青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

陰謀論すれすれの話(予告編)

2023-10-01 22:04:49 | コロナ、ウクライナ問題、身近な自然



マスクは人類の敵



エアコンは地球の敵



集団性自己中が人類を滅ぼす



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3500円のカメラクラッシュ。まあ、価格からすれば妥当なところでしょう。痛風勃発で七転八倒の苦悶もあるゆえ、ひたすら「中国蝴蝶野外観察図鑑・補遺」の中国語への翻訳の残り1%に取り組んでいます。



並行して、地元新聞社にプレゼンする予定の「近所の森と道端の蝶・福岡編」の新聞連載用原稿書き。それを纏めている過程で、実は非常に興味深い問題に直面していることに気付きました。



以下、某氏への私信。結構気に入ったので、そのままブログに転用します。



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70年来の疑問が、ついに解けそうです(というか、これからがスタートですが)。



中学に入学し生物クラブに入ったのが1961年の春、

それ以前、小学校低学年の頃には、秋、庭にやってくるイチモンジセセリとチャバネセセリを眺めて、想いに耽っていました。

似ているけれど、微妙に違う。

春にはいないのに、秋にドッと増える。

子供ながらに興味深々でした(あとウンカやヨコバイも)。



中卒で高校には行かず、バイトしながら美術学校に通っていました。

一時期、昆虫の世界から離れていたのですが、

1970年代半ばから再開、

たまたま千葉の東大演習林で撮影・調査活動を行うチャンスを得、

大学に提出したのが

「水田耕作の発展に伴うイチモンジセセリの生態的変遷」

というテーマでの探索企画。



イチモンジセセリと、

国内同所分布同族種のチャバネセセリ、

国内異所分布同属種のオガサワラセセリ、

との比較を並行して行いながら、

イチモンジセセリの持つアイデンティティを探ろう、という目論見です。



しかし計画は挫折し、

中国に拠点を移して40年、



一昨年、40年ぶりに近所の日本産普通種の観察・撮影に、東京のアパート周辺で取り組み始めました。

でも、なにかおかしい?



その想いは、福岡に移って同様の観察・撮影を続けた結果、さらに強くなっていった、、、、。



そして今、驚愕の事実が判明!!!



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とまあ、予告編です。

、、、そのうち、具体的な事を書いていきます。

(以下の写真を題材に70年間に及ぶ疑問を紐解いていく予定)

壮大な「陰謀論」になるかも知れません(笑)。





イチモンジセセリParnara guttata

近所の道端にて 2023年9月3日





チャバネセセリPelopidas mathias

近所の道端にて 2023年9月26日





オオチャバネセセリPolytremis pellucida

近所の道端にて 2023年9月26日





イチモンジセセリParnara guttata

近所の草地にて 2023年5月9日





チャバネセセリPelopidas mathias

近所の草地にて 2023年5月21日





オオチャバネセセリPolytremis pellucida

近所の草地にて 2023年6月7日



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ここからは、上記とは(ほぼ)無関係の話。



シルビアシジミ、チェックをし続けています。



ずっと同じ所にいます(僕のアパートから5分)。



2か所、ミヤコグサの生える半径1mぐらいの場所にだけ、毎日別の個体が現れます。



写真(少し前の9月18日)は、その発生定位置から3mほど離れた所に生えるイタドリの花で吸蜜する個体。その2m先にはカタバミが生えていて、こちらはヤマトシジミの陣地です。たまたま同じ時に同じ花で遭遇。油断していると、同じ蝶に見えてしまいますね。写真撮って再確認してから、別々だと分かった。区別点の後翅裏面の黒点列の並びは、時に見る角度によってこんがらがってしまう。前翅裏面中室の黒点と前縁近くの小黒点の有無(シルビアでは両方とも欠)に拠るほうが咄嗟のチェックでは分かり易いと思います。





ヤマトシジミPseudozizeeria maha





シルビアシジミZizina othis(Zizina emelina)





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速報! ベニシジミ

2023-02-27 21:26:17 | コロナ、ウクライナ問題、身近な自然



今年はじめて出会った蝶はベニシジミ。冬越し世代ではなく新世代成虫です。昨年秋、10月20日→10月30日→11月4日に、同じ個体に出会ったのと全く同じ場所(たぶん1mも離れていない)。11月7日に最後のボロベニシジミを見てから111日目、彼らの子供の世代です。なんだか、うれしくなってきます。



