ベニシジミ画像
鴎外の長女の森茉莉は、晩年、「テレビお婆さん」になっちゃったのですが、僕は「テレビお爺さん」になってしまったです。74歳にして、はじめてTVが部屋に。一般の人からすれば50年遅れの人生ですね。
夜8時に帰宅し寝るまでの間、本来なら仕事(「中国蝴蝶野外観察図鑑」作成)に励むつもりが、ついついTVを見てしまいます。
概ね野球(主に大リーグ、高校野球は見ない)、大相撲、ニュース。8割方NHKです。好き嫌いは別として、さすがに骨太の内容の番組が多く、受信料を採るだけのことはあります。
好き嫌い、ということで言えば「ワイルドライフ」のシリーズは、余り好きには成れません。何故かはわからない。
いやもう、凄いということは、認めているのですよ。その技術力は、とんでもなく高いクオリティで、よくまあここまで出来るものと驚愕。切り口も鋭く、その考察力にも、ただただ脱帽するのみです
でも、あんまり好きになれない。なんでなんですかねぇ。余りにも完璧すぎて、違和感を覚えるのかも知れません。
けれど、昨夜見た「キノコ」がテーマの番組は違った。これが文句なく良かった!今まで見たあらゆる媒体(TVの映像のみならず、例えば理科系の論文とか、文科系の小説とか美術とかも含めた、全ての「作品」)の中でも、ナンバー・ワンと言って良いほどの素晴らしさ。
何処がそんなに良かったのか、敢えて言いません。機会があれば、再放送、ぜひ見て欲しいです。
僕も一応カメラマンなので、本来ならばギヨウ(漢字が出てこない!)を感じても良いところなのですが、遥か先を行っているので、もう次元が異なります。僕は自分の出来ることを、コツコツと取り組み続けます。
・・・・・・・・・・・・
将棋の羽生さんが藤井六冠に敗れた、でも二勝した、これは凄い事、という番組もチラッと見ました。僕もそう思います。羽生さん曰く「AIにも見えないところがあるはず、そこを探る」。すごく重い、かつ魅力的な言葉です。
・・・・・・・・・・・・
ツバメシジミが沢山出現し始めました。ルリシジミは相変わらずなかなか止まらない。それでも昨日今日と結構写真を撮ったのですが、カメラ設定を間違えていたりして、大方写っていません。なんせ、シャッターは降りないし、ピントは合わないし、、、それ以前に、眼は見えないし、胸は苦しいし、、、。一応写真が撮れているだけでも、大したものと、我ながら自賛している次第です。
いずれにしろ、ルリシジミは止まっても翅を開いてくれない。そこにいくと、ツバメシジミはすぐに開きます。
今日はツマキチョウも出現(撮影失敗)。ベニシジミは、求愛、産卵が、頻繁に行われている。でも交尾にはまだ出会っていません。
昨日今日の写真、コメントなしで羅列紹介しておきます(本来ならば「中国胡蝶野外観察図鑑」に没頭せねばならず、蝶の写真を写したり、ブログを書いたり、TVを見たりなどの暇はないはず)。
まず、ツバメシジミから(1枚だけルリシジミ)。明日はベニシジミの求愛と産卵。
ひとつだけ訳注を。訪花植物のひとつクサイチゴについて。サクラ(ソメイヨシノ)はもとより、菜の花(アブラナもセイヨウアブラナも)にしろ、タンポポ(セイヨウタンポポ)にしろ、もちろん、そのほかの派手な色調の多くの「野草」も、そのほとんどが人為由来(外来種あるいは栽培逸出)なんですね。
その中にあって、数少ない在来種の訪花植物がクサイチゴです。そのうち、いろんな方面から検証していこうと考えています。
チョウ魅力のひとつは、植物の場合と違って、大半が在来種(人類が出現する遥か前からこの地に棲むネイティブ)であること。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
追記:
Blueとは、、、大事なのを忘れていました。
Bert Kaempfert。一番好きな音楽、というだけでなく、全てをひっくるめても一番好きな存在。僕の心や体の99%は、Kaempfertの音楽で出来ている。そのなかで一番好きな曲が「Jumping Blue」(Kempfertの自作曲)。とてもジャジーな曲ですが、僕に言わせれば、ジャズではなく、ポップスです。
Jumpin' Blue (Remastered) - YouTube
読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。
【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?
