読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。
【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?
【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。
*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。
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たった今チェックしたネット・ニュースから。
【天然水のペットボトルにカビ、860万本を自主回収】
「健康飲料にカビとはケシカラン、すぐに回収しろ」というコメントに溢れているので、一発、皮肉のコメント(投稿リミットの400字ピタリ)をカマしておきました。
milk*****
小生(日本人)、中国の田舎で長年(約40年)、日本の人たちには到底信じることが出来ないであろう、劣悪状況下の水(水道水は黄色、ペットボトルにカビなんて日常茶飯事)を飲んで生活してきました。しかし、後期高齢者に差し掛かった今でも、体のどこにも異常は有りません。僕は健康検査とかは大嫌い(ワクチンも打ってないし)なんですけれど、先日よんどころのない事情で血液検査したところ、44チェックポイントのどこにも異常がありませんでした。また、体各部位のCTスキャンでも異常は見出せませんでした。今でも(仕事の関係で)標高5000mのチベット高原の山中でも、東南アジアのジャングルでも歩きまわれます。まあ、僕も歳が歳なんで、肺炎とかに罹ってそろそろオサラバしても致し方ないのですけれど、「健康マニア」「リスク排除主義者」で僕より早くくたばっている人がいることを知るにつけ、気の毒に思われる今日この頃ではあります。
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コロナはただの風邪です。そしてただの風邪は、とんでもなく大きな脅威です。今の日本では「コロナで亡くなった人」と「風邪(およびそのほかの原因)で亡くなった方」の、根源的な部分での(次元の解釈に於ける)区別が出来ていない。いや、今の、日本の「あらゆるリスク排除を正義と見做す共同幻想・集団性無意識的自己中心主義」体制のなかでは、それは踏み込んではいけない領域なのでしょう(踏み込めば「陰謀論」の烙印を押される)。
あらゆる(目の前に姿を現した)リスクは排除しなくてはならない、という一部の研究者とマスメディアと大衆(の常識)によって織りなされる「洗脳」。その象徴が、マスク、ワクチン礼賛です。
ということで、「僕がマスク・ワクチンを拒否する理由」の続きを書こうと思っていたのだけれど、、、変なコースで台風来てるんで、予定を変えて、ちょっとだけ台風絡みの話題でいきます。
昨日は、電車(JR青梅線‐南武線)で府中(多摩川の河原)に行きました。河辺‐立川が約25分、立川‐南多摩が約15分、往復960円!は大痛手です。
JRの車内動画広告見てたら、「バイオ作成のトマト出荷が可能に」、、、だそうです。楽して安い値で美味しいものが食べられるんで、良かったですね。科学・人類の文明の勝利です。その勢いで、ワクチンでコロナもやっつけましょう。
トマトが、苦くて小さくて大して美味くない野生種から、たぶん何百年、何千年もかけて(失敗や試行錯誤を繰り返したのち)有用な食物となり、また長い時間をかけてジューシーな実がたっぷりの現代の野菜として改良されて行き、更にこの10数年の間に畑ではなく低コスト低リスクの屋内での栽培が可能になり、そして一気にバイオ作成トマトです。“進歩”の時間のサイクルが、飛躍度的に短くなっていくように感じます。
たぶん近いうちに、バイオどころか“トマト食べたい”と(頭の中で)念じたら、目の前にトマトが現れる、みたいな世界になる(「どこでもドア」が現実になる)ような気がします。でも、それで楽しいんでしょうか、、、、。
リスクを徹底排除し、人類の英知、科学の結集でもって有益性を追求し続けることによって、全ての事が可能になるのかも知れません。時間の操作(過去・未来との“往復”)だけは出来ない、と言いますが、それは現在の意識の体系に基づく認識次元で言えばその通りだとはしても、全く異なる認識体系の中では(そもそも時間など存在するのかという問題も含め)、全然そんなことは無いのかも。案外、僕(や皆)だって、気が付いていないだけで(我々が知り得ていない別の体系的把握下に於いての)未来からやってきたのかも知れないですしね。
