登校拒否・不登校に学ぶ フレンズネットワーク くまもと  【不登校 命を守る 子の反応】  一人で悩まないで!  

不登校から学んで、子どもたちを取り巻く環境を改善しようと1997年に設立した団体です。その活動や想い等をつづります。

いろいろな形のSOS  会報 ふれんず133号 より

2020-08-27 10:06:31 | 会報「ふれんず」から

10年前の会報の「親の会報告」 より

 

2 いろいろな形のSOS

 

:息子は病院を嫌がるんです。

 

:受診して病名がついて「ほっ」とするタイプと、嫌がるタイプの2パターンがあるようです。場合によっては親がカウンセリングを受けることもできるようです。

 

:一番心配されているのは、どんなことですか?

 

:学校に行かないことです。本人は、行かなくても資格を取る方法があると言いま   すが、先生は「単位制高校へ入学しても大変ですよ」とか言われます。子どもの方が(進路などに関して)親より知識があったりします。

部屋はプリントの山です。片付けると怒ります。

 

:うちの子もそうでした。片付けない方がいいのではないでしょうか。うちの子は、学校に関わるものは見たくなかったようです。そして、やっぱりお風呂に1時間くらい入っていました。

 

:お風呂は、一人になれる時間と場所だったのでしょうね。

 

:夜は、好きなことを色々やっていました。朝起こしに行くと、布団に溶けるようにして眠っていました。ゆっくりした時間の中で、興味のあることから動き出しました。最近は、バイトに少しずつ行きだしています。

うちも、朝起こしても起きないので、学校に電話するのが親自身もきつくなって、それで、「行く時に電話します」と学校に言いました。このことで、私自身も楽になりました。

 

:私は学校への連絡については、家庭訪問の時に言いました。

 

:長男の時は私も大変でしたが、次男の時は先生が「どんなふうにしているか様子を知りたいだけです」と言われたので、気軽に「寝ています」と答えることができました。

 

:前の晩は学校に行こうと思っているようで「明日は起きる」と言うのですが・・。

 

:息子さんは「学校に行かなくてはいけない」と思っておられるのでしょう。でも、朝ご飯の後、トイレに行き、長いこと出てこられないのですよね。

 

:次男は「吐いた」など、理由がないと休めないと考えていたようです。休んでいいよ」と言うと落ち着いて。このようなことが、SOSだったのですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする