ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の盃(1)

2021-07-26 20:04:41 | 水戸

鮑盃(鹿島香取神社 青柳町434)
 徳川光圀が奉納したといわれる鮑の盃で、現在でも神事に使われているようです。タバコと比べてその大きさを見て下さい。貝の大きさは、横22cm、縦18cm、深さ5cmだそうです。

 

二の丸出土清水(きよみず)染付口錆(そめつきくちさび)小杯(水戸城二の丸展示館 三の丸2-6-8)
 第二中学校の発掘で出土した盃のようです。このあたりには、彰考館があったようです。京都・清水焼の盃で、呉須(ごす)の青で鳥が描かれ、口には鉄の茶色がかかっているようです。

 

寮委員の木盃(第一中学校 東原3-1-1)
 現在の茨城大学の前身だった水高の寮は、暁鐘(ぎょうしょう)寮といって、自治制だったそうです。その委員を勤めた人に、昭和18年頃に記念品として贈られた木杯だそうです。第一中学校にある水高資料展示室にあります。

 

桶形ぐいのみ(千波湖西岸)
 以前開催されていた地元産品の展示会で見ました。友部桶製造店(末広町3-5-14)の製品だったと思います。写真左は徳利です。

 

梅「大盃(おおさかずき)」(偕楽園 常盤町1-3-3)
 花の姿が、盃に似ていることからついた名前だそうです。このくらいの盃ならそうとう飲めそうです。

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水戸のオリンピック

2021-07-25 19:13:29 | 水戸

 水戸でオリンピックに関係ありそうなものを見つけてみました。
 オリンピックという文字やロゴマークは、許可なしに使ってはいけないようで、街中ではあまり見ることはないようです。TOKYO 2020は商用に使ってはいけないようです。

 

水戸駅駅南口(宮町1-7)
 オリンピックマークが置かれていました。見ていると、けっこう記念撮影をしている人がいるようでした。北口・南口をつなぐ通路にも、TOKYO2020の幕が下げられていました。

 

水戸駅北口(宮町1-1)
 北口は、階段にTOKYO2020が書かれていました。いまごろ、2020という去年の年号が使われていることに気がつきました。

 

茨城県庁(笠原町978-6)
 25F展望階で見ました。これは、3月に撮った写真です。

 

NHK水戸放送局(大町3-4-4)
 ビルの横壁にオリ・パラのパネルがとりつけられていました。

 

のぎく保育園(酒門町5038)
 この保育園卒園者からオリンピック参加者が出たようです。

 

コカコーラ
 並んだコカコーラ製品の一部に、いわれなければ分からないほどの、あまり目立たない五輪マークがシールに印刷されていました。コカコーラはグローバルワイドオリンピックパートナーになっているようです。

 

アサヒビール
 これはスーパドライの350ml缶です。たまたま購入した店では、並べられたほかのアサヒ製品に、こうした文字は印刷されていませんでした。

 

みずほ銀行水戸支店(南町3-5-1)
 大きなパネルが掲げられていました。アサヒビールと共にみずほ銀行もJOCゴールドパートナーになっているようです。

 

水戸市立博物館(大町3-3-20)
 今年の2-3月に開催された「昭和浪漫 思い出の宝石箱」に展示されていました。前回の東京オリンピックで、南三の丸にあった頃の市役所に聖火が到着したところの写真だそうです。

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水戸藩主・徳川斉昭の話あれこれ(9)

2021-07-24 20:07:02 | 水戸

 写真は夕立という和歌の掛軸に書かれた斉昭の署名です。市立博物館にありました。

 

 文化10年(1813)、14歳のときに1日に強弓で2000射をしたそうです。25歳(文政7年(1824))のときには、鉄砲を1日1000発撃ったそうです。横井小楠の遺稿中に、一寸(約30cm)角の的に斉昭が3発中3発をあてたとあるそうです。

 

 藩主に就任して間もなく、家臣は先代と同じ食事を用意したそうですが、内向きのことだから食事などに金をかけることはないと、就任前の部屋住み時代の食事に変えさせたそうです。

 

 小倉百人一首は恋歌が多くて風俗風習によくないということで、それに向いている歌を200首選んで、明倫歌かるたと名づけて、奥向きや一般の人々に広めようとしたそうです。

 

 嘉永2年(1849)9月に、将軍・家慶(いえよし)が小石川の水戸藩邸を訪問したそうです。邸内の池に舟を浮かべて紅葉を楽しんだそうです。この日に斉昭は自分で描いた菊花の屏風を家慶に献じたそうです。家慶はそれを受けとったそうで、斉昭隠居処分後の幕府側の変化を藩士は喜んだそうです。斉昭は絵も上手だったのでしょうか。

 