写真1‐5 









ベニシジミ

2023.2.27 福岡県飯塚市 僕のアパートの前



そういえば、去年も最初に出会った蝶はベニシジミでした。3月16日、1万キロメートルほど離れたエーゲ海のパロス島。



写真6‐7



ベニシジミ

2022.3.16 ギリシャ・パロス島 ジョージの実家の前



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今日、ベニシジミに続いて姿を見せたのは、ともに成虫越冬のキチョウとキタテハ。キチョウは、いつものごとく、止まりそうで止まらない。止まると、目の前にいても姿が見えない。ということで、良い写真は撮れません。キタテハも、複数等が目まぐるしく飛んでいて、なかなかキャッチできない。それでなくても目はほとんど見えないし、カメラもぶっ壊れていることだし、我ながらよく撮影できたものと感心してしまいます。



写真8‐10






キチョウ

雌を探して飛び回っている雄ですが、本当に冬越し個体なのでしょうか? 雄だけ越冬個体で、これから出現する雌は新世代、なんてことはないのだろうか?



写真11‐14







キタテハ

こちらは紛いなき越冬個体ですけれど、考えてみれば、去年の秋には一頭も出会わなかったわけで、一体どこにいたのでしょうか?



今日のメンバー3種は、図らずも日本産蝶の3つの典型的分布パターンを代表する種です。

ベニシジミは、北半球広域分布種。

キチョウは、東洋熱帯広域分布種。

キタテハは、東アジア固有種(繁栄する遺存種)。

それぞれ、非常に魅力的な問題提起を内包しています。



僕の今後の(というか以前からずっとそうなのですが)テーマは、身近な蝶達のアイデンティティを探る。

マニアの人たちが見向きもしない、いわゆる“駄蝶”に絞って、日本の外側からその性格を探っていく。とりあえず、中国を再訪できるようになったら(もちろん四川とか雲南とかにも赴きたいけれど)、意外に(というよりもぶっちゃけ丸っきり)調べられていない、北京/上海/香港近郊の、「日本の身近な種」の実態解明(日本産との血縁関係や生態比較)に取り組んで行きたいです。



適当にピックアップした候補:アゲハチョウ/キアゲハ/モンシロチョウ/スジグロチョウ/モンキチョウ/キチョウ/アカタテハ/ルリタテハ/キタテハ/コミスジ/ヒメウラナミジャノメ/クロヒカゲ/コジャノメ/ヒメジャノメ/ヤマトシジミ/ツバメシジミ/ルリシジミ/ベニシジミ/ダイミョウセセリ/イチモンジセセリの20種。




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今日、嬉しかったこと

2022-05-05 21:08:08 | コロナ、ウクライナ問題、身近な自然




読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。

【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ゲストハウスを出る直前に、くだんのウクライナ人とばったり会いました。彼はバツが悪そうに、謝りだした。

ウクライナ:

>本当に申し訳ないことをした、実は、ベッドのどこそこに、、、。

青山:

>>いいよいいよ、君は正直だよ、僕はとても嬉しい。

ウクライナ:

>そう言って貰えると、僕も嬉しい。

青山:

>>グッドラック!

ウクライナ:

>グッドラック!!



フレディ・キャノンに似た陽気な兄ちゃんで、出来ればもっと話たかったですね。

彼との以前の会話。

青山:

>ゼリンスキーの事どう思う?

ウクライナ:

>>俺はそんな奴知らない。ところで日本の首相は何という名前なんだい?

青山:

>えーと、、、あべ、違った、コイズミ、違った、カンとかスガとか、、、誰だったっけ?(本当に思い出せない)



・・・・・・・・・・・



2022.4.30 パルナッソス山中腹







「ブルー」(シジミチョウ科ヒメシジミ族ヒメシジミ節)の一種。この仲間は日本では、本州の山地草原や渓流草地などに、ヒメシジミPlebejus argus、アサマシジミLicaeides subsolanus、ミヤマシジミLicaeides argirognomonが、北海道のごく限られた山にカラフトルリシジミVacciniina optileteがいて、他に南方からの迷蝶としてソテツシジミ属Chiladesの2種が記録されています。一方、ヨーロッパは、この仲間の本場、10 属45種ほどが分布しています。どれもよく似ていて、写真の種は、Plebicula escherii?あまり自信がありません。







