青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

追悼ジェリー・リー・ルイス。87才没。

2022-10-29 21:07:23 | アメリカン・ポップスearly60’s

追悼ジェリー・リー・ルイス。87才没。



むろん、エルヴィスと共にロックン・ロールの創始者のひとりではあるのですが、C&W界の重鎮でもあります。日本のメディアに訃報記事に、C&W関連の功績記述がほとんどないのは、ちょっと寂しいですね。



従弟のミッキー・ギレーが、今年5月に86才で亡くなっています。ジェリー・リー・ルイスは50年代後半~60年代前半にポップ(R&R)歌手、それ以降はカントリー歌手として活躍してきたのに対し、一つ年下のミッキーは70年代後半に入ってからのブレイクで、従兄弟でバトンタッチをした形です。カントリーの分野では、ミッキーのほうがジェリーを上回るほどの実績を残していてNo.1ヒットも多数あります(それらの曲が黒人歌手の大ヒット曲のカバーであるということも興味深いです)が、一般的な認知度では、「R&R創始者」としてのジェリーのほうが圧倒的に上でしょうね。面白いことに、ミッキーは ジェリーのスタイルを完璧に引き継いでいます。つい先日、ジェリー・リー・ルイス盤(1961年カントリー22位)と、ずっと後のミッキー・ギリー盤のハンク・ウイリアムス・ソング「コールド・コールド・ハート」を聴いたのだけれど、完璧にジェリー盤をコピーしています(一族のスタイルの伝統継承)。ミッキー・ギレーの訃報を載っけられなかったので、併せて追悼の意味を込めて、共演ユーチュブをアップしておきます。


https://youtu.be/APdAn1t8Rxo

https://youtu.be/2gKd78dhw8s


数年前に逝去した黒人の側のR&Rの創始者の一人であるチャック・ベリーも何度も刑務所に行き来していますが、ジェリー・ルー・ルイスの奇行?もいい勝負ですね。日本だと表舞台から抹殺されてしまうところでしょう、アメリカは懐が深いです。ちなみに、ルイスと同じロリコン繋がり?で、元ストーンズのビル・ワイマンは86才。



ロックの寵児は27才とかで若死にするというのが定説ではありますが、どっこい、みな結構長生きです。5年前に相次いで90歳で逝去したチャック・ベリーとファッツ・ドミノ、一昨年のリトル・リチャードと、カントリーのチャーリー・プライドが87才と86才、先日のロレッタ・リンは90才。



カントリー界の奇人で大スターのウイリー・ネルソンは89才で健在。ポップ界では、ボビー・ヴィントンが87才、ルイスやヴィントンと同じ歳のエルヴィスは、生きてれば年明けに88才です。



84才のジョニー・ティロットソンも、去年何故か新曲を次々と発表していて(録音時期は少し前かも知れない、今度何曲かブログで紹介予定)、カラ元気?をアピールしています。ブライアン・ハイランド(来週の誕生日でやっと79才、まだまだ若造です、笑)とバンコクでジョイント・コンサートを行ってから、もう5年が経つのですね。



日本のヤフコメは、老人ヘイトに明け暮れていますが、世界の趨勢は、そうではないみたいに思えてきます。



昨日は、ネットで、現在(2022年度)のビーチ・ボーイズをチェックしていました。今年6月のブライアン・ウイルソンと、9月のアル・ジャーデンの、それぞれ80歳誕生日のメッセージビデオ。楽しいです。

81歳になったマイク・ラブ共々、(“ギディアップギディアップ409”とか)いまだ「ビーチ・ボーイズ」(中国名“海兵少年隊”、ちなみにローリング・ストーンズは“転石五人組”)をやっています。



ブライアンは手押し車に寄りかかって登場し、見るからに辛そうによろよろとピアノの前までたどり着いて、声を振り絞って歌います。これを「悲惨」と目を背けるか、素直に「感動」するか、、、、いろいろなことを考えてしまいますが、僕としては、両方をトータルで受け入れたいです(年齢を思えば他人事ではないですし)。



そこへ行くと、前回紹介した、ワンダ・ジャクソンの昨秋84歳でのラスト収録、まだまだ現役感たっぷりで、その引き際は立派の一言。それも良し、これも良し、だと思います。










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空気と日本人‐仲本工事氏の事故について思う

2022-10-24 21:19:42 | コロナ、差別問題と民主化運動、科学・医学への過信





読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。



【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

 の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



・・・・・・・・・・



前回のブログに書いたように、福岡県飯塚市に移住して生活保護の受給を再開して以来、毎日完璧な同じスケジュールで生活しています。ジョイフルで原稿書き(ハンディフィールドガイドブック「中国の蝶」と「中国の野生植物(四川雲南山嶺花)」)に没頭。8時朝食(目玉焼きトースト&ドリンクバー)、2時昼食(日替わりランチ)、9時夕食(大盛りご飯とキャベツサラダ)。あとは徒歩4分のアパートで帰って寝るだけ。そんなわけで、ブログ書いている時間ありません。書き溜めてたのを小出しにしていきます。



有名芸能人(ドリフの仲本工事さん)逝去の記事。(結果として事故を起こしたことになる)「運転手が可哀そう」というコメントが溢れています。それはそうなんだけれど、非常な違和感を覚えます。



その“違和感”を説明する前に、(全く無関係ではありますが)大谷選手関連の話を。多くの日本人と同じで、僕も「お母さん状態」で応援しているのですね。見事にミーハーです。大谷君が活躍してくれると、嬉しいし、元気が出る。でも、ヤフコメで関連ニュースを見ると、落ち込む。