 攘夷の巨魁と見られていた斉昭ですが、松平春嶽への手紙では、「私抔(など)は老年に相成候間(あいなりそうろうあいだ)、攘夷は私の株故(かぶゆえ)終身相止メ不申(あいやめもうさず)其儘死迄(そのまましぬまで)も攘夷家にて相済候心得(あいすませそうろうとこころえ)。」(私は年もとり(若ければ転向もできるのだが)、攘夷家ということになっているので、死ぬまでそのままで通そうという気持ちといった感じでしょう)という、本心を書き送っているそうです。

水戸藩主・徳川斉昭の話あれこれ(8)

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水戸の酒の話(14)

2021-07-23 19:43:03 | 水戸

 朱舜水は徳川光圀に招かれて寛文5年(1665)に江戸にきた中国明末の儒者で、水戸学や大日本史編纂事業などに影響を与えた人だそうです。思想家であるとともに、たいへんな博学だったようで、安積澹泊(たんぱく)によって編纂された一種の百科事典である、「舜水朱氏談綺」にその伝えられたものが残されているようです。そこには、白酒、陳酒(ふるきさけ)、濁醪(にごりざけ)、焼酒、黄酒、葡萄酒、點到(てんとう)酒、洞庭春色などの酒名が記載されています。写真は北見町8-8にある朱舜水像です。

 

 「酔っ払って身体もよろけ、心を失うときに、万一不慮のことがあれば智者でも対応することはできないだろう。武人でも思いの外の不覚をとるだろう。武士たるもの酒に使われて喧嘩等をすることは恥辱ではないか。」といったことが、徳川斉昭が初めて水戸に入国した、天保4年(1833)に発した告志篇にあります。ちなみに斉昭は下戸だったそうです。写真は、水戸市立博物館にある告志篇です。

 

 水戸で大規模な追鳥狩(おいとりがり)を行う前の天保8年(1837)から、斉昭は江戸小石川藩邸で毎年自ら甲冑(かっちゅう)を着て、徳川家康の遺物を拝してから、同様に甲冑を着た藩士と泰平を祝したそうです。このとき、陣鍋を設けて、酒をお燗して近侍の武士に長柄の銚子で参加した藩士につがせたそうです。肴には打鮑、勝栗を用いて、戦国の方法にならったそうです。写真は、東京小石川の後楽園庭園です。

 

 斉昭は、急進的な改革が批判されて、幕府によって弘化1年(1844)に失脚させられたそうです。疑いを晴らそうとする雪冤(せつえん)運動などの結果、徐々に復活しだした嘉永2年(1849)に行われた将軍家の小金原の鹿狩りに、斉昭は狩場の獲物を追い出したり追い込む役の勢子(せこ)を勤めた百姓などに樽酒を贈るということを建議して、将軍・家慶はこれを許したそうです。写真は、水戸市立博物館にある、追鳥狩絵巻です。

 

 京都を目指した天狗党でしたが、新保宿(現・敦賀市)で、元治1年(1864)12月に加賀藩に降伏したそうです。加賀藩の永原友孝は、降伏に至る過程で、彼等を武士として扱い、白米200俵、漬け物10樽、清酒2石、鯣2千枚を武田耕雲斎の陣中に贈ったそうです。写真は回天館にある天狗党行軍地図の一部です。

水戸の酒の話(13)

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水戸の樹木の花(6)

2021-07-22 20:11:40 | 水戸

 7月になってから見た木の花々です。

 

ネズミモチ(水戸一高崖 三の丸3-10)
 モクセイ科です。円錐状に密集して白い花が咲き、咲き終わると花は地上に落ちて地面は白っぽくなります。は黒くなって鼠の糞のように見えるので付いた名前のようです。(撮影7/3)

 

アジサイ(水戸八幡宮 八幡町8-54)
 アジサイ科です。水戸八幡宮の「山あじさいの小道」でみたアジサイです。ここは古くからのヤマアジサイを中心にしているそうです。(撮影7/9)

 

クチナシ(百樹園 元吉田町2618-1)
 アカネ科です。強い香りのある花です。は黄色やダイダイ色の染料になり、また、消炎などの作用のある漢方薬としても使われるそうです(撮影7/10)

 

リョウブ(百合が丘公園 百合が丘町10-43)
 リョウブ科です。長い房状に白い花が咲いています。オシベメシベが突き出た咲き方で、花ににぎやかさがあります。この房状のまま、のなった姿に変わっていくという感じです。(撮影7/10)

 

モッコク(好文亭 常磐町1-3-3)
 モッコク科です。香りのよい、下向きの白い花です。新葉の赤い葉もきれいです。庭木で江戸五木といわれたそうで、人気のあった木のようです。料金所入ってすぐのあたりにあります。(撮影7/14)

 

アオギリ(西原)
 アオイ科です。黄色っぽい小さな花を円錐形にたくさん咲かせます。花にはガクが5つありますが、花弁はないそうです。樹皮は緑で、葉は比較的大きくて、3つから5つに割れるそうです。実は袋状で、裂けるとそのヘリに種が付いて、面白い形になるそうです。(撮影7/17)

水戸の樹木の花(5)

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