青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

今年も山あり谷ありです

2025-01-01 21:01:57 | 雑記 報告

元日早々、嬉しいことがありました。

 

朝から「ゆめタウン」のスタバに出向いてドリップ・コーヒー380円を注文、一日そこで籠城します。昼食は餃子の王将のハーフ餃子定食510円、大変な贅沢なんですが、お正月ということで許して頂きたい。

 

餃子屋さんの前で、突然「青山さん!」と呼び止められた。若い女性の2人連れです。誰だかわからない。失礼を承知で、どなたでしたっけ?と問い正しました。

 

近くのファミレス「ジョイフル」で働いていた高校生(隣の近畿大学の付属校)のIさんと、もう一人のスタッフの方。Iさんは(これも失礼ながら)まだ子供っぽかったのが、すっかり大人になっていて、誰だか分らなかったのです。

 

2022年の秋、福岡(飯塚市)に越してきてから丸一年間余、ほとんど毎日のように、ジョイフル(アパートから5分)に籠城して、Wi-Fiを拾いつつ原稿を執筆していました。スタッフの方々も、応援してくださっていた。殊にIさんは(どこで調べたのかわからないのだけれど)僕の素性を知っていて、僕の本を買って読みます、と言ってくれていた。それには及ばないですよ、今作っている作品(「中国胡蝶野外観察図鑑」と「近所の森と道端の蝶」)が完成したらいの一番に差し上げるので、と応えていたのです。

 

とにかく、スタッフの方々みんなが応援してくれていた。ところが、唯一店長(それも途中でやってきた若者)がとんでもなくムカつくやつで(飯塚の人達のほとんどの方々は親切で感謝しているのだけれど、この店長を含む3人~某交番のオマワリ、某水道局職員~だけとんでもないクソがいる)、余りに嫌がらせをするものだから警察に訴えたところ、逆恨みされて(カスタムハラスメントだというのだそう)、入店禁止になってしまったのです。

 

その後スタッフの人たちが随分心配してくれている、というのも伝え聞いていたし、正式な形で店長を訴えるべく、本店社長に対して訴えの内容証明文を送ろうと試みたのだけれど、その経費が予想外に嵩むこともあって、諦めていたのです。2024年春にはIさんは大学に進学するとのことで、連絡がつかないままになってしまっていました。今は大阪の本校に進学して勉学に励んでいる由、今度こそ出来上がった作品を送って喜んで貰えそうなので、ずいぶんホッとした気持ちになっています。

 

去年の夏に18年ぶりに屋久島を訪れた頃から、「世の中、数多くの敵がいる分、実は味方も沢山いるのだ」ということが、朧気ながらわかるようになってきました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

結局、ブロンズ像は、銀座の有名古物商に即金10万円で売り払い、あかね書房から生涯印税前払いとして4万円を前倒し振り込みいただき、その日のうちに格安航空チケットで(ノービザ滞在規制が解除されたばかりの)中国に向かうことにしました。中国産の未記載ヘツカリンドウ近縁種の開花期にギリギリ間に合います、まずその探索を最優先しなくてはなりません。香港経由で現場の広東省恵州市象頭山国家自然保護区へ向かい、一応2泊3日のスケジュールで日本に戻ってくる予定でした。

 

しかし、山中を50km歩き回って探索したのにも関わらず発見できず、その後、転進して向かおうとした場所は外国人入境禁止(後で知ったのですが同じ日に中国人のカメラマンがそこで多数のヘツカリンドウ近縁種を撮影した由)、探索を諦めるしかなくなってしまいました。

 

それどころか、信じられないほどの様々なアクシデントに遭遇(多くはパソコン・スマホ関係、余りに多すぎて書ききれない)、極めつけは、原則として大半を残しておく予定だった全財産(出発直前に、去年夏頃までは海外でも使えた今使用中のキャシュ・カードが使えなくなったことが判明し、全額を現金に換金)が、(極めてイレギュラーな形で)盗まれてしまった。

 

ギブアップして、とりあえず帰国しようとしたのだけれど、帰路のチケットを買ってもらう手はずになっていたモニカとは(スマホなどでの)連絡が取れず、結局香港空港で寝ずに3日間待った後、大阪の植物園元館長氏の計らいで、辛うじて年末帰国が叶ったのです。

 

14万円という虎の子の全財産が、何一つ目的を達成することなく、泡のごとく消え去ってしまったことも無念極まりないのですが、それ以上に(3日間寝なかったことで)体調を完全に崩してしまい、またぞろ急性肺炎まがいの状況に陥ってしまっていることが、悔しくてなりません(もう一日帰還が遅ければ万事休すだったと思う)。

 

・・・・・・・・・・・・

 

香港~福岡便は、ちょうど、韓国の航空機大惨事の直後のフライトだったのですね。福岡空港でも以前同様の事故が何度か発生していた由、心配でした。

 

飛行機は空中を飛ぶのがメインの仕事で、地上を走るのは付随的な仕事に思われがちですが、むしろその苦手部分にこそセフティ・ケアを注がねばならないのですね(着陸後すぐに立ち上がってうろうろしだす乗客をスチアーデスが必至で制御する様は毎度のこと)。

 

なのに、滑走路の先の、まさかの「壁」の存在。韓国交通省は「基準(ルール)を守っているから問題なし」というのだけれど、そういう問題じゃないですよね。

 

「“なぜ事故が起きたか”と“なぜ被害が大きくなったか”は別の議論」 と指摘するコメントがありました。

まさにその通りだと思います。すべての事象は、「例外」の積み重ねから成り立っています。

 

ルールは、例外(ルールの外)を基準に設定しなくてはならない。必要だけれど、絶対的なものではない。いわば、常に動いている“生き物”だと思うのですね。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする