今から16年も前の写真になります。
ダイヤモンド富士を撮影するために、夜中に七面山に登りました。
↑七面山地図
その当時はダイヤモンド富士の知識は全くありませんでした。
ただ七面山からお彼岸のお中日には、富士山の山頂から太陽が昇るというのを、七面山に登っている時に、信者の方から聞いたのがきっかけでした。
富士山頂から太陽が昇るのはダイヤモンド富士と言われています。
「ダイヤモンド富士」是非見たかったです!
その後、ダイヤモンド富士は山中湖などでも、撮影できるのが分かりましたが、
七面山からの朝昇るダイヤモンド富士は、そうそう簡単には撮影できません。
ダイヤモンド富士を撮影したい!
その一心で登った登山の思い出です。
ダイヤモンド富士は気象条件がすべて合わなくては撮影できません。
カメラの操作もよく分からなく、いきなり登った大変だった夜中の登山。
その時のカメラは、ペンタックスの一眼レフでしたが、フィルムのカメラでした。
三脚と一眼レフカメラ、夫がザックに入れて背負って登ってくれました。
けれど本当に運よく富士山の山頂から太陽が昇ってくれました。
神様と日蓮聖人と、、、夫に感謝です。
↑クリックすると拡大します。
2001年3月20日(春分の日)
この日は私たち夫婦の思い出の日になりました。
前日の夜中から七面山(1989m)に登り始めて、
やっと早朝、この「ダイヤモンド富士」の写真が撮れたからです。
七面山(1989m)は人が登るのには、ロープウェーも、ケーブルカーもありません。
昼間の登山では、何度か登りましたが、4時間くらいかかります。
この山はかって登山中に、日蓮宗の信者の方から、
春の彼岸と秋の彼岸のお中日には、「ダイヤモンド富士」が見られると聞きました。
是非、七面山からの「ダイヤモンド富士」を撮りたいと思い、夫と二人で登ることにしました。
夜中の12時頃から登り始めて、やっと日の出に間に合いました。
途中で、私が具合が悪くなり、一度は引き返そうかとも思いました。
けれど、下から何人かやはり「ダイヤモンド富士」の写真を撮る人が来て、
今年は8年ぶりに「ダイヤモンド富士」が見られると話してくれました。
天気やその他の条件が合わなければ、「ダイヤモンド富士」にはなりません。
やっとご来光場に着いた時には、人がいっぱいで、三脚は離れた場所に立てるしかありませんでした。
けれど今、写真を見ると、ちょうどいい場所だったと思いました。
春の彼岸なのに、すごい雪でした。
人の歩かない場所は50センチ位は積もっていたと思います。
日の出からの感動の瞬間を順次写真に載せてみました。
富士山の後ろがうっすらと明るくなりました。
いよいよ太陽が顔を出しそうです。
感動の瞬間が始まろうとしています!
太陽が見え始めました!
私も興奮して、胸がドキドキと鼓動を打ち始めました!
たくさんのアマチュアカメラマンはしきりにシャッターを押し、
また、日蓮宗の信者の団体が「バンザイ!」

と叫ぶ声が聞こえました。
素晴らしい瞬間でした。
この感動は忘れられません。
七面山に登ることさえ大変なのに、「ダイヤモンド富士」を見ることが出来ました。
とても今では、このような山行は出来ません。
それにもし登れても、このような素晴らしい「ダイヤモンド富士」を見ることは難しいと思います。
とても懐かしい思い出になりました!