ゴールド価格から考えること
2月に1000ドルをつけたゴールド価格が、下がり続けている。なぜだろうか?それはインドのルピーと連動しているみかたがある。
参照YOHOOによるインディアンルピーVS US$のチャート :http://in.finance.yahoo.com/currency/convert?amt=1&from=INR&to=USD&submit=Convert
参照 YAHOO によるゴールド価格VS US$チャートhttp://finance.yahoo.com/echarts?s=USERX#chart1:symbol=userx;range=1y;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;ohlcvalues=0;logscale=off;source=undefined
確かにこの二つは連動しているように見える。しかもインドでも不況の影響は出始めているために、世界でジュエリー需要でもっとも多いインドのゴールド消費にもかげりが出てきているとの見方があった。だが、900ドルを切ったあたりから需要が増え始めているとの見方も出てきている。
参照 India Gold revives, Festival to spur sales By Richard Singh Reuters MON 6th April 2009
http://in.reuters.com/article/domesticNews/idINBOM43566520090406
悲観的な企業の業績発表が行われる中で、すでに底を打ったのだと判断した投資家たちの先導で、ダウを中心に徐々に株価が回復の兆しをみせているのが、春先のニュースとしては、うれしいところだ。オーストラリアでは、失業率が6%に迫り、来年には9%になっているかもしれないと、野党の党首が悲観的な発表をしている。しかし、それにしても、9%とは深刻な数字である。
様々なセクターから、多くの失業者が出ているが、中でも多いのが、金融、ついで、最近では、マイニングにも影響が出てきている。参照:More job down the drain as gloom deepens Ben Schneiders April 8, 2009-04-8 http://www.theage.com.au/national/more-jobs-down-the-drain-as-gloom-deepens-20090407-9zos.html
この連動は、世界的な景気の動向がまだ、下げ続ける可能性を示していると私は、悲観的な見方をしている。
ここでマクロ経済の示す数字だけで、すべてを推し量ろうということに、限界を感じる私は、より経済が人間の業だという点に、回帰してみることにする。
多くの経済学者たちが、うっかりと忘れている数字には、寿命の伸び率があると思う。人間の寿命は、20世紀後半になって飛躍的に延びた。参照 :http://www.census.gov/compendia/statab/cats/births_deaths_marriages_divorces/life_expectancy.html
アメリカの例だが、1970年以降だけでも、平均で10年近くも延びている!!!だのに、60歳になると、リタイアするということは、実際の寿命との関連を考えると、どんどん乖離してきているといわざるを得ない。多くの企業では、60歳もしくは、長くても65歳になると定年になる。その後の人生が、まだまだ続く人にとって、これはとても酷なことだ。なぜなら収入がなくなるからである。もちろん、リタイアをする年齢は40歳であろうとも、50歳であろうとも、本人さえそれでよければ、何歳であってもかまわないという前提で話している。つまり強制的に70歳になっても働くべきだという乱暴な意見を書いているのではなく、70歳を超えても80歳になろうとも、リタイアをしたくない人に、できる仕事をそれぞれ得ることができる社会システムがあってもいいのではないか?と提案しているのである。リタイアした人が、お金を使わなくなるから、彼らの給付金に税金をかけて搾り取るという考え方は、本末転倒で、もっと、彼らに仕事のできる年齢であるという自信を持ってもらい、10年間定年の年齢幅を寿命の延びとともに、引き上げたらどうだろうか?