なんというか、、、大谷上げ(ほか下げ)一択、必要以上の賛美、、、むろん、幾ら賛美しても、し足らないほどの偉業だと思うのですよ。でも、(当たり前の事なんだけれど)それが「全て」でもない。仮に異見(批判的な意見)があったとしても、尊重しなくてはならいはず。なのに、見事に「一定方向」の「答え」を導き出し、他の意見を排除する。別に排除しても良いのだけれど、問題は自分たちがそれを行っていることが、わかっていないということ。 



「大谷信者」と「ブライアン・ウイルソン信者」が重なります。ビーチ・ボーイズは、ブライアン・ウイルソンが偉大なんですね。その意見には賛成です。マイク・ラブに対しては、ボロクソ。ブライアンとマイクは、ビートルズで言えば、ポールとジョンのポジションに相当するはずなんだけれど、評価は、決定的に異なります。



なんでなんだろうと不思議でしかないのだけれど、不思議だと思ってるのは僕ぐらいで、世間一般にとっては、当たり前なわけです。空気の流れが、そのようになっている(ジョン・レノンは偉大な芸術家、マイク・ラブは取るに足らない俗人)、ただそれだけの問題です。



マイク的な存在は、本来は「主流」だったわけです。ビーチ・ボーイズがメジャーに成り得たのは、一にも二にもマイクの功績です。それに対する、いわば「カウンター・カルチャー」的、ローリング・ストーンズ誌(注:ザ・ローリング・ストーンズではない)的なスタンス。先進的な思想を持つ有名人(村上某とか)らが、高説を述べる。本当に素晴らしいのはブライアンである、と。大衆(自分も先進的な思想を持っていると信じている人たち)は、知らずとその“斬新な見解”に乗っかっちゃってる。



ブライアン命の某音楽評論家。彼の「ブライアン上げ」「マイク下げ」は、もはや「芸」の域です。ここまで徹底してブライアンを賛美し、マイクを軽蔑する。それはそれで面白いんです(すくなくとも半分は当たってるし)。彼の評論は、読んでて笑い転げてしまうほど、素直に面白い。



しかし、考えてみれば、とんでもないパワハラ・ヘイト・いじめですよね。まあ、マイクほどの有名人・成功者であれば、外野が何言っても蚊に刺されたほどの痛手もないでしょうが(小室さんとかメーガン妃とか二階氏とかも同様)。



まあ、麻生・二階クラスになれば、何が起ころうともビクともしませんね。これが甘利クラスだと、空気の代弁の浸透による「正義の大衆の鉄槌」で失脚させられてしまう。なんせ、「正義」「空気」「大衆」がスクラム組めば、あらゆることが可能になる。



でもそれは、(“かのように”成り立っている)元はといえば実体のない、砂上の楼閣でもあるわけです。



面白い話があって、そのブライアン命の評論家が、念願叶って本人に単独インタビューを行った。しかしブライアンの反応が、自分の予想していたのと、どうも違うのですね。



そのうちの一つの質問。今後、ソング・ライティングをするに当たって、誰と組みたいか?



当然、評論家氏は、例えばヴァン・ダイク・パークスとか、斬新なブライアン・ウイルソン・ワールドに相応しいパートナーの名が返ってくると思い込んでいたところ、「そりゃマイクさ」と即答。評論氏にとっては予測外の、まさかの答えに、思考が停止してしまったそうな。



ブライアンは続けて言います。「僕はブライアン、アルはアル、そして今はマイクがビーチ・ボーイズなんだ、彼はよくやってくれているよ」



第三者がいつの間にやら作り上げた「空気」に基づく“事実”と、当人たちの絆(のようなもの)に基づく“事実”は、別物なんですね。



大谷選手の話に戻します。ヤフコメに頻繁に現れるフレーズ。



(大谷に対してだけでなく一般論としての)ピッチャーの評価。「勝利数」について、必ずと言って良いほど、こんなコメントが付されてきます。



>なに時代遅れのこと言ってんの?勝ち星が重視されたのは昔の話、今は何よりもクオリティスタート数が重要。



確かにその通りでしょう。大半の人がそのようには考えていなかった、ひと昔前まで(今もですが)僕はそう捉えていた。個人の勝ち星よりも、重要な指標はチーム全体に与える貢献度。 



でも、勝利数には勝利数の意味があるのですね。



それまで端にもかけなかったある価値観が、権力者や偉い人達によって新たに定義づけられることによって、それこそが正しいと、方向づけられてしまう。掌を返したように、(以前の価値観は否定され)それだけが正解であると。



「空気」に従うことが全て。答えはそれ一つ。今の若者が忌み嫌う、昭和の頑固ジジイと、ある意味同じなんですね(いかにもそれらしい理屈付けがなされるので、もっと始末が悪い)。



最初の話題。



志村けん氏は、偶像です。特別な存在。むろんそれだけの実力があるとしても、偶像を作り上げているのは「空気」です。(たまたま誕生日が同じらしい)長嶋や猪木もそうですね。



その時々の空気によって生み出された、突出して有名な偶像(カリスマ)は、正面切った批判を許し得ぬアンタッチャブルな存在です。



志村氏が亡くなった時、「コロナが難い」という大合唱が沸き起こりました。



なに、ジジイが金に飽かせてガールスバーで遊びまくった成れの果て、風邪を拗らせてウイルスに感染して、それだけの話です。別に「コロナ」が関与しなくとも、普通に起こり得る現象です。コロナが悪いわけじゃなく、自身が悪いのです。それに(風邪の媒体拡散は)回りにとっていい迷惑です。でも、そのような批判的な指摘は、僕の知る限り、全くと言って良いほどなかった。



