Sydney Yajima


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どうせ 隠しても暴かれるなら

2011-06-11 11:43:15 | Weblog
日本政府は、今回の海水汚染状況を 隠そうとしている。
もし 汚染状況を調べたければ、まずその海域に生息する 海草、なまこ、ウミウシ、カニ類、小魚などの多くのサンプルを 一定の地域ごとに、複数集めて、放射能汚染を調べ、グラフにし、海域の汚染を詳細に記録しなければならない。
そのためには、研究者たちは、船で移動し、船の上にはラボラトリーを設け、様々なサンプルを取り続けることが求められる。

金額的にはそれほど かからない。
だが、重要なことは、どの海域が、どの程度深刻に汚染されているかを知ることであり、また 近隣の漁師にとっても、またその海産物を消費する一般消費者にとっても 知りたい情報である ということだ。
したがって、速やかに、それを 政府は、いくつかの水産を専門にする大学とともに、第三者的立場に立って、行い、そして、発表する義務がある。
また 海域で操業できなくなった漁師たちの補償も 当然のことながら、行わなければならない。
さらに、東電は、その海域を汚したという補償をしなければならないし、それによって 東電が破産してもそれは 仕方のないことだ。
解体してしまえば よい。

東電が破産したら、電気が止まるという意見がでるだろうが、そんなことはない。
施設は残り、債権者たちは、新たな電気事業を民間に委託するだけである。
電気は東電でなくとも、施設さえあれば、誰にだって作れる。

今、ここで もし、市民のことを考えるならば、汚染状況を調べ、それを発表することだ。
不安を煽るから、とか様々な理由をつけて 隠したとしても、先に述べたように、安い金額で小さな船であっても  民間の力でもわずかな金額で、すぐに調べられるので、いずれ 発表されて、政府はまた 言い訳に追い掛け回されることになるだけだ。
だから、政府は早く対応し、発表したほうがいい。

すでにアメリカが、調査を始めるために、認可をとった。(なぜ、日本政府ではなくアメリカが先にそれをするのか? それは日本政府が隠したいからだし、隠して守りたいものは、東電であり原子力発電所であり、またその裏側にいる 日本の悪しきエスタブリッシュメントたちであるからだ。)日本政府は いやいやながら、しかし アメリカの言うことには怖くて逆らえないので、「かなりの短い時間」という訳のわからないささやかな抵抗をしながら、認可した。
アメリカは、民主党政権が大嫌いなので、「かなりの短い時間」に調査した結果を、発表してくるだろう。
すると、日本の国民たちはそれを知って、その「かなりの短い時間」に調査された結果に憤り、自民党はそれみたことかと、アメリカの尻馬に乗り、大騒ぎをするはずだ。
これが起こるのは、今月の終わりごろ。

日本の 悪しきエスタブリッシュメントたちは、今、考えているはずだ。
この状況のなかで、うまく立ち回ることを考えているだろう。
いかにして、この中で原子力発電所を残していくか、また、自分たちの存在を知られないようにするか、あるいは、様々な言論統制をも マスコミをコントロールすることで、かけてくるだろう。
つまらないスキャンダルで、国民の関心をそらすことを行うはずだ。
つぎつぎと、変な事故やスキャンダルが紙面をにぎわし、国民はうっかりと忘れるように仕向けられるだろう。
人のうわさも75日である。
しかし、私は続ける。
私たちにはネットがある。
ネット社会では、日本の 悪しきエスタブリッシュメントの力は及ばない。
なぜなら、例えばこの私はシドニーで書いており、多くの友人(あなたたち読者のことだ)に守られてもいるからだ。
私は、こうして、書き続ける。
ささやかな抵抗かもしれないが、しかし、負けないつもりだ。

