気まぐれフォトダイアリー

富士山、風景、身近な花の写真ブログです。読んだ本の感想も載せています。
最近は回想ブログが多くなりました。

「ポツンと一軒家」を見て思い出す、懐かしい「七面山からのダイヤモンド富士」

2019年08月19日 22時52分54秒 | Weblog
8月18日放送のテレビ朝日系「ポツンと一軒家」(日曜後7・58)を見ていたら、山梨県の七面山が出てきました。


今回の「ポツンと一軒家」は七面山の三十六丁目の宿坊青雲坊のことでした。


七面山には過去、何度も登ったことがあり、とても懐かしくなりました。


七面山に登るのは大変です。

日蓮宗の信仰の山なので、登山道はよくできていますが、体力がいります。

私が登ると、4時間以上かかっていたと思います。



テレビでは三十六丁目の宿坊青雲坊が目的地でしたが、そこには94歳のおばあさんと68歳の娘さんが坊守をしていました。

94歳のおばあさんはとてもお元気でした。


宿坊に何十年も住んでいて、下に降りるのは半年に一度だそうです。

歩いて登り降りするのだそうですが、私にはとても考えられませんでした。



私たち夫婦は2001年の(春分の日)に七面山にダイヤモンド富士を撮影に行きました。

「ポツンと一軒家」を見てとても懐かしくなり、その時のブログをもう一度載せたいと思います。












↑クリックすると拡大します。


2001年3月20日(春分の日)


この日は私たち夫婦の思い出の日になりました。

前日の夜中から七面山(1989m)に登り始めて、

やっと早朝、この「ダイヤモンド富士」の写真が撮れたからです。


七面山(1989m)は人が登るのには、ロープウェーも、ケーブルカーもありません。

昼間の登山では、何度か登りましたが、4時間くらいかかります。


この山はかって登山中に、日蓮宗の信者の方から、

春の彼岸と秋の彼岸のお中日には、「ダイヤモンド富士」が見られると聞きました。

是非、七面山からの「ダイヤモンド富士」を撮りたいと思い、夫と二人で登ることにしました。


夜中の12時頃から登り始めて、やっと日の出に間に合いました。

途中で、私が具合が悪くなり、一度は引き返そうかとも思いました。


けれど、下から何人かやはり「ダイヤモンド富士」の写真を撮る人が来て、

今年は8年ぶりに「ダイヤモンド富士」が見られると話してくれました。


天気やその他の条件が合わなければ、「ダイヤモンド富士」にはなりません。


やっとご来光場に着いた時には、人がいっぱいで、三脚は離れた場所に立てるしかありませんでした。

けれど今、写真を見ると、ちょうどいい場所だったと思いました。


春の彼岸なのに、すごい雪でした。

人の歩かない場所は50センチ位は積もっていたと思います。







日の出からの感動の瞬間を順次写真に載せてみました。





富士山の後ろがうっすらと明るくなりました。





いよいよ太陽が顔を出しそうです。

感動の瞬間が始まろうとしています!





太陽が見え始めました!

私も興奮して、胸がドキドキと鼓動を打ち始めました!





たくさんのアマチュアカメラマンはしきりにシャッターを押し、

また、日蓮宗の信者の団体が「バンザイ!」と叫ぶ声が聞こえました。


素晴らしい瞬間でした。

この感動は忘れられません。

七面山に登ることさえ、大変なのに、「ダイヤモンド富士」を見ることが出来ました。

とても今では、このような山行は出来ません。

それにもし登れても、このような素晴らしい「ダイヤモンド富士」を見ることは難しいと思います。


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