破天荒について、天荒の意味内容を知れば、天に荒れる地を破ったことになる。
いわば開拓者である。
それをまた、故事成語にする破天荒ともなると、それは喩えの用法である。
破天荒な人となれば、その質問が、いつも適切とは言えないが、勘違いをした問いかけである。
自分の人生を振り返り、破天荒だと、言えば、言われれば、それはまた、よほどのことがないかぎり、何かをしでかしたと、連想するしかないだろう。
日本語の天と荒れるが組み合わされば、それをまた破ると言ってしまえば、この日本語の感覚はいかんともしがたい。
破天荒な出来事だったとでもいえば、そこに何かがあると感じて、意味内容を確かめることにもなろう。
破天荒と自らを称するなら、人からそう言われるようなことを、成し遂げたことになる。
科挙と言い、受験と言い、それが破天荒につながるとわかれば、連想もそこまでどまりである。 . . . 本文を読む