Sydney Yajima


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日米対等

2009-11-07 18:32:57 | 世界情勢
鳩山氏が日米対等の発言を繰り返している。
多くの、コワモテの威張った日本人が保有する新聞社が、そんなことを言うと やられるぞ。と鳩山政権を脅す。自民党の生き残りたちで、戦後彼らが日本を仕切ってきた。だが、その中身は 典型的な植民地根性だ。内側の人間には、強いくせに、外側の人間にたいしては卑屈。

鳩山氏、彼は平成の聖徳太子なのかもしれない。
聖徳太子は、当時の中国に対等の国関係を言い渡した。

今、アメリカに対してそれをしている首相を持つ日本は、彼をけなしたり、脅したり、なだめてやめさせたりすることではなく、どうやって、対等な日米関係を、そして日中関係を築き、そして守っていくかを考えるべきである。

核の傘などという目に見えない安全保護が、一体何かの役に立ったことがあったのかも含めて、日本は当たり前の国になるために、脱皮しなければならない。防衛費の使われ方も、そうなると変わってくるが、しかし、今後は国内で戦闘機を作ることになるだろうから、日本国内の軍事産業が成長するという経済活動が出てくるのは、皮肉な話だ。

日本が軍備に力を入れると、今までろくなことがなかったけれど、これからは、必要最低限の自分の扉に鍵を掛けるという話ならば、いいんじゃないだろうか?
核兵器を持たなくても、その傘に入らなくても、自衛は出来る。タイもベトナムも、インドネシアも、ほとんどの国は、核を持っていない。日本もそれなりの国になるのに、アメリカの基地と核の傘が必要なのかどうか?日本が世界の先進国と威張っていても、アメリカの基地を持っていてその保護の下であまんじていては、とてもとても 一人前じゃない。

だが、戦後の安保のありかたが、よかったのか悪かったのかを、まともに、考えようと、若い人たちは、しない。だが、それは若い人たちのせいではない。なぜなら、きちんとしたそのあり方への疑問を、その議論を、大人たちが避けてきたからだ。沖縄の基地問題も、複雑な経済依存型の基地容認という地元の生活の基盤と、迷惑な米軍の兵士による犯罪という実態にも、ずっと、そういうことを、覆い隠してきた大人たちの責任なんだ。

金がないと生活できない。
だから、何も言わない。

ずっと、日本全体がそんな形で来た。今回ものを言い始めているのは、アメリカに金がなくなってきて、もう利用価値がないからだと、アメリカは感じているだろう。
そう、そのとおりなんだ。
日本はアメリカのお金が好きだっただけだったのかもしれない。
貧しい国だった日本が、リッチな国にあこがれていただけだったのかもしれない。