伊勢神明社(柳河町411-1)
祭神は、大日霊命(あまてらすおおみかみ)だそうです。大日霊神は、神仏習合の時代に、大日如来と天照大神(あまてらすおおみかみ)とが習合した名前だそうで、読み方は「あまてらすおおみかみ」だそうです(柳河の今と昔)。大同2年(807)に社殿を改築して伊勢皇大神宮の神霊を遷(うつ)したと伝わっているそうです。
十二所神社(塩崎町2323)
国常立命(くにとこたちのみこと)外、11柱の神が祀(まつ)られていて、その中に天照大神がいるそうです。それで、十二所といわれるようですが、江戸時代の文献では、二所権現と神明社があったように記されているそうです。そうすると、その後、9柱の神が合祀(ごうし)されたということになりそうです。
伊勢神社(鹿島香取神社 青柳町434)
拝殿左手にある鞘堂(さやどう)の中に並んだ石造境内社の一つに伊勢神社があります。祭神は大日霊神(茨城県神社誌)とあります。鹿島香取神社は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が、上河原に祀ったということが地元にある東征神社記に書かれているそうです。
天照皇太神(日吉神社 東野町545-1)
日吉神社にある木造の境内社です。境内にある碑には、祭神は天照大神とあります。幣帛(へいはく)には大日霊命、茨城県神社誌には大日霊神とあります。日吉神社は、かつては山王権現といわれ、寛文年間(1661-1673)に今の地に遷されて鎮守になったそうですが、天保年間に日吉神社となったそうです。
酒門神社(酒門町94)
酒門神社の境内社のひとつである天照大神の祭神は、大日霊貴命(茨城県神社誌)とあります。いまのところ、どの石祠が天照大神なのか分かりません。外に境内社は5社あって、その中には、厳島神社(早玉姫命)、富士神社(木華開耶姫命(このはなさくやひめのみこと))があるので、半分が女神を祀っています。酒門神社の祭神も木花開耶姫命で女神だそうです。