【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。
*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。
・・・・・・・・・・
昨日、ちょっと怖いことがあって、、、もしかしたら日常的に同じような経験を皆しているのかもしれず、今更話題に挙げることではないのでしょうが、一応念のため報告。
大谷君絡みのニュースをチェックしていました。確かエンゼルスの広報誌の写真が面白いとかの。でも該当する写真が見当たらない。横に“ここをクリック”という指示があったので押しました。すると突然警告が!なんか滅茶インパクトの強い恐ろしい警告で、このままでは大変なことになってしまうので、これこれの作業を即刻するようにと。英語だったので細かい事は理解出来ないし、パニックになってしまって、とにかく必死でパソコンを強制終了して、事なきを得ました。時々あるんですよね。シチュエーションは違うのだけれど、以前ビーチ・ボーイズ関連のユーチュブを見ていて、やたらと閲覧回数の多い(億単位)のがあったのでクリックしたら、大画像の裏ビデオ画面が飛び出した。満席のマクドの中だったので、いやもう冷や汗ものでした。
その数時間後、今度はヤフーメールに次のような案内が届いた。某大手銀行からのお知らせ。かいつまんで言うと「新しく口座のセッティングをする必要があるので、改めて電話番号と住所を知らせるように」。かなり悩んだですね。どう考えても、本物の通知です。細部まできちんと表示されている。でも、最近のは、徹底して手が込んでるのかも知れんです。まあ、本物であるにしろ面倒くさいので、ゴミ箱に放り込んでおきました。たぶん本物だったと思うのですが、他の人たちはどう対応しているのでしょうか。僕と同じようにゴミ箱行き選択も少なくないと思うのですが、、、。考えてみれば銀行の担当者も大変ですね。
読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。
【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?
【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。
*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。
・・・・・・・・・・
今日は雨なので(蝶の観察をしなくても良いので)ホッとしています。終日、モーニングトースト299円でジョイフルに籠城します。なにしろ、去年の大晦日に完成予定でいた「中国蝴蝶野外観察図鑑」が、いつまで経っても終わりに漕ぎ着けず(いちいちきちんと調べているので大変です)、どんどん先送りになってしまう。「明日には完成」の状況のところで、もう3か月も足踏みしてしまっている。なんせお金ないんで、一刻も早く完成させて、勝負に出なくてはなりません。死に物狂いです。一秒たりとも時間が惜しいので、呑気にブルーとかコッパ―とか撮影している余裕はないのです(既存資料を纏めての作品作りを優先しなくてはいけません)。
読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。
【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?
【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。
*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。
・・・・・・・・・・
民主主義の名の許での言論統制ほど不気味なものはありません。
こんなメールが来ていました。ワクチンに反対する投稿をした場合は、ユーチュブが停止されるのだそうです。ユーチュブはもう1年以上やってないので、別に良いのだけれど、、、。
・・・・・・・・・・・・・・・
私たちのチームはあなたのコンテンツを検討しましたが、残念ながら、私たちの医療誤報ポリシーに違反していると考えています。私たちはYouTubeから以下のコンテンツを削除しました。
ビデオ 「マスクが日本を滅ぼす~人類は "コロナ "に対してどのように向き合うか」
残念に思うかもしれませんが、YouTubeがすべての人にとって安全な場所であることは、私たちにとって重要なことです。私たちのルールに反するコンテンツは、削除されます。もし私たちが間違いを犯したと思うのであれば、異議申し立てをすれば、私たちはもう一度検討します。詳しくは、こちらをご覧ください。
あなたのコンテンツがポリシーに違反した理由。