社会に老害が出るという小泉首相の考え方には、私はどうしても納得できないところがあって、自民党に年齢の上限を決めてしまったときも、中曽根元首相や宮沢元首相など、多くの立派な業績とまだまだ日本のために何かできる情熱と健康をもっていた人たちを、お払い箱同然の扱いにした。これは冷血なやりかただ。私は、老人を大事にするということは、彼らに座敷に座ってのんびりしてもらうことをさすのではなく、一緒に働けることも、同じように意義があることだと思う。人は、働くことに喜びを見出す。その仕事が楽しいと感じる瞬間、生きている実感がわくからだ。
そしてその実感が、経済効果となって、国の未来に跳ね返ってくるのだから、政治はその点を見逃してはならない。日本の70歳には、まだまだ元気で若い者に負けない人が、たくさんいる。知恵も技術もあるこんな熟年層をリタイアさせてしまうのは、あまりにも馬鹿げている。
2月に1000ドルをつけたゴールド価格が、下がり続けている。なぜだろうか?それはインドのルピーと連動しているみかたがある。
参照YOHOOによるインディアンルピーVS US$のチャート :http://in.finance.yahoo.com/currency/convert?amt=1&from=INR&to=USD&submit=Convert
参照 YAHOO によるゴールド価格VS US$チャートhttp://finance.yahoo.com/echarts?s=USERX#chart1:symbol=userx;range=1y;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;ohlcvalues=0;logscale=off;source=undefined
確かにこの二つは連動しているように見える。しかもインドでも不況の影響は出始めているために、世界でジュエリー需要でもっとも多いインドのゴールド消費にもかげりが出てきているとの見方があった。だが、900ドルを切ったあたりから需要が増え始めているとの見方も出てきている。
参照 India Gold revives, Festival to spur sales By Richard Singh Reuters MON 6th April 2009
http://in.reuters.com/article/domesticNews/idINBOM43566520090406
悲観的な企業の業績発表が行われる中で、すでに底を打ったのだと判断した投資家たちの先導で、ダウを中心に徐々に株価が回復の兆しをみせているのが、春先のニュースとしては、うれしいところだ。オーストラリアでは、失業率が6%に迫り、来年には9%になっているかもしれないと、野党の党首が悲観的な発表をしている。しかし、それにしても、9%とは深刻な数字である。
様々なセクターから、多くの失業者が出ているが、中でも多いのが、金融、ついで、最近では、マイニングにも影響が出てきている。参照:More job down the drain as gloom deepens Ben Schneiders April 8, 2009-04-8 http://www.theage.com.au/national/more-jobs-down-the-drain-as-gloom-deepens-20090407-9zos.html
この連動は、世界的な景気の動向がまだ、下げ続ける可能性を示していると私は、悲観的な見方をしている。
ここでマクロ経済の示す数字だけで、すべてを推し量ろうということに、限界を感じる私は、より経済が人間の業だという点に、回帰してみることにする。
多くの経済学者たちが、うっかりと忘れている数字には、寿命の伸び率があると思う。人間の寿命は、20世紀後半になって飛躍的に延びた。参照 :http://www.census.gov/compendia/statab/cats/births_deaths_marriages_divorces/life_expectancy.html
アメリカの例だが、1970年以降だけでも、平均で10年近くも延びている!!!だのに、60歳になると、リタイアするということは、実際の寿命との関連を考えると、どんどん乖離してきているといわざるを得ない。多くの企業では、60歳もしくは、長くても65歳になると定年になる。その後の人生が、まだまだ続く人にとって、これはとても酷なことだ。なぜなら収入がなくなるからである。もちろん、リタイアをする年齢は40歳であろうとも、50歳であろうとも、本人さえそれでよければ、何歳であってもかまわないという前提で話している。つまり強制的に70歳になっても働くべきだという乱暴な意見を書いているのではなく、70歳を超えても80歳になろうとも、リタイアをしたくない人に、できる仕事をそれぞれ得ることができる社会システムがあってもいいのではないか?と提案しているのである。リタイアした人が、お金を使わなくなるから、彼らの給付金に税金をかけて搾り取るという考え方は、本末転倒で、もっと、彼らに仕事のできる年齢であるという自信を持ってもらい、10年間定年の年齢幅を寿命の延びとともに、引き上げたらどうだろうか?
社会に老害が出るという小泉首相の考え方には、私はどうしても納得できないところがあって、自民党に年齢の上限を決めてしまったときも、中曽根元首相や宮沢元首相など、多くの立派な業績とまだまだ日本のために何かできる情熱と健康をもっていた人たちを、お払い箱同然の扱いにした。これは冷血なやりかただ。私は、老人を大事にするということは、彼らに座敷に座ってのんびりしてもらうことをさすのではなく、一緒に働けることも、同じように意義があることだと思う。人は、働くことに喜びを見出す。その仕事が楽しいと感じる瞬間、生きている実感がわくからだ。
そしてその実感が、経済効果となって、国の未来に跳ね返ってくるのだから、政治はその点を見逃してはならない。日本の70歳には、まだまだ元気で若い者に負けない人が、たくさんいる。知恵も技術もあるこんな熟年層をリタイアさせてしまうのは、あまりにも馬鹿げている。