共に、やっつけようではないか。
この目に見えない巨大な敵を。

そうしなければ、民は苦しみ、国は滅びる。



ミスリード

2011-06-11 08:09:40 | 世界情勢
あなたが、世間を自分の思う方向へ もって行きたいと考えたとする。

今日は、このテーマで話を進めよう・・・

分かりやすく言うために、例を挙げよう。
例えば、AKB48のような ユニットを大々的に 売り出したいと考えたとする。
セオリー通りに 考えるならば・・・

最初に目に付くことは何か?
を分析するはずだ。

その分析は、インターナル (内側の問題) と エクスターナル (外側の問題) について考えるはずだ。

内側の問題は、48名もいるのだから、当然 お互いがいがみ合う あるいはいくつかのグループに分かれる。ということは、容易に予想される。

これによって、スキャンダルが生まれる。
マネージメントをするには、全員が同じ方向を向いて 仲良くしてもらうより、分裂しない程度に お互いが ある程度 いがみあってくれたほうがやりやすい。なぜなら、適度に双方の言い分を聞くことによって、バランスを計算し、全体を自分のコントロール下に置くことが出来るからだ。
そして、ファンをいくつかの対抗グループに分けることも重要だ。
そのために、スキャンダルを小出しにする。
ファンというのは、自分だけは違うという差別化を持ちたがるものだから、それぞれ 自分の贔屓の娘のために、小さな自己主張をする。
インターネットで、主張するファンは、お互いをこきおろしながら、えんえんと やり続けるだろう。
彼らはいつのまにか、とても熱くなっており、その間に、マグニチュード 8の地震が来たとしても、彼らの重要な課題は、AKB48の真ん中の椅子に誰が座るのかということに すべての関心がいっている。たとえ、給料を投げ打って、あるいは 恋人との食事やデート代を浮かしてでも、CDを何百枚も買ったりする。

今回のファン投票など、そのすべてをうまく利用して、まんまとマーケティングにのせた、いやらしい戦略だということは、少しでもマネージメントとマーケティングを かじったことのある人間ならば、すぐに ピンと来たはずである。

よろこんでいるのは、マネージメントをして儲けた 汚れた大人たちであって、AKBの少女たちも傷つき、ファンも傷つき、そして、あと数年たつと、「あの熱気は一体何だったんだろう・・・」と臍をかむ思いで、あほらしくなるのである。その頃には少女たちは おばさんになっており、かつての面影もなく、いくつかのスキャンダルを通り越して 平気でテレビの画面の前で セックスの話をさえするようになっている。
だが、マネージメント チームたちはすでに 新しいユニットの ニュージェネレーション AKB48のようなものを作って、それをまた、別のマーケティング手法を使って売り出しているだろう。彼らの目的は単純だ。
金である。
少女たちは そのための商品であり、彼ら マネージメントにとっては、うつろう 流行のファッションほどの価値もない。
それでも、大衆はお金を使い そのマーケティングに うすうす 「騙されてるかな? 俺・・・」と気がついていながらも CDを買うために並ぶし、涙を流して若い娘の言葉に感動する。

もし、あなたがそのうちの一人であるならば・・・

おめでとう

あなたは、立派なAKBのファンです。かなりミスリードされてますけど。
誰がなんと言おうとも、私はあなたが立派なファンであることを 認めます。それに、とても 純粋な人です。
決して 馬鹿には していません。尊敬もしてませんけど。

まあいい・・・

大衆は、かくして、ミスリードされて、騙される。
それが、CDを買って多少の金を損するぐらいならば、まだいいだろう。
しかし、放射能汚染となると、話が変わってくる・・・


原子力は安全です。
とてもクリーンなエネルギーです。
私たちは、未来のために平和利用していきます。


こういうもので、ミスリードされていたのは、恥ずかしながら 馬鹿な私自身でありました。
笑ってやってください。
しかし、これからは、違います。


太陽フレア

2011-06-10 22:03:12 | Weblog
前回 大規模な太陽フレアが、発生したのは、2011年2月15日だった。
地震から 一ヶ月前 である。

ここからは、もしも???の話なのだが・・・

もしも、である。
3月11日の地震とこの、太陽フレアに連動性が あったとしたら・・・

6月7日の太陽フレアから 計算すれば、おおよそ 7月4日のアメリカ独立記念日あたりに、地球のどこかのひずみへの刺激になり、グラグラっと来るのではないか?