日本産ヒメシジミ類3種もそうですが、北半球温帯域に広く分布している山地草原性の蝶というのは、日本では急速に衰退しつつあります。「山地草原」といえば聞こえが良いのだけれど、まあいえば、人間生活には役に立たない(と認識されている)不要な空間です。でも、大陸では、そんなところがいっぱい残っているのですね。それで「日本の絶滅危惧種」が「ごく身近な普通の蝶」だったりするのです。ヒョウモンモドキの仲間も日本には3種。いずれも絶滅の危機にある種です。ヒョウモンモドキMelitaea scotosia、ウスイロヒョウモンモドキMwlitaea regama、コヒョウモンモドキMellicta britomartis。ヒメシジミ類同様にヨーロッパでは多数の種が繁栄しています(3属20種余)。写真は(多分)Melitaea trivia、日本のヒョウモンモドキととても良く似ています。







日本のツマジロウラジャノメLasiommata deidamiaと同属種のLasiommata maera。雄交尾器の長短が両極を示しますが、そのほかの構造はほぼ相同です。白黒のツマジロウラジャノメと違って赤茶色、ヨーロッパに多数の種が分布しているジャノメチョウ亜科の種は、みな同じような色調です。これはアフリカ大陸の蝶が共有する色彩傾向に繋がっているのだと思います。







Papilio alexanor。キアゲハのところでも書きましたが、この類とは相性が悪いのか、本気度が足りないのか、いい写真が写せません。ピンボケ写真を無理に整えました。出発時刻が来たので、解説はなし。




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ロシア人と中国人に助けられっぱなしです(笑、、、で良いのかな?)

2022-05-05 08:15:24 | コロナ、ウクライナ問題、身近な自然




読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。

【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



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今回の目的の一つ、“萌葱蝶”探索は、80%の成功度合だったと思います。ただし観察・撮影は(求愛・交尾行動を除いて)ある程度満足のいく結果ではあったのですけれど、その後に予定していた各メディアへのプレゼンは、いまだに一つも出来ていないままです(ほぼ0%)。 そのことを考えれば、トータルでは40%ぐらいの成功度合でしょうか。



出版事業企画は、それなりに出来た(下地を作れた)ともいえるし、全く出来てないとも言えそうです(30点としておきましょう)、、、これからですね。



原稿は、、、3か月かけて「中国の蝶」の2月5日号(イチモンジチョウ類)と2月12日号(ツマキチョウ類)が完成、「中国の野生植物」は、「ハマウツボ科(大半はシオガマギク属)/日本語版」と「ユリ科(狭義)/英語版」の校正を行って、一応完成品としました。全体としては、想定の1/10ぐらいしか進んでいません。100点満点で20点ぐらい。



モエギチョウ以外の蝶の撮影は、結局アテネ近郊(アフィドニという駅の周辺)で最普通種たちを連日撮り続けたほか、4月の最終日になって、初めて山間部(と言ってもアテネの近く)に足を運びました。快晴続きだったこのひと月間で、数少ない悪天の日に当たってしまいました。それでも、イワバモンシロチョウに出会うことが出来たのは、僥倖だったと思います。今回はもともと成果を計算には入れてなかったので、これも20点ぐらい。



2月10日の入国から、5月5日の帰国まで、パロス島に40日、サモス島に14日、アテネに30日の滞在でした。



パロス島では連日悪天候で原稿書きと出版企画に没頭しましたが、前述したように、出来たような、出来なかったような、、、。



サモス島では、一泊5000円もする宿に泊まっていました(ほかに選択肢がなかった)。概ね好天で、連日山を往復してモエギチョウの撮影を行っていました。 



アテネでは、一泊1150円のドミトリーに宿泊、資金欠で遠くに出かけることは叶わず、2日に一回ほど、列車で30分ほどの駅の周辺で、春の人里の蝶を撮影していました。



ゲストハウスでは、朝6時前に起床、夜11時に就寝するまで、地下のWi-Fiルームに籠りっきりで、パソコンと格闘していました。日本でのスタバ往復生活と同じパターンです。それで仕事が進んだかというと、昼頃から入れ替わり立ち替わり、ロシア人、イラン人、キューバ人、イラク人、カナダの船乗りのおじいちゃん、ボストンの旅行作家のおじいちゃん、、、らが(うち何人かは別のホテルに泊まっているのにわざわざ)訪ねて来て、なんだかんだと話しかけてくるので、仕事になりません。でも皆、親切なんですよ。



ともかく、部屋では寝るだけです。ずっと同じ部屋の隅っこのベッドで寝ていたのですが、数日前、団体客が来るというので、その間、別の部屋に移ることを余儀なくされました。



