ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の年輪(1)

2017-05-02 20:45:46 | 水戸

 町の中央部でも、もちろん郊外でも、色々な年輪をながめながら散歩することができます。建物の目立つ部分に年輪のきれいな材が使われることが多いようですが、それらは町の年輪の一部でもあるのでしょう。ケヤキが多いようですが、スギなども見られます。ケヤキは水にあまり強くないとも聞きますが、それでも、見た目の美しさはなんともいえないので多く使われるのでしょう。地震や火災に対応する木への技術をどんどん開発してもらって、もっと、年輪を楽しめる町ができてこないかなと思います。

 

門扉
 弘道館正門(三の丸1-6-29)では、門扉の左右に同じ木からとった板を左右対称にとりつけています。この門は幕末に水戸藩騒乱の舞台となり、鉄砲玉の跡があったりします。

 

看板
 入船堂(南町3-4-14)の看板です。看板は店の顔ですので、どこでも、念入りに吟味してつくったようです。この看板は、ケヤキの年輪がより見えやすいように美しく作られているようです。

 

神社神額
 千波町・日吉神社にかけられた神額です。文字が浮き彫りになっていて、木目がより複雑な模様になっています。以前は文字に色が塗られていたのかもしれませんが、今の方が面白いと思いませんか。左から書いているので、そう古いものではなさそうです。

 

仁王像
 薬王院仁王門(元吉田町682)にあります。雨風にあたって、軟らかい部分がけずられて、より年輪がはっきり見えるようになっています。

 

枯死したご神木の切り株
 小吹町・香取神社境内に、掘り起こされた切り株がしめ縄をはって保存されています。年輪がよく見えませんが、このスギの樹齢は400年をこえていたようです。


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