今回の仲本氏の場合、ヤフコメ民の反応は、ある意味対極のように感じました。



ちなみに、僕はドリフターズとかほとんど興味ない(よく知らない)し、そもそも僕にとっての(日本の大衆を除く世界の大多数の人々にとっても)ドリフターズといえば、「ラストダンスは私と」「渚のボードウオーク」の本家のほうです。



それはともかく、仲本氏も有名人には違いないでしょうが、志村氏のような、絶対的存在・カリスマではない。



昔、蓮舫さんが言ってましたね。2番じゃダメなんですか?って。総攻撃を受けていましたけれど、実に意味のある問いかけだと思います。



たまたま1番であることで、桁外れの付加価値を伴った空気が形成される。2番(象徴的な意味です)は空気からの逸脱。首位打者や2000本安打も、打率2位や1900本安打も、実質似たようなもの、同じレベルで評価・尊敬を受けてよいはず。しかし「空気」はそれを許さない。



「日本100名山」というのがあって、絶対的存在になっていますね。皆それらの山を目指す。深田久弥氏は嘆いていると思いますよ(ちゃんと読めばそのことは分かる)。膨大な百名山信者がいるわけですが、雑誌に連載時から読み続けていた読者(僕もその一人)は、どれぐらいいるのでしょうか? ちなみに僕は百名山は出来るだけ登らないようにしています。あと、何度か同じことを書いたけれど、西丸震也氏の「日本百山」(「名山」ではない)は名著です。



志村氏も仲本氏も、同じように冷静に悲しみ惜しまれるべきと思いますが、ヤフコメ民の反応に関しては、片や「コロナが悪い」に集約されて「ガールスバー通い」ほかの問題はスルー、片や「横断歩道渡らなかったのは自己責任」「撥ねた運転手が悪者にされて可哀そう」。むろん、それもそれはそうなんだけれど、少数の意見ならともかく、お約束のように皆が皆「交通マナー(ルール)」に向けての意見を発するのには、違和感を覚える、ということです。



「そうなん」「お約束」絡みで。山での遭難が記事になる(ヤフーニュースにやたらと多い)たびに、ヤフコメ民はお約束のごとく叩きまくりますね。



曰く、遭難によって、救助隊の人たちが危険に晒される、「自己責任」なのに税金が使われるのがケシカラン。年寄りは山に登るな。そもそも登山など自分勝手な(危険な)行動は禁止してしまえ。



税金云々に関しては、生活保護に対する大衆(ヤフコメ民)の反応も同様ですね。自分の税金が弱者の為に使われるのは、我慢がならない。 



「自己責任」というのは、立脚点を変えれば「自己保身」「責任逃れ」「異質の排除」。日本という国の特質を象徴する言葉だと思います。



これも何度も言いますが、「多様性」という言葉を皆安易に使っているけれど、本当に分かって使っているのか。多様性は、体系的な認知が為し得ない、矛盾の集合体です。



作り上げられた空気を基準にしてだけしか物事を考えられない(答えだけを求める)若者が多いことに、

暗澹たる気持ちになります。



ニュース(特にロシア関連)では、「一方的に」という表現が、当たり前のように連呼されている。おかしいとは思わないのでしょうか?



どんな行為においても、「一方的」という表現はあり得ない(「恨み」が全部「逆恨み」として認識されるのと同様)。しかるに、「一方的」に「一方的」という言葉が正当な市民権を得てしまっている。



「事実の報道を行わねばならない」という表現も頻繁に見聞きします。事実とは何なんでしょうか?

何が正しいか否かを知るということではなく、自分たちの思考や見解が「かのように」の許で成り立っているという自覚。



それ(俯瞰的な思考姿勢)が為されないまま、事実や正義の在りどころを求めるのは、非常に恐ろしい事だと思うのです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・



中国共産党大会のニュース。



胡錦涛前主席の、実質強制退席の映像は、衝撃です。



心に刺さるコメントがあったので、紹介しておきます。



>なんか随分失礼な仕打ちだよね…。でも、独裁者というのは、こんな風に嫌われる人しかなれない。 それより最後に胡錦濤が李克強の肩に手を掛けた意味を知りたいです。①守ってやれなくてすまないね。②おつかれさま。③さようなら。などなどいろいろ考えられますよね。ひょっとしたら、もっと言い尽くせないほどのメッセージがあったのかもしれませんね…。



(深いです)。




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“人間失格”、、、なのかな?

2022-10-19 09:16:08 | コロナ、差別問題と民主化運動、科学・医学への過信



読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。



【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



・・・・・・・・・・



ひたすら作品つくり(中国の蝶/中国の野生植物)に没頭しています。



朝8時から夜10時まで、毎日ジョイナス(アパートから徒歩4分)にいます。

朝:モーニングエッグトースト(ドリンクバー付き)326円。昼:日替わりランチ500円。夜:ライス大盛り+キャベツサラダ220円。トータル1046円。毎日同じメニューで、同じ隅っこのコンセント席。

店員さん、メチャ親切です。



仕事(論文などのチェック、原稿書き、通信)を進めるには、Wi-Fiが必須です。 



選択肢としては、

部屋にWi-Fiを引く、

マクドナルドまでWi-Fi電波を拾いに行く(バスに乗ると往復760円、歩くと往復3時間半)、

もあるのですが、トータルで考えると、ジョイフル事務所代わりで毎日通勤(4分)が、一番能率的です。



部屋には帰って寝るだけ。でも、電気がついて(青梅はつかない)、布団があって(青梅にはない)、病院に行けて(ジョイフルの向かい、青梅では生保停止以降行けない)、、、その他諸々、天国と地獄の差です。



