ロシア外交官追放問題
日本の追放処分をどうみるか。
中村逸郎氏「日米分断・離間工作に関与の可能性」
ロシア政治に詳しい筑波学院大学の中村逸郎教授は「ウラジーミル・プーチン大統領は2018年ごろ、日本との平和条約締結交渉をめぐり、『米軍が駐留していることで問題が複雑化している』との認識を示していた。ロシアの外交官らは、沖縄でロシアとの観光交流などを進めながら、『反基地運動』に接触して反米感情を高め、日本政府と沖縄、日本と米国を分断・離間工作に関わった可能性が指摘されている。在日米軍の機密を探っていたとの見方もある。今回、ロシアの対抗措置を受けても、日本には失うものは少ない。逆に、工作活動を止めるメリットが大きい」と語った。