これまでに何度か繰り返し指摘してきたように、いわゆる「永遠の命」の獲得も、たぶん可能だと思いますよ。まずクローンを作ればいいのです。新しい身体を作る。そこにオリジナル人間の精神(意識)もインプットする。ただし、前回までのオリジナルが存在してちゃまずいですから、完全に入れ替わることが条件。コピーも2人存在するとまずいので一人でなければなりません。
でも、正確に言えば、まずいわけでもないんですね。複数の「同一人物」がいても別に誰も困らないし。
新規本人がスタートすれば、それまでとは別人格になるわけですから。複数の個人がいて、同じ記憶とか嗜好とか知識とかを共有したまま、別の人格(アイデンティティ)を形成していく。地位とか、社会の中での 属性に対する評価を除けば、旧人格の存在は大して大きな意味は持っていない、と見做すことが出来るかも知れません。永遠の命を生きている同一起源の記憶を持った生命体が複数同時進行していく。僕じゃない僕がどこかにいる、と思いながら生きて行けば良いのかも知れません。
早い話、一般論としても、瞬間瞬間で個人のアイデンティティは更新されながら進んでいるわけでしょうし。「これまで」と「これから」は、全く異なる別個の次元にあって、「今」というのは基本的に存在せず、過去と未来の2つの全く別次元の接点にしか過ぎない(逆に言えばそれしか存在しない?)。
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そろそろフィールド探索よりもデスクワークに専念したいです。でも今日も、霞丘陵に行こうかどうしようか、迷ってたんですよ。朝曇ってて雨降りそうなので、それでWi-Fiに専念することにした。天気予報をチェックしたら昼から小雨になっていたし。でも晴れてきたような気が、、、。もう少し様子を見てから、やっぱり行こうかな、と決意しかけたのだけれど、また、どんよりとした曇り空に。
結局決断しかねてお昼になって、でも今からでも、と思いながら、やっぱり雨降りそうなので止める、、、の繰り返し。決断しかねている原因は、せっかく朝入念にシャワーを浴びたので、出来れば泥んこになりたくない、という気持ちがあるのですね。朝のうちに行っときゃよかったです。少々雨降っても蝶は飛んでいるし。それに明日以降は台風襲来。
57種撮影済みです。「身近な蝶」のフィールド図鑑を作るには十分な数です。でも、一応撮影はしたけれど、一個体だけしか撮影していない、という種も、少なからずあります。ボロ個体だけだったり、雌雄のどちらかだけだったり。
ほぼ40年ぶりの東京近郊での蝶撮影行(3月23日)の第1種目はコツバメだったのですが、これも入口の神社の門の前の住宅街の脇での撮影で、一個体だけ。その後一度も出会っていない。
ジャコウアゲハも、5月14日の撮影行で、最初に入口で出会った種です。雌の翅が大破した個体(汚損個体ではなく翅の大破した新鮮個体)だったので、とりあえず一カットだけ写して、まだ朝早かったし、このあと丘陵に入れば、幾らでもいるだろうと。
帰路、夕方になってその日の撮影は終了したつもりで入口に戻った時、朝雌を見たのと同じ場所、住宅地と道路を挟んだ神社のチケット売り場(ツツジの時期だけ有料だったのでその時以来入っていない)の横の日影になった茂みを、雄が素早く飛び回っていた。最初のうちは全然止まる気配もなく、でもここは勝負、と、一時間以上かけて、メチャ苦労して(カメラを向けている先に住宅玄関があるので変に思われないかと気にしながら)、結構良い写真をゲットしました。
でもそれ以来、雄にも雌にも出会っていないのです。丘陵の中を探索していれば、そのうちに(初夏と晩夏に2度チャンスがある)いくらでも出会えるはずと、たかを括っていたのです。結局、この日の朝に撮影したボロ雌と、夕刻の雄が全てだったわけです。
丘陵内部には全くいない。どうやら住宅街の近くの方に住処があるようなのですね。ついこの間(9月に入ってから)神社のスタッフのおじさん(自然について詳しい方)から「夏の間、事務所の前の薄暗い場所をメスが沢山飛んでたよ」と情報を得ました。最初に出会ったボロ雌がいたのは、その事務所のほんの数m下
です。普通に考えれば、その後、初夏から晩夏にかけて、何10回もその横を行き来しているのですから、そこで粘っていればよかったのです。
それをしなかったのは、既述したように、丘陵に行けば、そのうち幾らでも出会えるはず、と思い込んでいたからです。丘(森&草原)の中にはジャコウアゲハはいず、いるのは住宅街の傍(薄々はずっとその気がしていたのだけれど)ということが分かったわけですが、秋になってしまったからには、もう遅いです(一応、入口付近を注意してチェックし続けているのだけれど姿は見ない)。ジャコウアゲハの雌の写真は、一枚だけ写した翅が大破した個体か、古いポジフィルムを使うしかありません。
ちなみに、ジャコウアゲハに限らず、アゲハチョウ科の種は皆同じことが言えそうですね。オナガアゲハも、クロアゲハも(*共にジャコウアゲハ撮影と同じ日の昼間に撮影)、カラスアゲハも、メスを1頭撮影しただけです。いずれも民家の近く。
アゲハチョウも、キアゲハも、アオスジアゲハも、2~3頭しか撮影していない。やはり民家近くで、しかも何故か全部ボロ個体です。
モンキアゲハは、飛んでいた個体が、偶然写真のフレームに写り込んだ。昔は関東地方にはいなかったナガサキアゲハは、今は東京近郊で最普通種のアゲハのひとつになっているようなのですが、何故かまだ一枚も写真を撮っていません。その両種を始め、どうやらアゲハチョウ科の種は(ウスバシロチョウを除いて)どの種も丘陵の森や草原ではなく、街の中の庭木に発生しているらしいのです。
アゲハチョウ科に限らず、他の多くの蝶も似た傾向にあるようですね。
例えば、本来東京近郊では最普通種のはずのヒメジャノメ。霞丘陵では(青梅丘陵や狭山丘陵でも)全く出会っていません。近縁の(むしろ生育地が限られるはずの)コジャノメが、やたらウジャウジャいるのと対照的です。唯一撮影したのが、丘陵からの帰り道、街の中の路傍で車に撥ねられていた(一応生きていた)個体。
その他、この一帯に分布しているはずなのに、全く出会っていない、という蝶が何種かあります。例えば、アサマイチモンジ(タテハチョウ科)とか、ミヤマチャバネセセリ(セセリチョウ科)とか。この辺の種は、ヒメジャノメとは違って「最普通種」というわけではありません。決して珍しい種ではないのですが、と言って、いつどこに行けば出会える、といったわけでもない、微妙なポジションにあります。
これらの種は、季節的に考えて、どうやら写し損ねたみたいですね。ミヤマチャバネセセリは、昔千葉の房総丘陵でよく見たし、霞丘陵一帯にもいそうなので、(ここんところ屡々そのシチェーションに出会う)イチモンジセセリやチャバネセセリやオオチャバネセセリやその他のセセリチョウ各種が群れ飛んでいるところでは、ミヤマチャバネセセリも混じってないだろうかと、いつも注意を払っているのです。
でも、いないですね。年2~3回の発生で、メインは4~5月の第一化、次いで7~8月の第2化。ほぼ諦めています。やはり昔の写真を使うか誰かに借用するかのチョイスになります。
もっとも、確か秋口に第3化個体も出現するはず。まだギリギリ間に合うかも知れません。新たに写せるものなら諦めずにチャレンジしておきたい。霞丘陵にはいなくても、どっか近くの河原の草地とかにいるかも知れないし。河原といえば、この近所だと多摩川です。一昨日の夜、インターネットで情報をチェックしてみました。
府中の多摩川堤防に沢山いるようです。年3化でメインは春なので、秋の世代は少ないのだと思います。でも(9上旬頃)発生していることは発生しているらしい。ちょっと時期が遅いかな、とも思うのですが、メスならまだギリ間に合うでしょう。思いついたら早速実行。昨日の朝、行ってみました。
8時半にアパートを出て、9時半には堤防に着きました。昨日の天気予報では曇り時々雨となっていたのですが、ほぼ快晴です。
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南武線南多摩の駅から徒歩10分で多摩川堤防の草地に着きます。巨大アパートの前から堤防を下ったところで、ジャコウアゲハ雌が出現。新鮮個体です。いかにも居そうな霞丘陵には居ないのに、こんなところにいるんですね。
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次いでキアゲハの新鮮個体も出現(アゲハチョウも一緒に出て来たけれどこちらは汚損個体)。
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とりあえずジャコウアゲハそのほかを撮影。カメラを向けた方向がアパートの側に当たることが多いので、ジャコウアゲハ雄の撮影時もそうだったし、家の盗撮と誤解されかねません。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/1f/4a9b78505be1c626105cdf2d96cbfd72.jpg)
ギース、チョン!盛んに鳴いているけれど、どこに居るのか分かんない。文字通り目の前、5㎝ぐらいの所に近づいたら鳴き止んだので、気が付いた。ちょっと目を逸らしたら、また分からなくなってしまいます。