YouTubeでは、地域の保健当局や世界保健機関(WHO)の専門家のコンセンサスと矛盾するCOVID-19ワクチン接種に関する主張を許可していません。
詳細はこちら
チャンネルに与える影響
初めてのことなので、これは単なる警告です。もしまた同じことが起きたら、あなたのチャンネルはストライクを受け、1週間アップロード、投稿、ライブストリーミングといったことができなくなります。
次にすること
私たちは、あなたがYouTubeを使い続けられるようサポートしたいので、お願いします。
- YouTubeのコミュニティガイドラインとストライクの基本を理解していることを確認してください。
- 私たちのポリシーを念頭に置いて、あなたのコンテンツを見直す。コンテンツを見直した結果、私たちの判断に誤りがあると思われる場合は、私たちにお知らせください。この決定に対しては、こちらから異議申し立てをすることができます。
敬具
YouTubeチーム
「週刊中国のチョウ」再々スタートしたのですが、売上金の大半の振り込みは4月まわしで、今月の収入は一冊分802円だけです。所持金併せて2500円ほど。あと2週間、毎日ほうれん草(218円)一食で過ごさねばなりません。腹ペコでふらふら、眩暈がします。
「ブルー」は前編と補遺のみをアップして、結局、いつものごとく後編に取り掛かれずにいます。補遺をもう一つ追加。
今日(3月19日)もう一つの「北のブルー」、ツバメシジミ登場(「南のブルー」ヤマトシジミも昨秋に続いて再登場)。
これで、本来のブルー・トリオ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ツバメシジミ勢揃いです。昨年秋の新ブルー・トリオの、ウラナミシジミ、クロマダラソテツシジミと併せて、ブルー・クインテッド。それにベニシジミが春秋に跨って出現、ということになります。
ツバメシジミについては、「ブルー(ルリシジミの)後編」を終えてから、詳しく書いていきたいと思っています。
ツバメシジミ
ツバメシジミ雌産卵
ボロ個体、ということは、だいぶ前から出現していたことになります。
ヤマトシジミ
ベニシジミ同様、秋にも春にも発生。
ツバメシジミとヤマトシジミは良く翅を開きますが、ルリシジミはなかなか開かない。
ベニシジミ
求愛行動があちこちで行われています。
スイバに産卵する雌
ベニシジミ
読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。
【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?
【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。
*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。
・・・・・・・・・・
いつもそうなんだけれど、上下に分けてブログを書くと、上をアップした時点で安心してしまって、下は結局書かずじまいでお蔵入りになってしまいます。今回もそんな気配が、、、。
まあ、その分本来の作品(「中国蝴蝶野外観察図鑑」)制作に集中しているというわけで、それはそれで喜ばしい事だと思っています。
不思議な事がありました。いや、普通に考えれば別段不思議というわけではないのですけれど、考え方に拠れば相当に不思議だとは思うのです。忘備のため、メモしておきます。
一応、毎日チェックしてるのですね。ジョイフルから徒歩2分の駐車場脇のベニシジミと、そこから徒歩1分(アパートの手前)の菜の花のルリシジミ。
ルリシジミは3月10日に突然出現。11日と12日には、何頭もが目まぐるしく飛び交っていました。13日は天気は良かったのですが気温が低く日中10度前後。でもって姿を現さなかった。気温を考えると、まあ納得です。
ところが今日14日は快晴無風で気温も20度近くありそう。なのに午前10時半から30分間余チェックしていたのですが、一頭も姿を(影さえも)現さなかった。一体なんで??
いつも思うのですが、チョウは(他の野生生物も)不思議ですね。同じ条件でも、日によって沢山出会ったり、全くいなかったりする。最奥の地、チベットと雲南の境の梅里雪山の氷河下の観察ポイントでもそうだし、日本の都市近郊に於いても同じです。蝶達にも(我々が測り知れぬ)いろんな事情があるのでしょうね。
マスクが今日から解禁です。感慨深いです。2019年6月の香港デモ開始以降、丸4年間マスク問題に取り組んできたわけです。今後どのような展開になって行くのか、様々な意味で興味深々です。チョウやセミや野生アジサイや野生レタスなどと並行して、人間集団(ことに日本人コロニー)に於ける“マスク”の意味が持つ生態観察を、僕のライフワークの一つとして続けて行きます。
ところで、今日の菜の花には、ルリシジミだけでなく、ベニシジミも来ていなかった。
ちなみに、駐車場芝生の脇(傾斜地の草地との境目)の、去年の秋から観察を続けているポイントには、いつも通り、ちゃんとベニシジミが来ていました。去年の11月7日までと、今年の2月27日以降、毎日晴れの日も雨模様の曇天の日も、朝9時過ぎから夕方4時過ぎまで、半径1mぐらいの同じ地点に、途切れることなく姿を見せ続けています。
ほとんどが雄(稀に雌も)、どうやら常に同じ個体というわけではないようで、複数の個体が至近距離(平坦芝生と傾斜草地の境目の傾斜側の枯草内)に潜んでいて、代わる代わる、表(境目の芝生側)に姿を現します。原則、同時には出てこない。たまに2頭がかち合って、目にも留まらぬスピードで追飛翔を行った後、どちらか1頭だけが定位置に居座ります。
毎日毎時(去年の秋から)ずっと同じパターン。求愛、交尾、産卵(周囲は食草スイバだらけ)の撮影を期待しているのですが、今のところ、雄たちの無駄な努力?にばかり付き合わされている、という次第です。
昨日(2023.3.13 AM11:56)。
今日(2023.3.14 AM10:57)。角度が異なるので黒斑の形が違って見えるけれど、翅のカスれなどから判断するに同一個体ですね。
ずっと同じ場所に現れます(2023.3.13 AM110:00)。
右上辺りが菜の花のルリシジミポイント(2023.3.14 AM111:02)。
Blueとは、
★青(国によっては緑との境が曖昧)。
★寂しい。
★Patsy Clineのヒット曲、、、じゃなかった、、、録音の直前に亡くなったので、本人のバージョンは有りません。後に13歳のLeAnn Rimesのデビューヒット(Billbord26位/C&W10位/Album3位)となりました、、、彼女も、もう40歳ですね。そういや今日3月12日は三世(チエちゃん)の40歳の誕生日です。
★“Mr.Blue”はBobby Vinton(「Blue On Blue」「Blue Velvet」etc.) それとも Roy Orbison(「Blue Angel」「Blue Vayou」「California Blue」etc.)どっちなのかな?、、、Neal Diamond「Song Sang Blue」もお忘れなく。
、、、とまあ、いろいろあるのですが、以前アメリカに行ったとき、蝶の名前(一般名称)はほとんど通じなかったのだけれど、“ブルー”だけは、みんな分かってくれた。
★Polyommatini(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科ヒメシジミ族)の総称ですね。
ルリシジミは、その代表的存在です。
一昨日、突然ルリシジミが出現しました。ベニシジミ(「コッパー」「ルビー」または「サファイア」)と並ぶ「北の蝶」の両横綱。菜の花畑(というかアパートの前の路傍に雑然と生えている)に群がって飛んでいます。
去年の秋には、一頭も見ることが出来なかったのですが、「南の蝶=秋」「北の蝶=春」の図式通り、期待を裏切らず現れてくれたわけです。秋に沢山飛んでいた「南のブルー」代表のヤマトシジミ・ウラナミシジミ・クロマダラソテツシジミ(新規参入)は、今のところまだ姿を現しません。あとは「北のブルー」のもう一種ツバメシジミの出現待ち(村上選手の復調待ちみたく)。それを思えば、秋にも沢山いたベニシジミは大したものです(大谷君みたいです)。
もっとも、なかなか良い写真が撮れない。沢山飛んでいると、意外に良い写真が撮れません。もうひとつ集中力に欠けるということも有るのでしょうが、なかなか止まってくれない。翅を開くと奇麗な空色なのですが、開いてくれません。目の前をブルーの翅表を煌めかせながら、これ見よがしに飛び交っているので、余計にイライラします。結果、焦ってしまって、思うように撮影出来なくなって、ドツボに嵌ってしまう。まるで大谷選手の後を打つ村上選手みたいに(昨日の最終打席でやっとヒットが1本出ました、これでだいぶ気が楽になったと思います)。
複数頭(概ね雄同士)が縺れ合って樹木(ヒサカキ)の上を飛び交っているのだけれど、標準レンズだけなので指をくわえて見ているだけです。金網のところに雌がいました。
菜の花にも止まって蜜を吸っているのですが、翅は閉じたまま。
ちなみにベニシジミも。こちらは良く翅を開きます。
キチョウ類とかキマダラヒカゲとかは静止時に絶対に翅を開かない。飛翔時や透視光で表の色と模様が分かります。
モンキチョウ(北の蝶代表選手のひとつ)とキチョウ(南の蝶代表選手のひとつ)の追飛翔、結構気に入った写真です。
ルリシジミも必ず翅を開くので、根気よく開くまで待つしかありません。でも翅を閉じたまま微動だにしない。48分待ち続けて、諦めて指でつついたら飛んで行ってしまいました。
一体、いつ翅を開くのでしょうか?