そこで、とんでもない災難に会った。同室者はウクライナ人と韓国人と得体の知れないギリシャ人。セキュリティが良いそれまでにいた部屋とは違って、ちょっと危なさそうな雰囲気の部屋です。それで昼間に何度かチェックに出入りしました。そのこともあってか、予想だにしなかった言いがかりをつけられてしまった。ウクライナ人のパソコンのアダプターが無くなって、お前が盗んだのだろう、と窃盗の疑いをかけられたのです。持ち物全部を調べられて、もちろん結局何も出てこなかったのだけれど、理不尽にも僕が2000円ほどを弁償!することになった。



今朝、ロシア人の若者がやってきて、もう一人のロシア人の女の子と、いろいろと帰国準備を手伝ってくれている最中に、その話を持ち出しました。彼は憤慨して、俺が話をつけて来てやる、と。僕は、揉め事を起こしたくはないので、あまり強くは出ないでね、と言っておきました。すると、しばらくして、ウクライナ人が、自分の荷物の中にあったのを見つけたと、2000円が戻ってきました(今日から元の部屋に移りました)。



いずれにしろ、帰国に際しては、PCRチェックとか、面倒なことの連続です。予算も足りないのだけれど、日本は連休で 振り込んでもらうこともできません。こんな時、中国だったらモニカが上手く手配してくれるのです。早く中国に戻りたい。



なんだか、いつも中国人やロシア人を持ち上げているように思われてしまいそうですが、別にプロパガンダの一端を担いでいる、というわけではありません(笑)。



それに比べて日本人はなんと冷たいことか(ちなみに今回三世以外の日本人にはとうとう出会わなかった)と言いたくなってくるのですが、そうとも限らないですね。



明日、在アテネ日本大使館のIさんが空港まで送ってくれることになっています。こんな親切な大使館・領事館員に遭遇したのは初めての経験です。もっとも、「親切心」というよりも、「心配でたまんない」ということらしいですが。






パロス島:爾夏とアンテナ。





サモス島:黒猫がこの島のトレンドみたい、、、。





アテネ郊外:Papaver rhoeasひなげし






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日記 2022.4.21

2022-04-21 09:37:52 | コロナ、ウクライナ問題、身近な自然




超ハイテンションのポーランド人が隣のベッドに来て、、、、仕事が全く手に着きません。

夜は毎日大宴会で、、、。

現在のメンバーは、ロシア、イラン、ポーランド、デンマーク、ノルウエイ、アイルランド。

共通語は英語なので、キューバ人は加わりません。



この雰囲気が嫌な由、アメリカの旅行作家のおじいちゃん(ケンさん)は、ホテルを移りました。



今日これから、久しぶりに再会して、昼飯を一緒に食べに行くことになっています。



さっき、こんなのを送ってきてくれた。



アメリカの自費出版。

これは挑戦するべきかも知れませんね。



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昨日は、久しぶりに快晴となりました。それで、いつものアフィドネス(鉄道で30分2.5ユーロ)に行きました。初夏の蝶にメンバーが替わっているかな?と期待していたのですが、先週までと同じメンツです。



モンキチョウ(セイヨウベニモンキチョウColias crocea)







モンキチョウの仲間やヤマキチョウの仲間は、静止時に絶対に翅を開きません。翅の表を見るチャンスは、こんな時だけです。



ヤマキチョウ(クレオパトラヤマキチョウGonepteryx cleopatra)





食樹のクロウメモドキ科に産卵中の雌。



産卵中の雌に近寄って撮影していたら、カメラに気が付いて地上に降りて“死に真似”。



再び飛び立って、次に産卵したのが、全く関係のないトウダイグサ(たぶん気が動転したのだと思う)。



小さなクロウメモドキも見つけて産卵します。



逆光になると姿が分からなくなる。



雌は黄色一色です。



雄は翅表が紅色。透視光で色が良くわかります。



去年の初夏から生き続けているので、さすがにボロくなってます(雄は冬越しをする必要があるのでしょうか?)



クモマツマキチョウ Anthocharis cardamines


















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「ギリシャと日本で対応する興味深い数種の蝶について」 2022.4.15

2022-04-15 20:47:42 | コロナ、ウクライナ問題、身近な自然



今日も快晴で、、、アテネに来てから10日間、ぶっ通しで快晴です。こう快晴続きだと、困ってしまう。フィールドに出ないことに、なんか罪悪感を覚えてしまいます。そこはグッと我慢して、2日連続でデスクワークに励みます。夜になると、イギリス、ロシア、スペイン、フランス、ドイツ、イラン、キューバの兄ちゃん姉ちゃんがやってきて、落ち着いて作業が出来なくなってしまうので、彼らが来ないうちに済ませとかねばなりません。