年金(4万円)の9割は、資料確保のための青梅の家賃とバーターで消えてしまうため、生活保護支給2万9000円に、年金の残額5000円、それに本の販売1万5000円(この金額までは差し引かれない)を加えた、5万円弱が一か月の予算です。



極力光熱費は抑えます(基本料金内)。HDD修復費と弁護士費用の分割支払いを加えて、月2万円。

後は全額を「事務所代+3食」月3万円、というわけです。



とにもかくにも作品つくり。作品を作る能力はそこそこあるけれど、商品を作る能力(事務的能力)は皆無。それについて考えると頭が痛いので、とりあえずそれは置いておいて、作品作りに没頭。



生活保護受けながら(チエちゃんたちも追っかけてきて生保生活スタート由)ファミレスに入りびたりでインターネット三昧はケシカラン、という正義の味方氏もいるようで、というより大半の大衆はそう思っているのでしょうね。



“かのように”(の無自覚)を基に構築される日本人の美徳と正義、、、。



頭の良い人達、善意の大衆は、「事実・真実」を伝えることが大切、というフレーズを好んで使いますが、その時点で、巨大な勘違いをしてしまっている。



鈴木宗男氏がロシアの擁護(というか公平さの欠如に対する懸念)をしています。国賊扱いで叩かれまくっています。



統一教会絡みの“異見”を発したらしい某々タレント?氏が、人民のリンチを受けています。それが当然であるがごとく。



前にも書きましたが、近藤誠医師の勇気ある言動を、蛮勇として否定する大衆。



それにしてもいつまでマスクですかね。マスクを続けることで日本人も自己主張しだした(自信を持ちだした)、とチエちゃんが言ってたけれど、なるほど、そうかも知れんですね。自己保身、責任逃れの究極の到達点。



マスクの群衆、不気味です。マスク自体がではなく、そのことを(無意識的に)美徳としていること、

それを共通認識とする日本の社会構造が、、、。



風邪を引いた人はなるたけ部屋に籠っていよう、仕方なく外出するときはマスクをしよう。それがずっと昔からの基本であったはずです。その“基本”が済し崩しになってしまった“民主主義の病巣”は、限りなく深い闇の中に蠢いているのです。




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「週刊・中国の蝶」(4月30日号“コムラサキの仲間”)の目次

2022-10-10 07:45:00 | コロナ、差別問題と民主化運動、中国の蝶




読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。



【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ここ数日間、一日中「週刊中国の蝶‐コムラサキの仲間」(4月30日号)に取り組んでいます。作品の大半を占めるのは、1998年に刊行した「中国のチョウ」からの抜粋。抜粋といっても、40頁6万字余を手書きで書き写しているので、大変な作業です。



中国産だけでなく世界のコムラサキ類のほぼ全種(日本産はコムラサキ、オオムラサキ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ)を紹介し、74種についての雄交尾器の形状を詳しく比較記述して、分類の新構築を行ったものです。今更ながら、自分でも大したものだと思っています。でも完全無視されちゃってますね。唯一、白水隆先生が、亡くなる前に絶賛の私信を寄せて頂いたのが救いです(某氏によって破棄されてしまった(;´д`))。



やっとほぼ完成に漕ぎつけました(84頁)。目次の部分を紹介しておきます。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



コムラサキ族Apaturiniの再編≪青山1998≫

(37頁~69頁に★印を付した各種の雄交尾器について解説)



○Section 1 (=モンキコムラサキ属 Euapatura)

★モンキコムラサキE. mirza 西北アジア



○Section 2 (=オビコムラサキ属 Eulaceura)

★オビコムラサキ E. ostima スンダランド

(参考:E. manipuriensis)



○Section 3 (=ウスムラサキタテハ属 Herona)

★オオキイロミスジモドキ H. marathus ヒマラヤ東部~マレー半島

★ウスムラサキタテハ H. sumaturana スンダランド

(参考:H. diarongニアス島)



○Section 4 (=シロタテハ属 Helcyra)

★シロタテハ H. superba 台湾/中国大陸中-西部(原名亜種オオシロタテハ)

★ヒメシロタテハ H. hemia ヒマラヤ東部‐インドシナ半島/スンダランド/小スンダ(独立種)

★セレベスシロタテハ H. celebensis セレベスおよび周辺諸島

★フィリッピンシロタテハ H. miyazakii ルソン島

★パプアシロタテハ H. chionippe 北モルッカ/南モルッカ/ニューギニア

★テツイロコムラサキ H. subalba 中国大陸中部~西南部

★アサクラコムラサキ H. plesseni 台湾/中国大陸東南部



○Section 5 (=広義のマドタテハ属 Dilipa)

【Sub-section 1】 (=ヒメマドタテハ亜属 Thaleropis)

★チビマドタテハ D. (T.) ionia 西北アジア

【Sub-section 2】 (=マドタテハ亜属 Dilipa)

★オウゴンマドタテハ D. (D.) morgiana ヒマラヤ地方~中国大陸西南部

★マドタテハ D. (D.) fenestra 中国大陸西南部~朝鮮半島

【Sub-section 3】 (=ニセイチモンジタテハ亜属 Lelecilla)

★ニセイチモンジタテハ D. (L.) limenitoides 中国大陸西南部~秦嶺山脈



○Section 6 (=パプアコムラサキ属 Apaturina)