考えてみましょう。
まず日齢との関係。
ルリシジミの場合、卵から親蝶になって一生を終えるまで、一世代平均2~3か月ほど(冬を挟んだ世代はもう少し長い)でしょうか。そのうち蝶の姿で過ごすのはマックス1か月(雌の方が長めのはず)ぐらいだと思います。外敵とかによる外圧を考えれば、平均10日から半月程度(調べたわけではなく適当な類推)。その、蝶になってからの「幼年」「少年」「青年」「中年」「老年」にそれぞれ相当する時期で、雌雄それぞれ行動パターンが異なるわけです。
翅を開くのも何らかの意味があるのかも知れず、主なところで、「占有」「日浴」等が思い浮かびますが、吸蜜中などに特に意味なく開くということも有り得るような気がします(それで言えば絶対に翅を開かないキチョウなどの場合により特殊な意味があるのかも知れない)。
日齢は蝶になってからの一生の日割ですが、一日毎の時間割も重要な意味を持っているはずです。なんせ、蝶の一日は人間に例えれば一年を遥かに上回る時間単位なので。分単位で、行動の状況は大きく変化します。朝から夕方のそのどこかのタイミングで(むろん日齢との組み合わせの上で)翅を開くということなのでしょう。
組み合わせということで言えば、他にも様々な状況の組み合わせが考えられます。環境、気象条件、あるいは外敵との関係、そして特に重要なのが雌(雌の場合は雄)との関わり、、、状況次第で、行動様式は大きく変わってくるのです。本来ならば、それらを把握したうえで、撮影に当たっての対処を行わねばならぬのですが、現実問題としては、まず不可能です。一応の経験値を基に、(より確率の高い)偶然のチャンスを待つ。
といって、毎日毎日、終日待ち続けるわけにもいかない。一昨日も昨日も、日替わりランチを注文したまま外に出て観察を続けている。適当なところで切り上げざるを得ません。
今日は天気も余り良くないし、原稿執筆(その合間にこのブログも)に専念しようと、モーニングトーストを食べつつ、ここまで書いて、、、、ふと思い立って、やっぱり一応チェックしておくことにしました。
朝8時に菜の花を通りかかった時は、まだ十分に陽も差していず蝶の気配もなかったのですが、今は9時半、そろそろ活動を始めているかも知れない。
すでに飛び回っていました。ヒサカキの樹冠を数頭の雄が縺れ合って追飛しています。葉上で翅を開いて占有姿勢をとっている雄も見えます。悔しいことに標準レンズでは撮影できません。
と思っていたら、一頭が舞い降りて、菜の花の下に止まって、一瞬翅を開きました。標準レンズなので十分には近寄れず良い写真は撮れなかったですが、一応撮影はしました。昨日の最終打席の村上選手のヒットみたいなもので、とりあえずは肩の荷が下りた。
その後、別のもう一頭が舞い降りてきたけれど、やはり良い写真は撮れなかった。でも、現時点では、翅を開くのが朝であることが分かったわけで、それはそれで大きな収穫です。その後何頭も地面を這うように多数の雄が(明らかにメスを探して)飛び交っていたのですが、なかなか止まりません。明日以降、求愛、交尾、産卵に出会えるかも知れないので、期待して待ちましょう。
1頭の雄がヒサカキの下の方の花に止まって吸蜜していました。何とか撮影成功。
ヒサカキは、屋久島固有(ただの固有種というだけでなく多くの問題提起を備えた非常に魅力的な存在)のヒメヒサカキとの絡みもあって僕の好きな植物ひとつです。中国でもこの仲間に出会うたびに撮影しています。しばらくしてから花の拡大写真を写しておこうと思い立ち、手で花序をつまんだら、ちょうどそこにもう一匹が止まっていて、飛び去って行ってしまいました。大失敗です。
天気も下り坂になってきたし、お昼前に観察を切り上げて、ジョイフルに戻って、執筆を再開しています。全く偶然ではあるのですけれど、実はちょうど今「中国胡蝶野外観察図鑑」のルリシジミの項を纏めているところなのです。
でもって、このブログでも、ルリシジミについて、もう少し書いていきます。長くなるので、2回に分けます(部屋に帰ってオーストラリア戦見なきゃなりません、今日の先発は山本由伸)。
・・・・・・・・・・・
冒頭に書いた、リアン・ライムス13歳が、78歳のエディ・アーノルドとデュエットした時のライブ映像がユーチュブで公開されていました。これが素晴らしいです。
「キャトル・コール」
読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。
【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?
