Sydney Yajima


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昭和

2009-11-14 21:59:40 | Weblog
昭和という時代・・・私自身育った時代として、回顧してみる。考えてみれば、そんなに悪い時代じゃなかった。
もちろん 記憶は現実を美化していくので、そのまま あのころは良かったとは言うべきではないかもしれないけれど、それでも、今より 恋愛はもっとじれったかったし、直接的に、悲しいとか 辛いという表現ではなく、もっと、運命(さだめ)とか、季節のなかのうつろいを、別の角度から見据えることがあったりもした。
熱かった。心の中はそれは、今と変わらず 人間は熱いものを持っていたけれど、表面ではそれをそのまま、出すことは恥ずかしいと思っていた人がもっとたくさんいた。
東京に行くと関西弁が 珍しがられ、真似をする人がいた時代。
今では、考えられないだろう・・・

様々な個性が それぞれの人間にはあるのだという、今では当たり前のことが、とても大発見だった時代。

ジーンズをはくだけで、これより自由な服装はない と思っていた時代。

多分、学生闘争もファッションだったのかもしれないし、フォークソングも、そのあとの妙に大人ぶったニューミュージックも、混沌とした中から生まれていった。

昭和は、大きく三つに分けられる。
戦前の昭和
戦中
そして戦後。

私にとっての昭和は 戦後でしかなく それも高度成長期の中ごろから、土地の値段がどんどんと上がり始めたころだ。

多分日本人の人口が一番多いあたり。

高倉健が好きな世代。

不器用ですから・・・

そういう男がかっこいいと映った世代の私たちは、平成生まれの人たちと、これからどう向き合っていくのだろう?

気負わず 自然体に、そのままで受け入れてもらえるのだろうか?


今の恋愛を私はとやかく言う資格はないと思う。なぜなら、平成生まれの人たちの恋愛がどんなものか、よく分からないのだから。

でも、こんな感じ、同じように持っているんだろうか?

分かってしまったという驚き
目をただ 言葉もなく見つめること
自分以外の力で引き裂かれる想い
それでも心の中にまだ残る熱い思い
何も言わずもたれかかる背中のぬくもり それに自分の若さゆえの無力感 運命だとあきらめることの不甲斐なさ 電車が粉雪の中に去っていくのを見送る気持ち それに思いがけず舞い降りた手紙 なんて、どうなんだろう???

古臭いと感じるんだろうな。ダイアルを回す指が途中で止まるなんて、携帯で、メール交換している平成の恋愛には、通じないのかもしれない。でも、いつか、その平成の恋愛も古臭いものになって、新しいものに取って代わる。知らず知らずのうちに


喜捨

2009-11-14 04:31:56 | Weblog
日本人は自民党を 捨てた。
捨てるということは、禅の言葉で、とても大切なのだ。捨てなければ 新しいものは入ってこない。
まだ使えそうなものでも、喜んで捨てる。
それを喜捨 という。

ためしに、周りにあるもので、まだ使えるものであっても、捨ててみればいい。必ず別の新しいものが、そう時間をかけずに入ってくるだろうよ。それが、人の世なので、今までの殻を脱ぎ捨てなければ、次の入れものがない。

そうは言っても、なかなかもったいなくて・・・

もったいない・・・などというのは、未練だろう。そういえば、よく小泉元首相がもったいないと言っていた。

いいから、どんどんと古いものは捨てればいい。
捨てては いけないものは、古女房と、腐れ縁の友達だけだ。