goo blog サービス終了のお知らせ 

ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の鶴(4)

2022-11-25 19:46:16 | 水戸

銅板の折り鶴(リリーアリーナ水戸 水府町864-6)
 11月19-20日に行われた第47回水戸市商工祭の、茨城県建築板金技能士会イベントで、銅板での折り鶴体験が行われていました。それぞれの業界で、普通の人たちの興味を引きそうな、面白そうな企画がたくさん行われるようになってきているようです。

 

硬質和紙の折り鶴(茨城県立歴史館 緑町2-1-15)
 歴史館いちょうまつりで、中庭には大きな折り鶴が、池には灯籠が、たくさん見られました。

 

寺院壁面の鳥図(正覚院 開江町393)
 境内にある大日堂の壁には、いろいろな鳥が描かれていて、その中に鶴もいました。

 

石像(中根寺 加倉井町595)
 境内にある弘法大師像の脇に、魚を飲み込もうとする鶴などの彫刻がありました。

 

錦糸南天(水戸市植物公園 小吹町504)
 ナンテンの葉がわりである、江戸時代以来栽培されてきたらしい、錦糸南天ですが、玉鶴という品種があるそうです。葉柄が長く伸びて、その先に小さな丸まった葉がつくそうです。

水戸の鶴(3)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水戸のラン(3)

2022-11-24 20:01:06 | 水戸

 今回も、ラン科でなくて、「ラン」という名前がついている植物です。

 

アオノリュウゼツラン(水戸市植物公園 小吹町504)
 キジカクシ科。先に日本に入った斑入りが、リュウゼツランとして名前が定着してしまったので、「アオノ」がついたそうです。「青の龍舌蘭」と書くようで、葉を龍の舌にイメージしたようです。数十年に一回開花して枯れるそうです。テキーラはこの仲間からつくられるそうです。

 

ガンコウラン(水戸市植物公園 小吹町504)
 ツツジ科。日本では中部以北の高山の岩場や海岸で育ち、「岩高蘭」と書くそうです。写真は秋の野草展で見たものです。

 

コウモリラン(ビカクシダ)(水戸市植物公園 小吹町504)
 ウラボシ科。コウモリもビカク(麋角(大鹿のツノ))も、その形からのようです。明治の初めに日本に入ってきたそうです。

 

ノシラン(大井神社 飯富町3475)
 キジカクシ科。茎や葉が平らで、熨斗(のし)に似ているのでノシランだそうです。実が緑から清紫色になるそうです。

 

マツバラン(水戸市植物公園 小吹町504)
 マツバラン科。日本で唯一のマツバラン科の種で、茎、地下茎だけで葉も根もない植物だそうです。秋の山野草展で展示されていました。

水戸のラン(2)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水戸にある龍の寺社彫刻(6)

2022-11-23 18:47:55 | 水戸

 龍は、中国では皇帝の象徴だそうですが、日本へは、神話や仏教・道教、暦などと一緒に入ってきたようです。今、日本で一番龍を見ることがあるのは、ゲームと寺社でしょうか。
 私が龍を一番見るなと思うのは、寺社です。とくに、神社の本殿 向拝にある龍は数多くあるようで、力を入れて彫られているように感じます。

 

笠原神社(文京2-5-21)
 この龍は、目に彩色がされていたのでしょうか。指は3本のように見えます。向拝の龍は、寺社の仏や祭神を守護する霊獣ということなのでしょう。

 


吉田神社(堀町36)
 この龍は、長いひげと角が特徴のようです。この彫刻は、きれいな木目をうまくいかしているように見えます。

 

水神宮稲荷神社(北見町3)
 小ぶりにまとまった感じのある龍です。蛙股の形を意識しているようにも思えます。これは稲荷神社の龍です。

 

 

天神社(元吉田町36°21'25.8"N 140°29'17.8"Eあたり)
 龍の周囲にある丸い模様は、波というより雲のようで、龍が飛んでいる様子をあらわしているのでしょう。

 

 

