落葉の美しさは、いろいろな葉が混じったところにあるのでしょうが、今回は樹種によって並べてみました。当たり前のことでしょうが、樹種によって落ち葉の雰囲気はだいぶ違うようです。今年はまだ、本格的に葉が落ちていないようでした。そのため、写真は、常照寺と百樹園が今年のもので、それ以外は去年撮ったものです。
イチョウ(全隈町)
黄色いイチョウと赤いカエデが、もみじでは東西の横綱といったところでしょう。カエデは落葉すると、色が黒っぽくくすむようですが、イチョウの黄色はあまり変わらないような気がします。イチョウは大木になるので、一層見ごたえのある色づきを楽しむことができるようです。夜間照明をした、茨城県立歴史館のイチョウは、今が見ごろのようです。
カエデ(薬王院 元吉田町682)
赤と黄色のカエデの葉が混じって落ちた様子です。一幅の点描画になっています。落葉の上を、その音を聞きつつ歩くのが、晩秋の散歩の醍醐味のようです。
ダイオウショウ(常照寺 元吉田町2723)
ここのダイオウショウの葉はかるく30cmはありそうで、相当大きいようです。掃除が行き届いているので、一面の落葉を見ることはできませんが、根元に残された葉で雰囲気は分かると思います。
ホオノキ(百樹園 元吉田町2618-1)
白っぽい大きな葉は、ホオノキです。ここも、ちょうど掃除のすんだところで、この葉はそのあとに落ちたもののようです。もっと厚い葉ですが、タイサンボクの落葉も同じような感じです。
ラクウショウ(水戸市植物公園 小吹町504)
落葉する松なので「落羽松」だそうです。「羽」のような細かい葉なので、大木に似合わないような繊細な感じのある落ち葉です。