2019年7月27日
湊かなえさんの「花の鎖」を読み終わった。
湊かなえさんの小説は初めて読んだ。
毎年届く謎の花束。 差出人のイニシャルは「K」
いくつかの話から始まって、「K」とは誰なのだろう?
どういう展開になるのだろうと不思議だったが、
最後になって全部がつながってきた。
あぁこういう意味だったのだと。
文中に八ヶ岳へ、コマクサを探しに行く場面が出てくる。
小説では硫黄岳から赤岳に登山している。
私たち夫婦も以前八ヶ岳に登ったことがある。
私たちは赤岳から硫黄岳に縦走したとき、
硫黄岳に一面コマクサの群生を見た。
すばらしかった!
感動した!
この時のコマクサを思い出しながら読んだ。
コマクサは、高山植物の女王と呼ばれている。
出来ることなら、
もう一度、あのコマクサの群生をこの目で見てみたいと思っている。
気になって、硫黄岳に登ってコマクサの写真を撮ったのを探し出した。
当時はフィルムのカメラで、ブログもしていなかったので、写真も適当だった。
ただ、赤岳から硫黄岳に向かっているときに、突然斜面に咲いていたコマクサに驚いた。
日付を見たら2001年7月19~20日の登山だった。
色が少しあせてしまったけれど、スキャナーで取り込んだ。
コマクサです。
斜面一面に咲いていました。
当時、こんなにたくさんのコマクサに出会えるとは思ってもいませんでした。
うれしかったです。
花に出会えるのも、本当に一期一会だと思います。
コマクサの写真を撮っている時に、ちょうど小さな小鳥が小さな岩の上にとまりました。
近くに咲いていたコマクサです。
この時の風景は今でも脳裏に浮かんできます。