★パプアコムラサキ A. erminia ニューギニア~モルッカ(セラム島)



○Section 7 (=オオムラサキ属 Sasakia)

★オオムラサキ S. charonda 日本海周縁部、台湾、中国大陸北部~西南部

★イナズマオオムラサキ S. funebris 中国大陸東部~中部~西南部

(参考:S. pulcherrima 自然交雑種)



○Section 8 (=エノキタテハ属 Asterocampa)

★キイロエノキタテハ A. clyton (参考:flora, texana) 北米大陸

★エノキタテハ A. celtis (参考:leilia, montis, alicia, antonia, subpallida) 北米大陸

(未詳:A. louisa, argus)



○Section 9 (=ヒョウマダラ属 Timelaea)

★コヒョウマダラ T. maculate 中国大陸中部~西南部

★ヒョウマダラ T. albescens 台湾、中国大陸東部



○Section 10 (=シラギコムラサキ属 Chitoria)

★ムモンチャイロコムラサキ C. sordida modesta 中国大陸西南部

★チャイロコムラサキ C. sordida インドシナ半島

★ヒメチャイロコムラサキ C. cooperi インドシナ半島

★キオビコムラサキ C. Fasciola 中国大陸

★シラギコムラサキ C. ulpi 朝鮮半島‐中北大陸‐台湾

★フカミドリコムラサキ C. pallas 中北大陸西南部(四川)‐秦嶺

★タイワンコムラサキ C. chrysolora 台湾、中国大陸東南部



○Section 11 (=チビコムラサキ属群 Rohana parisatis complex)

【チビコムラサキ属Rohana】 

★チビコムラサキ R. parisatis(典型群)中国西南部‐南部・インドシナ半島・スンダランド

★移行群 スンダランド・南インド・セイロン

★ボルネオニセチビコムラサキ R. sp. スンダランド(ボルネオ)

【シロオビチビコムラサキ属 Narsenga】 

★シロオビチビコムラサキ N. parvata インドシナ半島

★タイリクニセチビコムラサキ N. tonkiniana インドシナ半島

【ニセチビコムラサキ属Genus ①】

★ニセチビコムラサキ “Rohana”nakura インドシナ半島

【セレベスチビコムラサキ属Genus ②】

★セレベスチビコムラサキ “Rohana” athalia セレベス

★フィリッピンチビコムラサキ “Rohana” reha フィリッピン

★ベニモンニセチビコムラサキ “Rohana” sp.



○Section 12 (=アフリカチビコムラサキ属 Apaturopsis)

★アフリカチビコムラサキ A. cleochares アフリカ大陸中部~中南部

(参考:A. kilusa)



○Section 13 (=広義のコムラサキ属 Apatura)

【Sub-section 1】 (=カバイロゴマダラ亜属 Sephisa)

★キゴマダラ A. (S.) chandra 台湾‐中国大陸南部‐インドシナ半島‐マレー半島

★カバイロゴマダラ A. (S.) princeps 日本海北岸地域‐中国大陸‐ヒマラヤ東部

★インドキゴマダラ A. (S.) dichroa ヒマラヤ地方

★ダイミョウキゴマダラ A. (S.) daimio 台湾

【Sub-section 2】 (=コムラサキ亜属 Apatura)

Laverna種群

★ミヤマコムラサキA. (A.) laverna

Ilia種群

★タイリクコムラサキ A. (A.) ilia ユーラシア大陸広域

★チュウゴクコムラサキ A. (A.) here 中国大陸(北部を除く?)

★コムラサキ A. (A.) metis 中国東北部‐日本海周縁地域



Iris種群

★チョウセンコムラサキ A. (A.) iris ユーラシア大陸広域

★アカオビコムラサキ A. (A.) bieti 中国大陸西南部

【Sub-section 3】 (=アメリカコムラサキ亜属 Doxocopa)

Cyana種群

★ミドリコムラサキ A. (D.) cherubina 中米~南米中部

★アメリカコムラサキ A. (D.) cyna 南米大陸(アンデス北部)

★シロオビミドリコムラサキ A. (D.) Lavinia 南米大陸(アンデス北部)

(未詳:clothida, burmeisteri,seraphinaほか)

Laure種群

★ツマベニシロオビコムラサキA. (D.) selina 南米大陸(赤道付近を境に南へ)

★ウラギンアメリカコムラサキ A. (D.) laure 南米大陸(赤道付近を境に北へ)

★未同定種 A. (D.) sp.

(未詳:Orango, druryi, griseldisほか)

Pavon種群

★ツマアカアメリカコムラサキ A. (D.) pavon 南米大陸(アンデス北部)

★ウスグロコムラサキ 北米大陸南部~南米大陸中部

★ヒメウスグロコムラサキ A. (D.) felderi 南米大陸(アンデス北部)

★アカオビアメリカコムラサキ A. (D.) elis 南米大陸(アンデス北部)

(未詳:callianira, zunilda, mentas, crange, agathima, vacuna, kallinaほか)



○Section 14 (=広義のエグリゴマダラ属 Euripus)

【Sub-section 1】 (=エグリゴマダラ亜属 Euripus)

★エグリゴマダラ E. (E.) nicteus インドシナ半島~スンダランド~フィリッピン/ミンダナオ

★アカボシエグリゴマダラ E. (E.) consimilis ヒマラヤ地方~インドシナ半島

★スダレゴマダラ E. (E.) robustus セレベス

【Sub-section 2】 (=ウスミドリタテハ亜属 Diagora)