日本に大きな地震が来たら、次は 南米か、もしくはカリフォルニアではないかと思われる。

もちろん、東海地震や南海地震も連動するので、油断は出来ない。

素人なりに、考えてみれば、太陽の大爆発が地球になんらかの 影響を及ぼすのは、当たり前の話ではないだろうか。
私は 地震学者でも、預言者でもないけれど、連動しそうなところは、一通り、チェックしたいと思う。
月の満ち欠けや潮の満ち干き も ある程度 なんらかの関係があるのではないかと 思っているんだが、どうだろう。

他にも何か 予測できる方法などがあれば、情報をください。

安らかに眠って下さい過ちは繰返しませぬから

2011-06-10 16:43:04 | Weblog
安らかに眠って下さい過ちは繰返しませぬから


この有名な 広島の碑文は、主語の無い言葉だと 時には 賞賛され、時には 批判される。
原子爆弾を落とされた 都市である広島にあるこの碑文は、もちろん 原子爆弾を指している。
過ちとは、原子爆弾というものによって、人が 人を殺すことを指しているのだろう。
人殺しは、世界中のいかなる国の法律においても、倫理においても、宗教においても、罪である。
罪である以上、それは 償われなければならない。
だが、罪を犯したのは、アメリカであったのか、それとも、戦争であったのか、それとも、戦争をしていた我々日本人であったのか、あるいは、それらすべてをひっくるめて、みんなみんな 悪かったのか、誰が一番悪かったのか などと考え、その悪かった者に対して 罰を与えようとしても、相手がアメリカのように強かったりすると、罰を与えることもできないだろう。
強い者には巻かれろ で、主語の無い言葉が生まれたのだろうか・・・

東電の事故
これは、どうだろう。
東電はアメリカに比べたら、弱いから、みんな好き放題に批判できるようだ。
東電の、株主たちも、原子力発電には反対だと言い始めている。

つまり、今回、日本の歴史上、二度目の放射能汚染という「過ち」にたいして、我々 日本人は、ようやく 手にあった相手に文句が言えるということになる。
つまり、うやむやに主語の無い言葉で、地鳴りのような恨み節をくすぶらす必要はなく、からっと 相手に文句がいえるわけだ。
もちろん、アメリカの原子力関連からの多少の 産業への圧力があったとしても、正々堂々と主張ができる素地が 十分整ったと私は思う。
日本から原発が消える日が来ることに、私は 楽観的な見通しを、最近持ち始めた。
今回の事故は最悪ではあったけれど、我々の目を覚ますためには、必要だったのだ。

ただし、私たちは、これから、何か行動を起こさなければならない。
私は、これから一歩も引かない決意だ。

過ちは繰返しませぬから である。

アメリカのパートナーは中国

2011-06-09 19:49:46 | Weblog
刺激的な文字がニュース覧に踊った。
アメリカのパートナーは中国というものである。
多くの日本人は、ショックを受けるだろう。
しかし、これをそのまま鵜呑みにするのは危険だ。
以降その理由を書く

アメリカは広い。
この外務省の行った調査は、アメリカのどの地域だったのだろう。
デトロイトで行う調査とニューヨーク、シカゴ カリフォルニア、テキサス、ハワイなど 場所によって全然違う結果が出るはずだ。
ひとくくりにアメリカと言っていることが 危険。

次に、中国はコミュニストだと言う絶対にアメリカや西洋諸国とは 受け入れあう素地のない体制が支配している。
つまり、これは、オレンジとりんごのどちらが好き?
と 言っているに過ぎない。
単純に、どっちが好き?などと、比べられるものではない。
このアンケートを行った外務省は相当に アホで、日本と中国の違いが分かっていない。
アメリカ人は 日本人と中国人の違いを見分けることはできなくとも、日本が中国とは違う国だということは知っている。
中国がコミュニストだということも よく知っている。




国旗 国歌 というものの私なりの理解

2011-06-09 16:30:03 | フリーメーソン
私の理解なので、あなたと同じ意見ではないかもしれない。
私は はじめからあなたが 私と同じ意見であることを もちろん 期待していないし 同じ意見であってほしいとも思わない。
違うことが前提で あっていい。
なぜなら、私たちは別々の人間で 別々の環境で 別々の体験を経て 生きてきたからである。
だから、当然、私とあなたは 違う。
それは 健全なことなんだ。
だから、私の意見を見て、違和感を感じたとしても、それを攻撃しようとは思わないで欲しい 
ああこういう人もいるのか で、スルーしてくれれば それでいい。
私は自分のブログで、「私なりに こう思う」 ということを書いているだけに過ぎない。


フリーメーソンでは、その国の国家元首と 国旗を リスペクトすることを基本にしている。
日本のロッジであれば、その中には必ず日本の国旗がある。
(ちなみに東京のメソニックセンターには、アメリカの国旗もある。これは歴史的にそうなったためであろう。例えば、マッカーサーが始めて会談を行った部屋なども、当時のまま、まったく同じように保管してある。日本が敗戦をした歴史のなかで、こういう形が取られたのは、要するに戦争に負けたからである。
悲劇であると考える人もいれば、それは歴史の必然で勝者が敗者を裁くことは、当然の成り行きだと言う人もいるだろうし、日本人は とても複雑な心を持ちながら、過去 昭和 平成の時代を 生きてきたわけである)
私の場合は、すでにオーストラリアにおり、そういう歴史的な傷を見ることなく、気がついたらメーソンになっていた。

オーストラリアでは国の元首は クィーン エリザベスになるので、必ず食事の前には、クィーンに乾杯を捧げることになっている。ゴッド セーヴ ザ クィーンを歌うこともあるし、その後は、オーストラリアの国歌を歌うということもある。
が、それを儀礼的に行うことは、当然であるとして行う。
しかし この国でもそれを行わない人はたくさんいる。
しかし、そのために法的処置がとられたとは 私は寡聞にして聞いたことがない。

私にはユダヤ人の仲の良い友人もいるが、彼は、言いたい放題を言う男である。
乾杯のときに、「クィーン カミューラ」とわざわざ言って皮肉っていた。カミューラとは皇太子 チャーリーの後妻のことである。もちろん、ブラックジョークに属するものだが、イギリス王室へのリスペクトというのは、オーストラリア人にとって、半々に分かれるところもあって、特に若い世代では、あまり モナーキストは多いとは言えない。

エリザベス女王はカミューラを手に入れたから、もう馬を飼う必要はないな。と言っている別の友人もいた。
たしかに彼女は多少 馬面ではあるけれど、女性の醜美をあまり言うことは ジェントルマンとしては あるまじき行為かもしれない。

王室や皇室などがあることだけでも、人間の平等という思想から言えば、とんでもないことなんだろうが、私は平等というのは思想の中だけに存在するものであって、観念を離れて、現実にはありえないと言ってきたし 今もそう言い続けている。 何度も味わい、苦しんできた自分自身の体験を経て、そう信じているので、これはそうやすやすと変わりそうもない。もちろん、平等が 本当に できるならそれに越したことはないとは思っている。

日本の教師が、まあ言うなれば、国から給料をもらっている人間が、国歌を歌わない 国旗に敬意を払わない。ならば クビ。という大阪の橋本知事の決定をみて、なるほど、日本はそこまで ゆがんでいるのかと 思った。

私はイギリスの、王室に、個人的にはあまり、深入りしたいとは思わないが、それでも乾杯もするし 国歌も歌う。

日本の皇族に対しては より別の見方を持っている。
歴史的な評価はもちろんのこと、西洋の豪華な金襴の生活に比べて、日本の皇族のつつましい姿に胸を打たれる。
被災地に 老齢を押して行かれた天皇皇后のお姿に、もちろん感動を覚えた一人である。
さらに個人的なことを言えば、自分の血の中にも、幾分かの桓武天皇の血が入っていることを 誇りに思う気持ちもある。

だが、それらを全部 差し引いても、もちろん、君が代も 国旗に対しても敬意を払ったであろう。
それは、私が皇室を尊敬しているということとは 全く別の次元で、日本を愛する 国を愛する あるいは、そこに自分のアイデンティティーを持ち続けるという意味において、日本人にとっては貴重な体験である国歌を共に歌うことへの特別な感情に、浸りたいがためでもあるだろう。

