(写真は天徳寺梵鐘)
学生警鐘
三の丸1-6(弘道館公園)
鐘の内側に、徳川斉昭の文で、「御社の前なる磯浜といふ浜べに貝あされる海女の、浪によたりるをおのづから得たりとて、かね(鉄)のつぶら(円)なるをなん、郡のつかさよりもて来ぬに、やがて半鐘といふ物一つふたつ、手づから作りけるに、音もよのつねならず、さやかにこそ聞ゆれば、又此かねをも作りて」などと刻されているそうです。そうすると3つ鋳造されたのでしょうか。
暁鐘
偕楽園公園、偕楽園南門近く
旧制水戸高等学校寮の名称が「暁鐘寮(ぎょうしょうりょう)」とされたことにより、昭和10年(1935)に寮の記念として建設されたそうです。
常葉山時鐘
水戸市宮町2-5-13(東照宮) 029-221-9025
光圀の命で鋳造され、水戸城内で使用されましたが、太鼓がそれに代わったため、最終的に東照宮に納められたそうです。朱舜水の漢詩が鋳込まれています。東照宮の建てられた一帯は常葉山(ときわやま)といわれたそうです。寛文7年(1667)とあります。
天徳寺梵鐘
河和田町914-1 029-252-4604
「天保十三年水戸公外憂を防ぐため管内社寺の銅鐘を徴せしときともに献納、その後明治二十二年三月二十九世一音和尚代にいたり再鋳、五十余年朝に昼に夕に撞きおりしが昭和十七年八月世界大戦に再び献納を余儀なく梵音亦絶ゆ 昭和三十四年十一月茲に梵鐘再び鋳造」と寺の解説板にありました。
神崎寺、長福寺、祇園寺鐘等の梵鐘
天王町8-17(神崎寺) 塩崎町1135(長福寺) 八幡町11-69(祇園寺 平成18年銘)
どこも、最近の建造になるらしい立派な鐘楼と梵鐘があります。
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