【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。
*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。
・・・・・・・・・・
モーニングトースト食べながら(贅沢!)ネットで昨日のニュースをチェックしています。
なんだか、うるうる状態です。
昨夜は早めに部屋に戻って(人生初の自宅備え付けテレビで)大谷君の二刀流を見ていました。複雑な心境で、一生意賢明中国を応援していました。
当然勝負にならないことは分かりきっています。それどころか、普通に考えれば、コールドゲーム必死、晒しもののお遊びで、スポーツ試合としての成立もおぼつかない(なんせ2軍・独立リーグ・社会人・学生野球にボロ負け繰り返しているので)。せめて、何とか試合といえる展開に持ち込んでもらえないものか、と。
結果、9回まで戦って、8対1。中盤は3対1の緊迫した展開で、おそらく誰もが予想していなかった大健闘だと思います。
そりゃ、バッターは三振の山、ピッチャーはストライクが入らない、守備はポロポロ、、、でも、一生懸命さは確実に伝わってきた。
75歳のアメリカ人監督の采配も見事でした。
そして意外なことに、ネット上の中国チームへのコメントが絶賛の嵐。
この何年か、中国に対する、これだけ好意的な評価は無かったような気がします。
大袈裟ではありますが、なんか、中国に対しての日本人の意識の持ち方の転換点になるのではないかと、、、。
読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。
【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?
【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。
*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。
・・・・・・・・・・
年とると、おんなじことを何度も何度も繰り返し喋るのだそうで、そんでもって、これまで何度も書いた愚痴を繰り返します。
「中国蝴蝶野外観察図鑑」500頁のベースはほぼ完成し、英訳中国語訳に取り掛かっています。
まず図版レイアウトを決めます。写真を選び出すのがとんでもなく大変な一大作業なわけですから、これが終わればほぼ完成したような気分になるのですけれど、実はそこからがまたとんでもなく大変で、、、。
原則、資料なし、自分の頭の中にある知識だけで解説文を書き進めていくことにしているのだけれど、といって僕の偏ったかつ古い知識だけでは、まともな作品を作る自信がありません。そこでインターネットで論文とかを遂一チェックしていくことになりますが、これがまたとんでもなく大変、いろんな意味で、いいかげん心が折れてしまいます。
毎日朝から晩まで取り組んでいても一向に先に進まず(でも実際は僅かずつ進んではいる)何度も何度も何度もメゲそうになってしまいますが、根気よく、歯を食いしばって、解説文を書きつづけています。
文章割り当てスペースが決まっている。まず1/3を日本語で書きます。その後、同じ分量を英文と中国語文に翻訳して埋めていく。英訳は、まず自分で書いて、自動翻訳機にかけてチェック、あるいは逆に最初に自動翻訳機で粗訳したものを(意味の間違いなどを正して)整えて行く。
問題は、日本語をそのまま英語にすると、倍近くの文字数になってしまう、ということ。とにかく短くするしかない。それでもって、不定冠詞/定冠詞とか関係代名詞とか一切無視して削って行きます。時には主語を削ったり、ジャパニーズイングリッシュの文脈に締めたり、、、強引に日本文と同じ長さにする。こんなので良いのだろうか?という不安要素満載です。
まあ意味さえ通じれば良いのだけれど、一文字あるかないかで正反対の意味に代わってしまうことも有るでしょうから、不安でなりません。
そこに行くと、中国語文は、長さを気にしなくてよい。こちらは最初から自動翻訳機に頼りっきり(あとでモニカにチェックしてもらう)で、大抵の場合日本語文より短くて済みます。その分、いくら削っても長くなってしまう英文との調節がとれるという利点もあります。
以前にも同じことを何度も書いたけれど、英語の文章を中国語にすると半分以下になる、ということは、なにか、とてつもなく大きな問題を示唆しているように思えるのですね。感性とか価値観とかの根本的な違い(そしてそれは世界情勢の行方)に結びつく、、、、。
それはともかくとして、問題は、ある程度正誤が把握できる英訳と違って、中国語に訳した文は、正しいのか間違っているのか、全く見当がつかない場合が多い事です。
勘違いの訳(屡々正反対の意味になってしまうものも含めた)は、日本語⇔英語よりも、日本語⇔中国語の組み合わせの方が、ずっと多いような気がします。殊に自動翻訳機を利用する場合は、日本語から中国語に訳すよりも、英語から中国語に訳したほうがスムーズに行くみたいです。