もちろん、オーストラリアの国歌を歌う自分は、そのときはオーストラリア人として、自分の新しい生き方をそこに見出したがためである。これは、これで 間違ってはいないはずだ。
人は、流浪し、やがてそこで新しい価値観を身に着けて、そこから、また新たな萌芽をするものだ。
私の考え方は、もしかしたら、日本にずっと住んでいる人とは 異なるかもしれない。

もちろん、意見はある。
様々な問題点や、ひとつづつの疑問点を言い出せば、キリはない。
たとえば・・・
オーストラリアの捕鯨活動はどうだ。彼らの行う 人種差別はどうだ。日本でいえば 隠蔽体質はどうだ。日本の在日問題はどうだ。などなど、多くの矛盾と疑問と問題を言い出せば、それぞれに多くの問題が含まれており そのどれひとつをとっても、一晩中語ったところで、解決などしない。
しかし、人間というのは、一生たくさんの矛盾や解決などできそうもない問題を 抱えて生まれ、そして死んでいくものなのである。生まれる場所は 選べないが、死ぬ場所はある程度決められると 言ったところだろうか。


多くの私の在日韓国人の友人たちは、君が代を歌い、そして日本の国旗掲揚をリスペクトしている。
彼らは、もちろん、韓国の二世三世であることを誇りに思っているが、同時に 日本にうまれた在日(新たな日本人として)の誇りも持っている。いわば、二つの誇りを持っているのである。この心情は オーストラリアの国旗掲揚で立ち、そこでオーストラリアの国歌を歌う私にとっても、似たものがあると思う。
状況が、そうさせたことは、本人の力では抗らうことはできなかったのだけれど、それを 居心地の良いものにするためには、自分の中でたくさんの複雑な要素を消化し、抗うことなく なるべく ナチュラルに体現していくしか 気楽に できれば やや幸せに 暮らす方法はないのである。

私がフリーメーソンの、メーソンリーであることは、こういう複雑な心情をすべてはじめから、解決できないものとして、受け入れて そのうえで、自分自身にそれを受け入れるだけの器量があるかどうかを 試しながら行き続けるということなのである。

フリーメーソンほど、歴史上 長い団体も少ないだろうし、これほど 力を持った団体も少ないことは知っている。
親睦であろうと、友愛であろうと、所詮 それは人間の集まりであり、そして 人間だから様々な意見と 理由付けを持ち込んでくる。
もちろん、自分の利益になることを 何らかの形で 望んでいるのは間違いないだろう。
それは スプリチュアルな欲求であるかもしれないし、コネクションを作るためかもしれないし、あるいは、コミュニティーに関わりを持ちたいからかもしれないし、自分を守りたいからかもしれないし、それこそ、人それぞれだ。

私自身でいうならば、オーストラリアで25年住んでいる中で、人生の半分以上をすでにこの国で過ごしているわけで、それならば、その国・・・白人社会で 堂々と日本人として生きていく自分を見つけたかったという気持ちがあったからだといえば 理解してもらえるだろうか。

私は、そう思い、そしてそれを ある程度まで為し得たと 思っている。
少なくとも、オーストラリア人のメーソンの多くでさえ 経験のできない あるいは途中であきらめてしまう メーソン内の地位にまで 登ることができた。
運と努力と、そして出会い それらが運命というなら、それはきっと そういうものであったろう。

オーストラリア人たちのなかには、私を見て不思議に思う人たちもいる。
「一体 この日本人の ヘソはどこについているんだ?」とでも言うように 私に、話しかけてくる。
オーストラリアから出たこともない彼らに、理解できるわけがない。

私は 地球の上に生きている。



管首相

2011-06-09 02:40:33 | 世界情勢
この現在の 日本国の首相である 管首相について、今、悪口を言えば、おそらく ウケルのであろう。
新聞もマスコミも、ありとあらゆるコメンテーターたちも、口をそろえて、悪く言う。

震災後3ヶ月もたっているのに、復興の始まりさえ見えない・・・と 言っている。
原子力発電所の対応のまずさについても、かなり 悪く言われている。

私は、聞きたいことがある。

そのコメンテーターたちや、マスコミ、さらには彼を批判している政治家達にも、聞いてみたいことがある。
それは

では、どうすれば 良かったのか?

