無反応になった市場
昨日のニューヨーク時間のランチタイムに、発表になったかなり悪い雇用状況にも、市場が反応することはなかった。ひとつには、これはすでに織り込み済みで、驚くに値しないというものが多くのトレーダーの見方だが、しかし、戦後最悪の事態なのである。参照 http://www.guardian.co.uk/business/2009/mar/06/us-unemployment-rate-jobs
このまま事態が進むと、1928年に始まった恐慌に近い形になっていくだろう。
恐慌がどんなものなのか、理解できない人が多い現在、年寄りに聞く話はとても面白い。
パンを求めて行列する人々
列車のただ乗り
大学を卒業してもガソリンスタンドでアルバイトをしている人
自殺者の急増
ビジネスマンが露天を営んで鉛筆やりんごを売っている
オクラホマの農家では逃げ出そうとする農民が続出・・・(スタインベックの“怒りの葡萄”を読むと、ビビッドによく分かるだろう。)
参照http://us.history.wisc.edu/hist102/lectures/lecture18.html
今後、さらに拡大することが予想されている。すでにGM モーターズをはじめ、クライスラー フォードに至るまでリストラ、もしくは会社破産法
11条の適用などを含めて、大幅な人員削減にともない、非雇用を押し上げることは確実になっている。さらには、その関係企業、テイクアウトを売っていた店や、レストラン、ガソリンスタンドにいたるまで、影響は出てくる。
これから、もっと、抵当物件が増え、個人のクレジットカードの破産、低い消費と自信をなくしたアメリカという悲惨な状況がみえてくるだろう。
さらに深くなる社会不安は、犯罪を誘発し、家庭を崩壊させ、会社の倒産にともない、多くの地場産業が消えて、インフラの整備にまわるべき税収が減り、そのかわりにフードスタンプを握りしめて行列する人が増えていく。
そして・・・
日本もそう遠くない未来に、同じことが起きる。
今の市場が無反応になっている理由は、もうすでに、爆発した破片を見ながら無気力と脱力感で満ち溢れた状態で、ずるずると下がり落ちていく状況を見守っているからではないだろうか?
参照参照
昨日のニューヨーク時間のランチタイムに、発表になったかなり悪い雇用状況にも、市場が反応することはなかった。ひとつには、これはすでに織り込み済みで、驚くに値しないというものが多くのトレーダーの見方だが、しかし、戦後最悪の事態なのである。参照 http://www.guardian.co.uk/business/2009/mar/06/us-unemployment-rate-jobs
このまま事態が進むと、1928年に始まった恐慌に近い形になっていくだろう。
恐慌がどんなものなのか、理解できない人が多い現在、年寄りに聞く話はとても面白い。
パンを求めて行列する人々
列車のただ乗り
大学を卒業してもガソリンスタンドでアルバイトをしている人
自殺者の急増
ビジネスマンが露天を営んで鉛筆やりんごを売っている
オクラホマの農家では逃げ出そうとする農民が続出・・・(スタインベックの“怒りの葡萄”を読むと、ビビッドによく分かるだろう。)
参照http://us.history.wisc.edu/hist102/lectures/lecture18.html
今後、さらに拡大することが予想されている。すでにGM モーターズをはじめ、クライスラー フォードに至るまでリストラ、もしくは会社破産法
11条の適用などを含めて、大幅な人員削減にともない、非雇用を押し上げることは確実になっている。さらには、その関係企業、テイクアウトを売っていた店や、レストラン、ガソリンスタンドにいたるまで、影響は出てくる。
これから、もっと、抵当物件が増え、個人のクレジットカードの破産、低い消費と自信をなくしたアメリカという悲惨な状況がみえてくるだろう。
さらに深くなる社会不安は、犯罪を誘発し、家庭を崩壊させ、会社の倒産にともない、多くの地場産業が消えて、インフラの整備にまわるべき税収が減り、そのかわりにフードスタンプを握りしめて行列する人が増えていく。
そして・・・
日本もそう遠くない未来に、同じことが起きる。
今の市場が無反応になっている理由は、もうすでに、爆発した破片を見ながら無気力と脱力感で満ち溢れた状態で、ずるずると下がり落ちていく状況を見守っているからではないだろうか?
参照参照