清巌寺(元吉田町3240)
 この龍は、焔をはいているように見えます。縦長や横長の画面に題材をうまく配置するのは、掛軸などと同様、昔からの伝統のようで、さすがだなと思います。これは、本堂の向拝にある彫刻です。

水戸にある龍の寺社彫刻(5)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水戸の山(6)

2022-11-22 20:59:56 | 水戸

 今回は、神社のある地名にある山です。寺社は高いところに建てられることが多いようですが、水戸では、台地の端によく建てられているようです。神社ができたので山という地名がついたらしい宮山といった場合や田野町のような場合、また、もともと山の名がついた地名の地に神社ができたのではと思われる場合などがあるようです。標高は国土地理院の標高図でみたものです。

 

船山、宮戸山(鹿島神社 田野町1273)
 鹿島神社の所在地を宮戸山といっていたそうですが、徳川光圀が山の形が船に似ているので、その地を船山と呼んだそうです。そのため、神社名も船山神社といったことがあったそうです。[神社誌」では、地名が、「字(あざ)船山1273」となっています。拝殿の標高は44.5m、神社下にある田野町市民運動場駐車場は36mくらいです。

 

中山(報徳二宮神社 全隈町1416-3)
 ここは森林公園のある台地の北端に建てられていて、北側(写真右側)は崖になっているようです。「茨城県神社庁HP」では「全隈町字中山1416-3」となっています。国土地理院の地図には神社表示がないので、大体の感じで見て、標高は100mくらいなのだろうと思います。崖下を走る県道石岡城里線は標高60mくらいのようです。

 

堀北山(吉田神社 堀町36)
 「神社誌」には、「堀北山36」とあります。「水戸の町名」には、小字名に北山があります。標高は33.1m、崖下にある飯富町部落があるあたりの標高が10mくらいです。

 

宮山(鹿島神社 渋井町420)
 「神社誌」で、字名は宮山です。標高は4.5mで、鹿島神社から西に狭く広がる数十センチの微高地の東端にあるようです。取り囲む道は、新川があることもあるようで、3.5-4.1mくらいのようです。私の目では高さの違いは分かりませんでした。

 

三所神社(加倉井町1162)
 「神社誌」では松山とあります。標高は43.2mで、東側(写真右)は高くなっていて、西側(写真左)が水路のある畠地になっていて下がっているようですので、畑地の方から見ての地名なのでしょうか。「水戸の町名」にも小字名で、松山があります。今は松より杉のようです。

水戸の山(5)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水戸の六角(3)

2022-11-21 20:16:39 | 水戸

六名木の囲い(偕楽園 常盤町1-3-3)
 水戸六名木といわれる、烈公梅、江南所無、白難波、柳川しだれ、虎の尾、月影という6種類の梅があります。偕楽園の梅林にある、それぞれの代表的な木や、その他の種類の古木は、六角形の竹枠で囲われています。それを目当てにご覧になって下さい。写真は虎の尾です。

 



六角灯籠(吉田神社 宮内町3193-2)
 普通によく見るスタイルの灯籠ですが、これは、笠、火袋、中台が六角形です。随身門の前にあります。

 

 

六葉の釘隠(ろくようのくぎかくし 好文亭 常盤町1-3-3)
 釘隠は初め、「」のように丸型だったそうですが、だんだん装飾化して、種類も豊富になっていったようです。六角形の釘隠は六葉というそうです。さらに、中央に飛び出しているものを「樽の口(たるのくち)」、その下の菊の花のような模様の部分を「菊座」、大きな六角の土台部分を「首座」というそうです。他の六葉の釘隠を見ると、皆、角が上下を向いてるようで、これは曲がっているように見えます。誰かが動かしたようにも見えます。

 

懸魚の六葉(護国寺不動堂 見川1-2-1)
 懸魚にも六葉があるようです。釘隠のように、実用的なものではないようなので、宗教的な装飾物なのでしょうか。

 

善重寺(酒門町2096-2)
 本堂に六角の照明がありました。仏教に六道輪廻(無限に6つの世界で生死を繰り返すという考え方)という考え方がありますので、そうしたことから6が念頭にあってできたデザインなのでしょうか。 

水戸の六角(2)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする