登校拒否・不登校に学ぶ フレンズネットワーク くまもと  【不登校 命を守る 子の反応】  一人で悩まないで!  

不登校から学んで、子どもたちを取り巻く環境を改善しようと1997年に設立した団体です。その活動や想い等をつづります。

全部わかってあげなくてもいいんだよ ふれんず284号 より

2024-02-15 20:41:27 | 会報「ふれんず」から

親の会報告より

5 「全部わかってあげなくてもいいんだよ」 

祖母: 中2の孫です。同居はしていないので、親がどうしているのかわかりません。なかなか心を開かない子で、うちに来ても何も言わないのでとても心配です。私たち夫婦ではどうしたらいいのか話をするけど、息子たちのところには踏み込めません。
  中1の入学式の後に友達に何かを言われたのがきっかけです。修学旅行には行ったので、その後は行けるかと思ったんだけど、行かなかった。

: 直接お孫さんと話をされる機会はありますか?

祖母: それが、正月にも来なくて、なかなか本人と話す機会がないんです。だから余計心配。もともとあまりしゃべらない子です。外に(自分の気持ちなどを)出しきれない。」

: 集団生活がきついのかもしれませんね。

: ご心配なのは健康ですか? それとも学校にいかないとお勉強が…?

祖母:できるなら、外に出て何かしたいことを見つけてほしいと思っています。近所の友達とは遊んでいるようです。誘いに来られると一緒に出かけたりするようです。

進行: Gさんのお子さんも、中2でしたね。

: はい、似ておられると思います。うちは3人きょうだいの一番下の子です。そんなに悩んでいるように見えないのに学校に行きません。家にいる間はすごく元気なんです。もう少ししたら自分のやりたいことを見つけられるのかな。
  1番上は、今年大学を卒業するんですが、その子が高校3年の最後ぐらいからひきもこり、すべてお母さんのせいにさせられました。
  私は自分がおかしいと思って病院に行ったんですが、「普通と変わらないです」と言われて、別の病院で「更年期のせいでは」といわれ、「栄養をとって、少し体を動かしてみては」と勧められて、畑仕事とかをし始めました。そのうち子どもは自分で勝手に行きたい学校を決めて、県外の学校に行きました。
  2番目の子とは、性格的に私とバチバチな感じで、母親だからわかってやらないといけないと思っていたけど、夫は「分かり合えなくていいんだよ」と言ってくれました。「あ、そうなんだ」と思って。「全部わかってあげなくてもいいんだよ」って言われて。
  2番目の子は何事もなくすんなり。そして3番目が今不登校で、その方向を探っているようなところです。上の二人をみているので、下はうまく生きているところがあるかな。学校にいかなくてもなんとかなると。

: ある意味プラス思考ですね。

: 食事とかも極めて普通で、あと少し体力つけてほしいかなぁくらいです。今から先の出口を探しに今日はきました。本人はまだそこまで、何になりたいとか決めなくていいと思っているようですけど。

: 学校以外の場所を探しに行かれたら、そこに行って楽しくなったら何かが見つかるかもしれないですね。

コメント
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