話は逸れますが、中国は世界覇を目指しているわけで、アメリカに敵対し、欧米依存を切り捨てていく、、、なのに学術に関連する用語や文章は全て英語なんですね。なんか変だとは思わないですか? 変であることに、どこまで気付いているのでしょうか。あるいはそのことは織り込み済みで、何か将来的な策があるのでしょうか(たぶんないと思う)。
一方、欧米のメディアにしろアカデミズムにしろ、東アジアの情報は全くと言って良いほどスルーです。Wikiなどで属のチェックリストとかあって、例えば100種ぐらいを含む場合も、写真とか詳細情報が示されているのは、大部分のアジア産は無視され(ただしインド産は例外)、1割にも満たない欧米産の種に限られていたりします(情けないことに日本のwikiや中国の相当メディアではそれをそのまま引用紹介している)。
なにもかにも欧米基準で為されていて、欧米の自然の俯瞰的な視点からの解明には、東アジアに於ける実態が不可欠であることは分かってはいるはずなのに、結果として全く無視。
まあ、欧米基準のおかげで、旧英領インド発の情報だけは突出して充実しています。雲南省北部はアッサムに隣接しているわけですから、インドの情報だけで実態の大概(の一部)を知ることが出来る。
あと、インドシナ諸国(中国南部との関連)とか、ロシア(中国北部との関連)もそこそこ充実しているし、それに台湾や日本発の情報(情けないほど内向きだとはしても)を加え、周辺地域の実態を知ることで、中国に於ける実態も凡そ 類推できるわけです。
なにしろ、中国発の情報のお粗末さには辟易してしまいます。いや、入れ物は凄いのですよ。体裁はいかにも科学的で、スケールが大きく、金も人員も時間も圧倒的にかけている。なのに、中身はスカスカ。
そんなわけで、僕の作る「中国胡蝴野外観察図鑑」は、総体的な立場から見て、大きな意義があると自負している次第です。とにかくその作成に全力集中、終日ジョイフルに籠ってWi-Fiを拾い、パソコンと格闘しています。
ここんところ晴天が続いているので、ランチの前に、徒歩2分の路傍(アパートとの中間地点、近畿大学駐車場脇)の
草地の蝶達を(昨年秋に引き続いて)チェックしています。今日は曇天なのでお休み。これから、徒歩1分の江藤医院で血圧測りに行き(市役所からの指令、平均値、上160下80は高いのでしょうか?自分じゃ良く把握できていない)、帰ってから455円(贅沢!)の日替わりランチ食べます。
・・・・・・・・・・・
昨日撮影したベニシジミLycaena phlaeas
フカミドリフチベニシジミKulua viridipunctata 雲南省大理 2010.5.5
学名はHeliophorus tamu とすべきなのでしょうが、敢えてそうしなかった理由については、いつか述べます。
読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。
【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?
【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。
*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。
・・・・・・・・・・
大谷の膝つき片手特大ホームランが飛んでいきました。本来有り得ないことをやっちゃったのですが、、、野茂にしろイチローにしろ大谷にしろ、本来やっちゃいけないことをやっちゃったわけで、掟破りなんですね。
そこに行くと、種子島ロケットは、飛ぶべきはずのものが、何故か飛ばなかった。関係者も訳が分からず頭抱えてしまってるみたいです。AIが制御したんでしょうね。徹底したリスク管理の為に。いつまで経っても飛ばない。でも心配しなくて良いです。そのうちに、有耶無耶に解除されて、飛んでいきます。
マスク・コロナと同じですね。今日も「全国の感染者数」とかやってます。たぶんバカバカしいと思いながら読み上げているのでしょう。
本来なら、これまで通り感染者がいる限りは、徹底してそこから逃げるべき(マスクも必須)なんでしょうが、そうもいかないと。落としどころ、すなわち「空気」を作って行かなきゃなんないですね。中国のように、強引には出来ないところが「民主主義国家」なわけですから。
何万回でも同じこと言いますが、コロナは唯の風邪、しかしただの風邪は最高の脅威、昔からずっとそうです。マスクは、対処法の一つです。本来、使うべき時に使うものです。それを垂れ流しのリスク管理(人類に対する脅威は無限にあるのでそれを垂れ流し的に対処していれば意味がなくなる)に当てている。
隠すことへの快感、リスク管理という美徳の共有の安心。
前にも書いたけれど、、、TVを見ていると、第3者の顔にみんな暈しが施されている。あれ、とてつもなく不気味です。
マスクはどうなって行くのでしょうか?
着用していない人間を白い目で見る(空気によって作り上げられた美徳を妄信する)ような、情けない日本社会にならないことを、願うばかりです。
追記:
ガーシ―氏、大嫌いだし、ほとんどバカとしか思えないのですが、言ってる事、やろうとしている事は、一理はあります。(ジョージも同じだけれど、笑)問題はやり方なんですね。間違ってはいなくても、それを間違いだと指摘する意見を封殺してしまった時点で、自らも間違った存在になってしまう。まあ、そんなところです。
読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。
【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?
【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。
*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。
・・・・・・・・・・
写真1-2
モンキチョウ
写真3-9
ベニシジミ
読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。
【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?
【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。
*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。
・・・・・・・・・・
喜界カルデラに言及する記事を読みました。このような対象を取り上げて頂くことは嬉しいですね。的確な内容だと思うのですが、どうせならもう少し個々の地域(“北琉球火山帯”の夫々の島嶼)についての、突っ込んだ話題が欲しかったです。
ひとつ気になった表現があったので、臼杵氏にメールしました。別に何かを望んでいるというわけではなく、一応頭の中に入れておいて欲しいと思っています。非常に些細な事ですが、こういった考えが当然である、という空気が成立してしまうことに危惧を覚えるのです。
「日本海東縁」
>日本から見ると西縁なのに、なぜか東縁としている。
何故かも何もありません。主語は「日本海」であって「日本」ではない。だったら、「東縁」とすることは当たり前です。それをわざわざ「日本」に置き換えて「西縁」と見るのは、(本人は無意識であるとしても結果として)意図的なもの(全てを日本中心で見る)を感じてしまいます。
実は、ここのところ「中国胡蝶野外観察図鑑」(500頁余)の作成に没頭しています(画期的なものになります)。 英語・中国語解説。自動翻訳機の力も借りながら(むろんそれに頼り切ってはいない)、翻訳を進めています。
対象地域は「中国および周辺地域(東アジア)」なものですから、分布域については「日本海周縁地域」というのが頻繁に使われます。日本列島、朝鮮半島、ロシア沿海州、中国東北部を併せた一生物地理区系。人類出現後はともかく、それ以前の生物相成立の歴史を知る上では、日本列島単独ではなく、日本海を取り巻く大きな陸地としての捉え方が必須になってくる。日本列島はその南(ないしは東)の縁です。
「日本海周縁地域」に対応するのは「長江流域周縁地域」、その西方が「中国西南部山岳地帯(いわゆる“横断山脈”周辺地域)」、そして「ヒマラヤ(チベット高原南縁)地域」や「インドシナ半島北部(メコン河流域周縁)地域」に続きます。それらをセットで捉えた空間が「東アジア」。いわゆる「東亜半月弧」(その例では日本海の北縁地域は含まれない場合が多いので該当地域を“日本列島”とする)も、それに近い概念(ただし南寄り)ですね。
ちなみに、「長江流域周縁」と「中国西南部山岳地帯(チベット高原東縁)」の境が、ジャイアントパンダの棲む(大地震の巣窟でもある)「竜門山活断層」。
南に続く地域が「東洋熱帯広域」で主に日本の南部が北端となります。また、「日本海周縁地域」を北および北西に延長した地域が「ユーラシア大陸広域」「北半球冷温帯域」。
とまあ、国や行政区域(人間を基準とした空間分割)とは関わりなく、生物地理区系を捉えているわけですが、然るに、「自動翻訳機」にかける(英語や中国語に置き換えて再度日本語に戻す)と、「日本海周縁地域」は、「日本海側」と訳されてしまうのです。意味が全く違ってくる。
何もかもが、「人間中心」「自分たち中心」の見方になってしまい、「その捉え方だけが正しい」と(無意識的にでしょうが)刷り込まされてしまっているように思えます。些細な事かも知れませんが、大きな懸念を覚えるのです。