★ヒメゴマダラチョウ E. (D.) persimilis persimilis 中国大陸西南部/ヒマラヤ地方

★ウスミドリタテハ E. (D.) persimilis chinensis 朝鮮半島~中国大陸西南部

★ゴマダラチョウ E. (D.) persimilis japonica 日本列島

【Sub-section 3】 (=アカボシゴマダラ亜属 Hestina)

★アカボシゴマダラ E. (H.) assimilis 朝鮮半島、奄美大島、台湾、中国大陸

★タカムクゴマダラ E. (H.) nicevilleu 中国大陸西南部~ヒマラヤ地方

【Sub-section 4】 (=シロモンコムラサキ亜属 Amuriana)

★シロモンコムラサキ E. (A.) schrencki 日本海北岸地域~中国大陸

【Sub-section 5】 (=ミスジモドキ亜属 Mimathyma)

★イチモンジコムラサキ E. (M.) ambica インドシナ半島~ヒマラヤ西部/スマトラ 

★ウラギンミスジモドキ E. (M.) chevana 中国西南部~インドシナ半島~ヒマラヤ地方

★ミスジモドキ E. (M.) nycteis 日本海北岸地域~中国大陸西部 

【Sub-section 6】 (=アサギゴマダラ亜属 Hestinalis)

★クロアサギゴマダラ E. (H.) mimetica スンダランド(ボルネオ、パラワンを除く)

★アサギゴマダラ E. (H.) nama 中国大陸西南部~西北ヒマラヤ/スマトラ(ssp.namida)

★ルソンアサギゴマダラ E. (H.) nama ルソン

★キイロアサギゴマダラ E. (H.) waterstraditti ミンダナオ



主要撮影地:★四川省西部(玉塁山ABポイント)★四川省西部★雲南省北部★広東省南部
















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未来の想い出

2022-10-06 21:08:02 | コロナ、差別問題と民主化運動、アメリカン・ポップス




読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。



【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



・・・・・・・・・・



何故か、ワンダ・ジャクソンWanda Jacksonにハマっています。

日本の大衆には全く浸透していないC&W音楽ですが、(昨日90歳で亡くなったロレッタ・リンは知らなくても)この人の名は知っている人が(一定年代以上の人には)結構いるのではないかと思われます。

「女エルヴィス・プレスリー」「ロカビリーの女王」ですね。

デビューは70年近く前(カントリーでの初ヒットはエルヴィスより1年早い1954年)、まだ10代だったその頃(1950年代中期)が、彼女の全盛期である、、、、と(一般的日本人からは)認識されているはずです。



Wanda Jackson - Fujiyama Mama (stereo) - YouTube

ロックンロールの軽快なリズムに乗って、

〽 ハ~ァ! ナァガサキ ヒィロシマ トゥ~、、、、フジヤマ ママ、 チョットバカ(と聞こえる) フジヤマヤマ、、、、

1957年のシングルリリース、チャートヒットにはなっていないのですが、ロカビリーの極致ともいえるノリの良さ(以前にも紹介しました)。

まあ、今だったら、ご法度なのでしょうが。



Right or Wrong by Wanda Jackson - 1961 (with lyrics) - YouTube

僕も、「きわ物的存在」としてしか捉えていなかったのですが、でも、1961年にカントリーとポップでクロス・オーバー大ヒット(C&W9位/Pops29位/Adult9位)したこの曲のことは知っていました(のちのロニー・ドーブによるカバー・ヒットのこともあって)。ジャクソン自身の作詞作曲です。案外才能のある人なんだ、、、と気にはなっていた。昨年ジョニー・ティロットソンの「涙ながらに」を「歌手生活最後のリリース」として発表した(その時にもブログで紹介しました)ことで、改めて様々な曲を聴き直してみたら、刷り込みの思いとは裏腹に、意外にオーソドックスな歌唱なんですね。



The King Is Coming - YouTube 見ることができません。



Cowboy Yodel - YouTube



Together Again - YouTube



Wanda Jackson - Jealous Heart (1966). - YouTube

一番ハマっているのがこの曲です。オリジナルはジェニー・ルー・カーソン1944年のスタンダード・カントリー。僕の世代にとっては、1966年初頭のコニー・フランシスのカバーヒット(コニーの最後のメジャーヒット、ポップス47位、アダルト10位)。その同じ66年に、ワンダもカバーしています。コニー版のような派手さや色気はないのだけれど、、、素朴さが僕の心に沁み込みます。



Wanda Jackson - It Keeps Right On A Hurtin' - YouTube

70年間の歌手生活で、それぞれ100枚近いシングルとアルバムを発表し続けてきたワンダが、最後のリリースとしてシングル盤のA面曲に選んでくれたのがジョニーのこの曲。ジョニーにとっては、53年前、エルヴィスがこの曲をカバーしてくれたことが最高の誇りなのですが、“女エルヴィス”ワンダ・ジャクソン85歳の最後のカバーチョイスは、それ以上の誇りであることに間違いありません。



入れ墨のバックミュージシャンのパンクな若者たちと、オーソドックス極まりない本人の歌唱との狭間に、若き日(70年前)を彷彿とさせる秘めたる熱気が感じ取れます。




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追悼 ロレッタ・リン (享年90歳)

2022-10-05 15:38:28 | コロナ、差別問題と民主化運動、アメリカン・ポップス


追悼 ロレッタ・リン (享年90歳)



読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。



【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



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C&W界No.1女性シンガー、超大物歌手なのですが、日本ではどのように報道されるのでしょうか、、、、。。ここ数年で言えば、マール・ハガードの時も、チャーリー・プライド(一昨年12月享年86歳)の時も、ミッキー・ギレィ(今年5月86歳で逝去)の時も、ほとんど全くと言って良いほど報道されなかったし、、、。



コンウエイ・トウエッテイとのディエットでも幾多のヒットを飛ばしていますが、それ以前は大ベテラン歌手アーネスト・タブがディエットパートナーでした。ノベルティソングの「Who’s Gonna Take the Garbage Out」がタブとのラストヒットで、作詞作曲はジョニー・ティロットソンとウイルボーン・ブラザースの弟(テディ)。ウイルボーン兄弟とジョニーは結構接点があるようで、、、ジョニーの作品やヒット曲を何曲もカバーしています。



Who’s Gonna Take the Garbage Out





I Can’t Help It, If I’m Still in Love with You



こちらはコンウエイとのディエット。途中でロレッタがトチる(可愛い!)のですが、そこに助け舟を出すコンウエイがとてもカッコよく、微笑ましいです。








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チエちゃんに/茂吉・鴎外のことなどに想う

2022-10-02 17:01:14 | コロナ、差別問題と民主化運動、科学・医学への過信





読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。



【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



・・・・・・・・・・



斎藤茂吉のごく短い随筆に「千樫と憲吉」(タイトルは違うかも知れない)というのがあります。アララギの一般会員から寄せられた選歌を、茂吉・赤彦・憲吉・千樫が手分けして行っていた頃の事。憲吉と千樫が、いつも期限までにやらないでいる。それで2人の分も茂吉と赤彦がやらされる羽目になります。茂吉は怒って言います。

 

天才肌の千樫は、最初から(一般会員の選歌など)やる気がない。やらないのは確信犯的行為だと言います。対して憲吉は、茂吉らと飲みに行く時も、風呂敷包に会員の投稿歌をぎっしり詰めて持ってきて、

やろうとする姿勢だけは充分に示している。けれど、結局はやらない。経緯は異なっても、両者ともやらないことは同じ、困ったものだ、と言います。



憲吉の姿勢は(ずるいと言えばずるいのですが)やろうとする意思だけは感じ取れる。置かれた状況次第では、近い将来の見込みはある。しかし、千樫に関しては、根本的なところでポリシーが異なる。問題は深刻です。



ジョージとチエちゃんは、いわば千樫と憲吉なんですね。



チエちゃん(または憲吉)は、単なる“ぐうたら”。良くも悪くも素直、一生懸命で出鱈目(笑)。回りは迷惑を被るけれど、大した被害ではない。もう、しょうがないなぁ~、で、ほっときゃいい。そのうち何とかなるでしょう。



ジョージ(または千樫)は、価値観に沿った意思としての否定です。という表現をするとカッコ良いのだけれど、いわゆる自己中、わがまま、それも外部からは動かし難い確たるポリシーに基づくので、変革を促すのは難しい。



結局、千樫は釈超空(折口信夫)を伴ってアララギと袂を分かち、敵方(晶子とか白秋とか啄木とか)の陣営に移ります。



憲吉は、終生アララギに留まり、赤彦、茂吉と共に活動を続けます。3人の年齢バランスが良いですね。赤彦‐茂吉‐憲吉が、それぞれ6~7歳差。



赤彦と憲吉は早世しましたが、茂吉は長生きします。更に長寿を得たのが、アララギの中心的メンバーとしては最年少の文明です。後年は茂吉と共に、実質リーダーとしてアララギを牽引します(野草に対しての造詣が極めて深く、一度会って話したかったです)。



その文明が最晩年に爆弾発言?をしています。



茂吉がアララギを象徴する大歌人であることは、誰しも認めることです。しかし文明は、このように言います(意訳)。

>もし、茂吉が我々の陣営(子規・佐千夫・節・赤彦・茂吉・憲吉等々)ではなく、向こうの陣営(直文・鉄幹・晶子・白秋・啄木等々)にいたならば(規律・基本・写生ではなく、奔放・先進・感性に基づいて作歌活動を行っていたならば)、さらにスケールの大きな存在になっていたと思う。



非常に納得するのですが、同時に、いや、そうではない(文明もそれが分かっての発言だと思う)と、断言も出来る。縛られている部分こそがアドバンテージになって、より大きな仕事を成し得たのだと思うのです。



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そんなことを考えながら、昨日から本住居となったアパートの部屋から往復3時間かけて、マクドナルドにWi-Fiの電波を拾いに行きました。



保護金が下りるのは10月12日、まだ10日あります。何人かの方々に、非常識極まりないお願いを繰り返して、幾許かの金子を借用しました。



その入金分の2/3ほどが、入金されるたびに、消えていく(口座から引き出されてしまう)。心当たりがあります。そのシステムとかについてはよく理解してないのだけれど、先月以来、この口座とは別のカード(クレカ?)に連接して使えるように設定されている様なのです。それで入金があるたびに使われてしまっている(あるいはクレカの引き落とし?に当てられている?)。



何度振り込まれても、僕の口座には数100円しか残らない。ということで、あと10日間余、250円で過ごさなくてはならないのです。改めて誰かに救済を求めねばならない。(ダメモトを承知で)メール送信を試みるため、Wi-Fiが使える場所まで、3時間歩いて往復します。