ここんところずっと、食事は同じメニュー(スーパーで購入)。朝飯がクロワッサン(0.27ユーロ)4個。昼飯がスパゲッティ(2ユーロ)。晩飯がインスタントラーメン(2個0.52ユーロ)に野菜セット(1ユーロ)にソーセージ(0.99ユーロ)。

それにインスタントコーヒー(ブラック)とフルーツジュース。夜はロシアの兄ちゃんがロシア風料理を作ってご馳走してくれたりします。一日900円ぐらいの計算で、貧乏人なのにかなり贅沢してますね。栄養とか健康とかは、まるで考えたことがない。日本にいる時もそうなのですが、大抵一か月間ぐらいは毎日ほぼ同じメニューで通します。世の健康マニアやリスク排除主義者の中には、74歳(10日後)の僕よりも、ずっと早くにくたばっている人も少なくないと思うのですが、、、、何でですかね。



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今日のニュース。NATO絡みの攻防。ロシア首脳(プーチン大統領とメドベージェフ前大統領)の男性2ショットと、スエ―デン首相&フィンランド首相の女性2ショットの、それぞれの記者会見が、多数取り上げられています。これがもう対照的で、、、、前者の暗く重苦しい雰囲気と、後者の明るく爽やかな雰囲気が、もろに伝わってきます。非常に個人的な感覚の感想です。だからどうした、って話ではありません。



・・・・・・・・・・



JR東日本・恵比寿駅。案内板にあったロシア語の表記。利用客から「ロシア語の表記は不快だ」という苦情が複数あったので、それを削除した、、、、そうです。



世界中の人々が、平和を望み、戦争を忌避しているはずなのに、現実は、、、、、結局そういうことですね。皆が(自分たちの)平和を望んでいる限り、戦争がなくなるわけありません。



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上2つの話とは無関係な蝶の話です。



前回と同じ写真を再紹介。





クモマツマキチョウ雌の静止場所。2022.4.12 ギリシャ・アテネ郊外




モンキチョウ雌の静止場所。2007.9.30 中国雲南省梅里雪山





クモマツマキチョウ雄。2010.6.17 中国四川省雅江県



15年ほど前に撮影し、その後何度も取り上げている、モンキチョウの静止場所の写真を、セットにして改め紹介しておきます。



なんでまた、こんなピッタリな状況になるんでしょうかね。蝶の側と植物の側の色あいの余りの調和。



もちろん偶然なのですが、別の視点から捉えれば、偶然じゃないのですね。偶然とは何か?それは必ずしも「必然の反対語」ではありません。案外「同義語」なのかも知れない。



この2つの写真、いろいろと考えることがあります。とにもかくにも“ス、ス、ス、ストレンジ、、、!!”と言うしかない。でも、捉えかたによれば、それほど不思議な事ではないような気もします。案外、あまりに日常的な現象なのかも知れませんね。だって、生物の基本は、姿を隠す、周りに溶け込む、という能力を、本質的に備えているわけですし。



例えば(やはりシロチョウ科の)キチョウやヤマキチョウの場合、静止時にはほとんど全ての状況において、周りに溶け込んでいる(ことに半逆光で見た場合は完璧に)。



それ自体は考え方によればとんでもなく不思議な現象が、全く日常的に別に不思議でなく行われていることが、ある意味不思議です。



それでもって、キチョウの、「どこにでもいていつでも見ることのできる(かつ周囲の光に溶け込んで見つけるのが難しい)普通にそこいらにとまっている状態の写真」を探したのですが、これがなかなか見つからない。こんな時の説明の為に、それを時々撮ってはいるのだけれど、パソコンのどこに収めているのか、探し出すのは相当に困難です。大抵の場合は、クリアに姿が分かる完全逆光(透視光)や、翅裏のデテールが良くわかる完全順光にカメラの位置を向けて撮影しているので、最も普通に接している「周りに溶け込んだ」状態の写真が、出てこないのです。



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「萌葱Books」新刊紹介

春の女神ギフチョウLuehdorfia japonicaの姉妹種、エーゲ海の春の女神モエギチョウ(旧名のシリアアゲハ/ニセアポロ/ムカシウスバから改称)Archon apollinus。両者は外観こそ著しく異なりますが、基本形質の比較や、DNAの解析によれば、姉妹集団であることが分かります。この両属(および両者を結びつける化石種)でギフチョウ族Luehdorfiiniを形成します。ユーラシア大陸の東西に遠く離れて生き続ける“姉妹たち”に会いに、エーゲ海の小島を訪ねました。そこで見た“実際の生きた姿”は、まさしくギフチョウそのもの。その観察記です。








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