弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官→原告→法科大学院教授になった竹内浩史のどどいつ集

「裏切り者」の 名を受けてでも「保守派」と闘う 長官ら

2020年07月11日 22時21分21秒 | 裁判
アメリカ連邦最高裁の動向は実に面白い。
トランプ大統領が最高裁判事2人を指名した後、9人中、保守派が過半数を占めたと見られ、妊娠中絶問題を初めとする憲法判例が変更されるのではないかと危惧されていた。
ところが、ごく最近の判例でも従来の傾向が維持され、大統領の機嫌を損ねている。
キーパーソンはロバーツ長官。共和党の大統領に指名されたものの、このところリベラル派の4人に与し、多数意見をリードしている。
同様の先例として有名なウォーレン・コートがあるが、さすがは違憲立法審査権を生んだアメリカ司法と思わせる。
(写真)映画にもなったリベラル派のギンズバーグ最高裁判事。
何度も癌の手術を受けながら、トランプに後任を指名されまいと、絶対に辞めない。