登校拒否・不登校に学ぶ フレンズネットワーク くまもと  【不登校 命を守る 子の反応】  一人で悩まないで!  

不登校から学んで、子どもたちを取り巻く環境を改善しようと1997年に設立した団体です。その活動や想い等をつづります。

会報 ふれんず244号 より

2020-07-12 15:12:13 | 不登校についての考え

親の会の報告から一部切り取りました。

3 大人への不信感が強くなり

: 初めて参加しました。高2の息子です。中学2年の途中から不登校になりました。今思えば小3のときテニスクラブに入っていたのですが、そこのコーチがすごく厳しいというか古い考えの方で、テニス以外で親を怒る。それも子どもの前で。息子はお母さんが怒られているのは自分のせいだと思ったようで、すごく心を痛めて可哀想になってやめました。その頃から大人に対しての不信感が生まれたと思います。
6年生の時、友達と喧嘩をして、先生から「お前が100%悪い」と言われたことがありました。私が「先生、ケンカをするのには原因があります。片方が100%悪いというのはおかしいと思います」と言うと、「100%は間違いだった」と謝られたけど、あとでケンカをした相手に「お前が正しい」と言っているのを聞いてしまい、そこでまた大人に対しての不信感が強くなり、先生は信用できないと思ったようです。

進行: その先生はひどいですね。

: 息子は、先生は信用できないけど、言うことは聞かなきゃいけないと思っていたようです。
中学生にあがり、テニス部に入り頑張っていました。2年生になり主将にならないかと言われましたが、自分は人に指示が言えないので無理だと思ったようで、断りました。そのあたりで他の子とケンカになり、学校へ行けなくなりました。でもテニスは好きなので、部活だけは行きたいと言うので、先生に連絡を入れたのですが、「授業を受けていないからダメだ。そんなことしたら大問題だ」と本人に直接言われたんです。そこから息子は全く行かなくなりました。
3年生になり、学校からは受験の書類がどうこう言ってきましたが、その頃私は息子が落ち込んで苦しんでいる様子を見て、ゆっくり育てたいと思っていたので「ほっといて下さい!息子は生きるか死ぬかの状態なんです。そんな段階ではありません」と言いました。
今は通信制の高校へ行っています。自分から行こうと思ってるし、積極性が出てきたように思います。 

進行: お母さんがしっかり学校に伝えられたのは良かったですね。

 

コメント
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