肝心のミヤマチャバネセセリが現れないので、河原の草叢の中を探してみることにしました。結果は惨敗です。一頭も出会えなかった。不思議なのは、どっさりといてもよさそうなイチモンジセセリにも僅かな個体にしか出会えなかったこと。
最初の考えでは、河原の雑草の花に群がっているイチモンジセセリの中から、どうやってミヤマチャバネセセリを見つけ出すか、と言う事だったのですが、そのイチモンジセセリ自体が、極めて少ないのです。チャバネセセリもオオチャバネセセリもそのほかのセセリリチョウ各種もいない。
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いかにもイチモンジセセリが大量に訪れていそうなタデ属雑草の群落。来ていたのはキタテハ。
オオハンゴンソウ、アキノノゲシを始めとしたキク科の野草や雑草群、そのほか帰化植物の花、、、少なくともイチモンジセセリは間違いなく大量に訪花しているはずなんだけれど、、、、僅かしかいない。どう考えても不思議です。
こんなことを想いました。台風が近づいている。イチモンジセセリが急激に増える時期は、台風の季節と重なります。と言って、必ずしも台風が来た後に増えるんじゃなくて、(どちらかと言えば)増えてから台風が来ている。一部は、台風に乗って(南の方角から)やって来ているのかも知れませんが、どうもそれだけではないような気がします。
例の「推定試算18億頭」の黒雲を成すイチモンジセセリの飛翔大群。「18億頭」は、日浦先生か誰かが、半分冗談、半分本気で言ったのではないかと思っています(確認してません、ずいぶん昔のことです)が、実際、例えば10㎝四方の空間を1頭という割合で算出していくと、空を一面に覆う黒雲を成す数kmの立体空間だと、それぐらいの数になっても不思議ではありません。この推定試算数が10億でも20億でもなく「18億」という所に、いかにも半分冗談&半分真面目な見解である側面が現れているように見て取れます。
僕もずっと昔、神戸の自宅のトイレの窓から目撃したことがあります。むろん晩夏か秋であったことは間違いないのですが、写真は(たぶん)写していず、年月日の記録もとっていません(もしかすると何かの紙切れにメモしてあるかも知れない)。
僕が房総半島でイチモンジセセリの個人調査を行っていた時、水田の畔のアザミに訪花中のイチモンジセセリを片っ端からマーキングして、リリースしたことがあります。2~3日後、そのうちの数頭を背後の尾根(清澄山~元清澄山)でリキャッチしました。その時は、大して大きな移動じゃなかったので、期待外れに思ったものですが、距離にして10㎞ほど、標高差200m余の移動は確実に行われているわけですから、それなりの意味はあるのだと思います。
いずれにしろ、同じ時期(晩夏~秋)の大群飛の確認・報告例は、かなり多数あるようです。そして、飛翔方向は、必ずしも西南→東北ではない(むしろ東から西が主体)。また、長距離移動とは限らない。
ふと思ったのですが、、、。台風が発生したら、それに引き寄せられるように“動く”のではないだろうか、と。昨日、ほとんどイチモンジセセリの姿を見なかったのは、今頃、どこかで(台風に向かう途上の、あるいは台風が来た時に備えて)何らかの意味合いを持って、空を一面に覆う黒雲集団を成しているのではないかしら? 発生中の個体は片っ端からそちらに参加して、今出会うのは、その黒雲大群に乗り遅れた落ちこぼれ個体であるとか、、、。
まあ、それは「陰謀論」みたいなものですね(笑)。でも、イチモンジセセリ(および秋に個体数が激増する幾つかの蝶)の動向が、何らかの形で台風と連動している(もう少し正確に表現すれば「気圧との関係」ですね)のではないか?ということは、考えられない事ではないと思うのです。
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昨日の総括。
蝶がいない。目が見えない。カメラが壊れている。そんな状況で、クオリティの高い写真など撮れるわけがないです。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/58/e823edd84a38bbe96e6432ccc31bc412.jpg)
キチョウ(キタキチョウ)とモンキチョウが盛んに産卵しています。キチョウはマメ科の低木(ハギ)、モンキチョウはマメ科の草本(クローバー)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/06/f7abd366bd76290b81567e5961e1b806.jpg)
