IMF
IMFが将来世界中の金融を すべて仕切る時代が来るとしたら、IMFは、アメリカ合衆国よりも、日本よりも、中国よりも大きな力を持つと言うことになる。
国連などは、それに近い発想だったかもしれないが、実際には軍隊さえもたないので、単なる言葉遊びで終わってしまうことが多いが、(実際、国連総長と、アメリカの大統領のどちらがより、権限を持っているのかと問われたら、なんと答えられるだろうか?)
IMFは、少なくとも金融のプロが集まっているはずなので、金融のほうなら、もしかすると世界をコントロールする力としては実際に腕力をもつことができるかもしれない。
IMFの情報力はすごいものがあり、しかも すでに大きな力を持っている。一度のアナウンスで、一気にオーストラリア程度の国なら緊張が走るほどの力だ。http://www.imf.org/external/japanese/pubs/ft/weo/2009/01/pdf/sumj.pdf
昨日の見通し発表で、すでにオーストラリアはリセッションに入っているのかどうかを審議しなければならないと、言い始めている。
私の目からは、まだまだこれからもっと悪くなるだろうと思われるのだが、その点は、どうだろう?
中国がゴールドの準備高を増やしている。すでに1000トンを超えた。
http://www.ft.com/cms/s/1d23f80c-30aa-11de-bc38-00144feabdc0,Authorised=false.html?_i_location=http%3A%2F%2Fwww.ft.com%2Fcms%2Fs%2F0%2F1d23f80c-30aa-11de-bc38-00144feabdc0.html&_i_referer=http%3A%2F%2Fwww.ft.com%2Fhome%2Fasia
外貨準備高も1954ビリオンとダントツである。中国がIMFと今後 どう付き合っていくのかが、面白いところだ。
オーストラリアの気質は 弱いものには滅法強く、強いものには滅法弱い。という分かりやすい風見鶏なところがあるので、中国が貧乏なときには、馬鹿にしていても金持ちになると、それこそ、ころっと手のひらを返したように態度が変わる。中国には、資源を買ってもらわなければならないと思っているからで、それが、分かりやすく、信用?そんなものは、初めから期待してはならない。ただ、正直なことは確かで、お金があるところと取引をするという点でも徹底している。多分、中国の究極の合理的な考え方をする商売人とは、馬が合うかもしれない。日本のように、お互いを慮って、譲る精神などとは、理解できる範囲が非常に少ないだろう。これは、端的に日本人と中国人の違いが、オーストラリアというフィルターを通すことによって見えてくる面だろう。
日本の商社も、何時もどこか臆病で、相手を傷つけないようにしようとか、会社の利益にならないように気をつけようとか、かなりナイーブだが、中国は、どんどんと好き勝手にといっていいほど、要求をしてなかなかサインには応じない。そう、サインをしなければ、いくらでも相手から好条件が引き出せるからだ。
オーストラリア人にとっては、いらいらするはずだ。なにしろ、田舎ものだ。中国の4000年の歴史と10数億の人間たち・・・そこでもまれたビジネスマンに 太刀打ちできるような人間など一人もいない。
多分、日本にも いない。
ありとあらゆる手段 手管を使ってくるのだから、勝てない。
情報を集めることを、最優先しなければならない。
だのに、日本は、どこかおっとりとしていて、あまり海外の人間については興味がないようだ。
それは、いいことなのかな?と思うときもある。
なぜなら、普通の社会で生き抜くためには、どうしても情報が一番大事なことなのだが、この、ぼーっとしている日本人は、国内の芸能やスポーツ、それに、イベントや、様々な行事にばかり関心があって、海外のことは、せいぜい大リーグと映画を通じて知ればその程度でいいと思っている。そう、その程度でいいなら、私もここに書くことはなにもない。
だから、いいことなのかな?というのは逆の意味を持って書いたつもりだ。
それでも いいことなのかな?とも言い換えることができる。
不思議なことがある。
伝書鳩で手紙を往復していた時代には、分からなかったことが、今の時代にはもっと迅速に地球の裏側まで分かるようになり、そして、それは誰の手にもすぐに入るようになっているとしても、誰もそんなことには興味を払わないと言うことだ。それは ハードの問題ではなくソフトの問題で、実際には多くの人が 世の中の仕組みはどうなっているのか分からないので、不思議だと思っていることが、ある程度簡単に、理解できるところまで手に入る情報があったとしても、それを 読み取ることのできるOSがないために、理解不能な記号になってしまうのが、残念なことだ。
かつて、このようなことを書いたことがある。
人は、愚かでそのうえ、怠け者で、しかも、馬鹿である。だが、人は、賢くそのうえ、働き者で、しかも知恵者であるのに比べれば、余程幸せな生き物になれるのは、きっと、前者であろう・・・
今、ぼんやりとIMFをみて、そこに働く、わずか2400人ほどのスタッフが、世界を動かす中枢にいることを感じ取ってくれたら、私のとって
今回のブログを書いたことはそれで目的を達成したことになる。
IMFが将来世界中の金融を すべて仕切る時代が来るとしたら、IMFは、アメリカ合衆国よりも、日本よりも、中国よりも大きな力を持つと言うことになる。
国連などは、それに近い発想だったかもしれないが、実際には軍隊さえもたないので、単なる言葉遊びで終わってしまうことが多いが、(実際、国連総長と、アメリカの大統領のどちらがより、権限を持っているのかと問われたら、なんと答えられるだろうか?)
IMFは、少なくとも金融のプロが集まっているはずなので、金融のほうなら、もしかすると世界をコントロールする力としては実際に腕力をもつことができるかもしれない。
IMFの情報力はすごいものがあり、しかも すでに大きな力を持っている。一度のアナウンスで、一気にオーストラリア程度の国なら緊張が走るほどの力だ。http://www.imf.org/external/japanese/pubs/ft/weo/2009/01/pdf/sumj.pdf
昨日の見通し発表で、すでにオーストラリアはリセッションに入っているのかどうかを審議しなければならないと、言い始めている。
私の目からは、まだまだこれからもっと悪くなるだろうと思われるのだが、その点は、どうだろう?
中国がゴールドの準備高を増やしている。すでに1000トンを超えた。
http://www.ft.com/cms/s/1d23f80c-30aa-11de-bc38-00144feabdc0,Authorised=false.html?_i_location=http%3A%2F%2Fwww.ft.com%2Fcms%2Fs%2F0%2F1d23f80c-30aa-11de-bc38-00144feabdc0.html&_i_referer=http%3A%2F%2Fwww.ft.com%2Fhome%2Fasia
外貨準備高も1954ビリオンとダントツである。中国がIMFと今後 どう付き合っていくのかが、面白いところだ。
オーストラリアの気質は 弱いものには滅法強く、強いものには滅法弱い。という分かりやすい風見鶏なところがあるので、中国が貧乏なときには、馬鹿にしていても金持ちになると、それこそ、ころっと手のひらを返したように態度が変わる。中国には、資源を買ってもらわなければならないと思っているからで、それが、分かりやすく、信用?そんなものは、初めから期待してはならない。ただ、正直なことは確かで、お金があるところと取引をするという点でも徹底している。多分、中国の究極の合理的な考え方をする商売人とは、馬が合うかもしれない。日本のように、お互いを慮って、譲る精神などとは、理解できる範囲が非常に少ないだろう。これは、端的に日本人と中国人の違いが、オーストラリアというフィルターを通すことによって見えてくる面だろう。
日本の商社も、何時もどこか臆病で、相手を傷つけないようにしようとか、会社の利益にならないように気をつけようとか、かなりナイーブだが、中国は、どんどんと好き勝手にといっていいほど、要求をしてなかなかサインには応じない。そう、サインをしなければ、いくらでも相手から好条件が引き出せるからだ。
オーストラリア人にとっては、いらいらするはずだ。なにしろ、田舎ものだ。中国の4000年の歴史と10数億の人間たち・・・そこでもまれたビジネスマンに 太刀打ちできるような人間など一人もいない。
多分、日本にも いない。
ありとあらゆる手段 手管を使ってくるのだから、勝てない。
情報を集めることを、最優先しなければならない。
だのに、日本は、どこかおっとりとしていて、あまり海外の人間については興味がないようだ。
それは、いいことなのかな?と思うときもある。
なぜなら、普通の社会で生き抜くためには、どうしても情報が一番大事なことなのだが、この、ぼーっとしている日本人は、国内の芸能やスポーツ、それに、イベントや、様々な行事にばかり関心があって、海外のことは、せいぜい大リーグと映画を通じて知ればその程度でいいと思っている。そう、その程度でいいなら、私もここに書くことはなにもない。
だから、いいことなのかな?というのは逆の意味を持って書いたつもりだ。
それでも いいことなのかな?とも言い換えることができる。
不思議なことがある。
伝書鳩で手紙を往復していた時代には、分からなかったことが、今の時代にはもっと迅速に地球の裏側まで分かるようになり、そして、それは誰の手にもすぐに入るようになっているとしても、誰もそんなことには興味を払わないと言うことだ。それは ハードの問題ではなくソフトの問題で、実際には多くの人が 世の中の仕組みはどうなっているのか分からないので、不思議だと思っていることが、ある程度簡単に、理解できるところまで手に入る情報があったとしても、それを 読み取ることのできるOSがないために、理解不能な記号になってしまうのが、残念なことだ。
かつて、このようなことを書いたことがある。
人は、愚かでそのうえ、怠け者で、しかも、馬鹿である。だが、人は、賢くそのうえ、働き者で、しかも知恵者であるのに比べれば、余程幸せな生き物になれるのは、きっと、前者であろう・・・
今、ぼんやりとIMFをみて、そこに働く、わずか2400人ほどのスタッフが、世界を動かす中枢にいることを感じ取ってくれたら、私のとって
今回のブログを書いたことはそれで目的を達成したことになる。