別なシチュエーションの上に成り立っている。きっかけは、大谷選手という、特別の存在にあるのです。

 一平氏は、本来なら正面から大谷君に助けを求めるべきであったと思います。しかし、それは出来ない。

 大衆に君臨する絶大な力を守るためには、異物は切り捨てられるしかありません(少々大袈裟な例ではありますが、如何なる戦争責任があるにせよ、天皇は守られるわけです)。

 大谷君が、今後も未曽有の成績を上げ続け、人々を楽しませ続けるためには、弱い立場の存在は、犠牲になるしかないのです。

 ・・・・・・・・・・・・・・

 今日、銀行に行って、HDD修復費分割支払いの5000円を振り込みました。

 飯塚市には三井住友銀行がないため、他銀行から500円の手数料を支払って振り込まねばなりません。それで他銀行の口座を新しく作ろうと思ったのだけれど、そのためには携帯電話番号が必須とのこと、諦めざるを得ません。

 それとは逆の、販売した本の売り上げの受け取りも、困難な状況に陥っています。これまでは三世の口座を通じて振り込んで貰っていたのが、昨今の「振り込み詐欺」防止とかの名目で、本人名義以外の口座は利用できなくなってしまいました。しかし、自分の口座は本人証明が出来ないでいる(携帯電話不所持のため)ことから、使えないのです(書留郵送か手渡ししか手段がないそうな)。

 携帯電話を所有していない人間は、現実として市民生活を行うことが出来ない。

 それもこれも、「個人情報」とか「人権」とかを絶対視する風潮の、余波を被っている、と言えそうです。

 「個人情報」とか「人権」とかは、結局のところ、「力(強者)」や「数(大衆)」を守るものでしかありません。

そこから外れた人間は、その対象とさえ成り得ない。

 ・・・・・・・・・・・

 先日、大雨が降った日、徒歩でPCデポを往復していた路上で、大変な災難に遭遇しました。大きな水たまりをダンプカーが通過し、頭から大量の冷水を浴びせかけられてしまった。2時間歩いて部屋まで帰ったのですが、危ゆく凍え死んでしまうところだったです。

 仮に凍え死んでしまっていたとしても、単なる(身寄りのない)老人の行き倒れと処理されてしまってお終いです。車社会の常識の許では、歩いている方が悪いのです。人権も何も、あったものではありません。

 「人権」によって救済されるのは、一定の枠組みの中に納まっている人々のみ。弱者の、さらに外側に位置している人々は、切り捨てられるしかないのでしょう。

 //////////////

 これは一体、何なんでしょうか?

 さっき、あや子さんから、「(読者の)ゆみさんからコメントが来ています」という連絡を受けたので、その返信コメントを入れて貰うように頼みました。

 ゆみさんからのコメントの概略。

>生活大変そうで心配です。お手伝いできる方法は何があるのでしょうか?

>このブログの購読料(わずかな謝礼ですが)を、お渡しできる方法をお知らせ下さい。
>私のような資格も技術も経験もない何の取り柄もない者にとっては、賃金の値上げどころか今の仕事があるだけでもありがたく、次はないと思うと低賃金でもしがみつくしかありません。

>先生の娘さん?のような、キャンピングカーでの周遊、私もしてみたいです。まだ行ったことのない土地を見てみたいです。
僕の返信コメント。

>あや子さんから連絡があって、コメントを拝見しました。今ちょうど新しいブログをアップしようとしていたところです(ゆみさんのことにも少し触れました)。

>生活に困窮している読者の方には、購読料は要求しません(気になさらずに今後も気軽に訪れてください)。購読費云々は、充分に余裕があるのに、僕の要望を人ごとのようにスルーしている、一部の読者に向けての発信です。

>三世とジョージが、先日TVニュースに登場しました(エーゲ海サントリーニ島の地震のニュースの「現地」レポート)。実情は、ここでは伏せておきますが、彼らの逞しさは、我々も見習わねばなりません。

 すると、あや子さんから

>ブログコメントに、ゆみさんへの返信を書き込みましたが、

「不適切なURLまたは禁止ワードが含まれているため、投稿できません」

という表示が出て、送信できませんでした。

何が不適切なのか、わかりません(URLは入れていません)。

という連絡が。

なんか、怖いですね。不可解な言論統制。

 

 

 

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追悼

2025-02-06 21:00:12 | 雑記 報告

 

よっさん、、、お疲れ様でした、ゆっくり休んでください。

 
小山さんは、まだまだ長生きしてくださいね!
 
 
 
 
 
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