ちょうど半分歩いたJR新飯塚駅前のバス停近くで財布(定期入れ)を拾いました。カードと現金1000円が入っています(高校生のだと思う)。



しめしめ、この1000円あれば、急を凌げる、、、とは、もちろん思はないですね。駅前の交番に届けました。



「落とし主が見つかればお礼はいるか」

「そんなの要りません」

「じゃ帰ってよし」



なんか態度が上から目線でカチンときます。

「一応(落とし主が)見つかったかどうかは知らせて欲しいですね」

「それでは書類を作成する、まず電話番号」

「電話持ってません」



チエちゃんやジョージが警察に腹を立てるのが、実によくわかります。そこらへんは、僕もジョージも同じだと思うのです。理不尽な権力には服従しない。



でもね、、、、。



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新飯塚駅やバスターミナルを挟んで、旧市街の東西に国道バイパスがあります。一方が僕のアパートの近く、別の一方がマクドの前を通っています。繁栄しているのは町中ではなく、それらバイパス沿いで、大型ショッピングモールや飲食店が立ち並んでいます。歩いて来る人はほぼ皆無、みな車利用です。



一方、町の中心部にある商店街は、典型的な“シャッター街”です。まさに幽霊が出てきそうな「廃墟」に近い様相。歩いてみました。入口からは「シャッター街」に見えるのだけれど、幾つかの店舗が開いています。雑貨屋・衣料店・八百屋・飲食店・銀行、、、。



ほとんど人通りがなく、時間が止まっているような錯覚を覚えます。静かな、あたたかな佇まい。その商店街の中ほどで、思わぬモニュメントに遭遇しました。鴎外の石碑です。小倉に赴任中、二日間だけ飯塚に滞在した由、小倉日記のその日の記述の抜粋が石碑に刻まれています。時間のカプセル。



鴎外は60歳、漱石は50歳直前で逝去しています。写真などでは、実年齢より遥かに老成して見えます。今と比べて1.5掛け、感覚的には60=90歳、50=75歳。



鴎外の死因は、当初「腎萎縮」と発表された由ですが、その後「肺結核」と修正され、現在ではこちらの見解が主流となっています。でも(なんの根拠もないのですが)、やはり「腎萎縮」だったのではないか、と僕は思っています。



そして(突拍子もないことを言いますが)鴎外は殺されたのではないか。少しづつ薬品を盛られたりして、結果として、国家によって。



鴎外は(権力側と大衆側の)「2重スパイ」であった、という説があります。2重スパイとは穏やかならざる表現ですが、視点を変えてみれば、そんなに特殊な事でもない(多かれ少なかれ我々皆そうなんです)。問題は、鴎外ほどの影響力を持った人間が、ということにあります。 



鴎外は常に爆弾を抱えています。でも実行はしない。一言で言えば、“ヘタレ”なんですね。



大逆事件に対する漱石や鴎外の姿勢には、非常に興味深いものを感じます(漱石もヘタレですが、隠れ蓑に逃れつつ、それでも結構ストレートに拒絶・反抗の意思表現はしている)。



そこに行くと鴎外はヘタレもヘタレ。隠れ蓑(それも権力の用意した強靭な)にすっぽり籠ったまま、爆弾を隠し持っている(それを小出しにしている)。



権力の頂点に上り詰めたエリート中のエリートで、むろん僕とは対極の存在です。



僕は、鴎外は「三流作家」だと見做しているし、人間としても最低だと思っています。



でも何故か好きなんですね。



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茂吉(斎藤茂吉1882-1853)

千樫(古泉千樫1886‐1827)

憲吉(中村憲吉1889‐1934)

赤彦(島木赤彦1876‐1926)

超空(釈超空/折口信夫1887-1953)

晶子(与謝野晶子1878-1942)

白秋(北原白秋1885-1942)

文明(土屋文明1890-1990)

子規(正岡子規1867-1902)

佐千夫(伊藤佐千夫1864-1913)

節(長塚節1879-1915)

直文(落合直文1861-1903)

鉄幹(与謝野鉄幹1873-1935)

啄木(石川啄木1886-1912)

漱石(夏目漱石1867-1916)

鴎外(森鴎外1862-1922)







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追悼 石井いさみさん(享年81歳)

2022-10-01 14:36:25 | コロナ、差別問題と民主化運動、科学・医学への過信


追悼 石井いさみさん(享年81歳)



読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。



【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



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猪木さん、円楽さんと、訃報が相次ぎますが、石井勇さん、知らない方も多いでしょうね。漫画家です。僕にとっては、なつかしい方なので、、、。



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九州の福岡県飯塚市に、今日付で移住しました。生活保護申請も受理されて、10月12日より生保金が支給されます(手取り3万円くらい)。それまで一文無し。正確には所持金3円、預金57円。ということで、ある方に頭を下げて(土下座10回分ぐらいの無理を承知でのお願い)2000円の借用が叶いました。それでマクドで朝マック(コーラとソーセージマフィンのコンビは値上げなしの200円据え置き)を食べて、大谷君をアベマTVで見ています(もちろんちゃんと仕事もしている)。お昼になったらチキンクリスプ(こちらは20円値上げで150円)食べようか、いやいやここは贅沢せず我慢するべきか、と、一応ネットバンキングでチェックしたら、1800円余残っているはずが、500円余しか残っていない! ○○ちゃん、、、それはないっすよ(;´д`)。ということで、あと10日間、一日50円で暮らさにゃなりません(月曜に市役所の方が食料を持ってきてくれる)。



部屋に閉じこもって「中国の蝶」作成にひたすら励みます。現在制作中は4月30日号(コムラサキの仲間)。5か月遅れですね。収入分は月1万5000円までは差し引かれないとのことなので、作品納入の調節を(市役所の方と相談しながら)考えていきます。



ちなみに今日は友子さんの誕生日なので、お父さん(正月明けに満90歳、これからもずっと健康でいてほしいです)にメールしときました。




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