ついでにヒメアカタテハの産卵。秋になって個体数が増え始める種のひとつで、究極のコスモポリタン種です。食草としてはゴボウ(アザミ連)が特に好まれるようですが、キク科なら大抵なんでも食すみたいです。
モンキチョウは、霞丘陵では、春から初夏にかけて、あれほど沢山の個体(数10m四方に目視で100頭余)が草原(コリアス草原)上を飛びかっていたのに、6月後半以降は、そこでは全く見られなくなっています。別の場所に移動(あるいは拡散)して夏以降の世代が発生し続けているのでしょう。この河原には(コリアス草原ほどではないとしても)多数の個体がいました。
ところで今回、何故か春~初夏のコリアス草原に於いてはほとんど見られなかった、モンキチョウの求愛追飛行動を、じっくりと観察することが出来ました。でも、よく知られるように、必ずしもメス→オスの追飛ではないのですね。雌が後ろに来たり前に来たり、コロコロと入れ替わっているように見えます。これまでの僕の認識(一般の認識も)は、雌が後ろから、というのがスタンダードなのだけれど、稀に観察し得た春~初夏のコリアス草原でのそれも、ここでの観察でも、そうとは限らないのですね。
モンキチョウの生態が以前と変わってしまったのか、個体群(分類群?)自体が入れ替わっているのか?まあ、そんなことはまずないでしょうし、僕の観察不足による思い込みだとは思いますが、気になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/dd/d8d9f89a07255ed4c39568b1af2f0008.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/38/adb3cd5cfac1cc77c517e5b07f727ca3.jpg)
すぐに動かなくなってしまうカメラを、途中で何度もレンズを付け変えたり、初期化し直したり、手探りでISOや露出を設定したり、手動でピントを合わせたりして、雌雄が前後に入れ替わりつつ延々と追飛翔を続ける(今画像をチェックしたら12時12分から12時21分まで10分間)ペア(最初のうちは雌1頭に雄2頭)を、苦労を重ねて大量に撮影した(IMG_2554からIMG_2653までちょうど100枚)のだけれど、全部ピンボケ。僕の目の問題なのか、カメラの機能が問題なのか、、、。
ちなみに、目指す蝶はいなかったけれど、一応出てきた種は、とりあえず一通り撮影しておきました。
ジャコウアゲハ/キアゲハ/アゲハチョウ/キチョウ/モンキチョウ/ヒメアカタテハ/キタテハ/コミスジ/ツマグロヒョウモン/ヒメジャノメ/ヒメウラナミジャノメ/ベニシジミ/ヤマトシジミ/ウラナミシジミ/イチモンジセセリ
ジャコウアゲハを別とすれば、見事に世界的普通種(ことに秋に個体数の増える種)のオンパレードです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/da/2351bc7012313b1eaf1106aa5933a68d.jpg)
注目は今年出会った2頭目のヒメジャノメ。一枚だけシャッターを切りました。最初、ヒメジャノメかな?と思ったのだけれど、カメラを向けたら一瞬の間に別の個体に入れ替わったみたいで、確かめたらヒメウラナミだった。しかし“目の錯覚”とリアルタイムでは思っていた最初の1枚は、確かにヒメジャノメでした。
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次回は「続・僕がマスク・ワクチンを拒否する理由」を再び後回しにして、(イチモンジセセリの話題が出たついでに)以前保留にしていた「日本のチョウ:オオチャバネセセリ(上)」の続き、(下)の「イチモンジセセリほか」に再チャレンジします。
いろいろ調べたり写真を整理したりするのが面倒なので、より取り組みやすそうな関連テーマで、かつ見栄えがして一般読者の興味を惹きそうな「アサギマダラ」の話に差し替えていた分です。イチモンジセセリは、アサギマダラのように資料を豊富にチェックできると言う事は無いのですけれど、そのことが、むしろアドバンテージになるのでは、という気もしています。
あるアサギマダラ研究者の言った「データが集まれば集まるほど実態が見えなくなる」、、、この言葉は、相当に深い意味を持っていると思います。
イチモンジセセリに於いても、今後データの収集に励むと共に、別の立脚点から俯瞰的に見渡して行くことが必要だと思っています。
それは、一般の愛好家にとっての興味(美麗な蝶の「リリース&リキャッチ」の調査活動に自分も参加出来るということ)からは外れるという弱みに繋がるわけですが、「個々のデータに囚われず俯瞰的に取り組むことが出来る」ということでは、強味でもあると思っています。