ということだ。
実際、今でも揺れは収まっていない。
また原子力発電所も不安定な ままだ。

このことは、誰が首相になっても、同じであったろう。
たとえば、最初の段階でホウ酸を放り込んでおればよかったという人もいるだろう。
しかし、それは、たくさんのお金をかけてきた発電所をパアにすることだったので、当然躊躇があったはずだ。
無論 褒められたことではない。
だが、誰が首相であっても恐らく 原子力発電所の事故は起こりえたであろうし、それを抑えることは、やはり今と同じでとても難しいことだと思う。
野党の責任で首相を追及すると言っている自民党は、その原子力発電所を建設してきた 張本人 なのであるから、それこそ、盗人猛々しい 議論だ。

どうすればよかったのか?

はじめから、こんなもの作らなければよかったんだ。

日本には54基 この怪物が存在している。
54基だ。

私達は、地震国で、火山島で、津波がきて、毎年、台風がきて、地理的には、山が多く 平野が少なく 川の流れも速く、国土も狭く 人口が1億以上いる
そんな国に、この化け物をせっせと、54も作り上げてしまった。
54だぞ。

今、日本の産業がこの化け物を無くしてしまうと、立ち行かないという議論が 一人歩きし始めている。
停電になるとか、あるいは エアコンが使えなくなると言われている。

1エアコンがないと、人は死ぬのか?
2停電になると、人は死ぬのか?
3放射能を浴びると人は死ぬのか?

この三つの質問の中で 正解はどれでしょう?

と言われているに過ぎない話だ。

まだ、誰も事故の後直接的な影響で人は 死んでいませんから、3は 不正解です。という人が、きっといるだろう。
そういう人に、あと10年後 どう被害者の面倒を見てもらえるのかを 聞いてみたい。

消費税を上げる議論が やかましくなってきている。
日本は15%程度の消費税にしなければ、国債の暴落があと7年から8年後に起こるとIMFが警告している。
しかし、実際には その前に米国債が暴落を起こすだろうし、米ドル為替が向こう5年でかなり大幅なドル安になるので、商品経済は一旦、大幅な値上げとともに、多くの新興国をぶっつぶし、世界を混乱させていくであろうことは 予想以前に、確信を持って間違いなく起こることなので、日本の国債がいくらになっても、もっとひどいことが世界中に起こるために、その問題は、ちょうど、家が火事で、あわてて逃げるときに、消し忘れたタバコの火ぐらいのものでしかないだろう。
怖いのは、新興国 とりわけ中国の不況と民衆の不満のはけ口に、中国と、日本 あるいは、台湾 フィリピン ベトナム インド のどこかと対立することだ。
考えたくも無いが、今 もし政治化が日本にいるならば、このリスクをしっかりと見据えて 外交と防衛について考えていなければならないところで、向こう 数年のリスクを真剣に考えたら、恐ろしくて眠れなくなるほどなのだ。

今は、目先の問題をさっさと解決しなければならない。
簡単なことだ。
まずはブルを入れて道路を通れるようにし、インフラの整備を4ヶ月を目処に終わらす。ちょうど 10月までには、避難民全員が、仮設住宅か、老人施設に入れるようにする。
期限を決めてやらねばだらだらとするので、ここまで 4ヶ月。
西日本の力を借りて、一気にやる。

次に首都の機能を日本中に振り分ける。
そうすれば 地域格差をなくすのと同時に 首都の地震リスクを分散させるだろう。
東京にはいつ大地震が来ても おかしくない。
だから、首都に多くの機能が集中している今の状態は とても危険なのだ。

さらに、防衛を考え直す。
これは、今の米軍の力を、将来ずっと同じであると仮定しては 出来ない作業だ。
アメリカは弱体化しているし この先も さらに弱くなっていく。
経済が回らなくなれば、当然のことだ。
早かれ遅かれ、日本は自国の事を 自国のリスクで防衛することを 考えなければならなくなるであろう。

この三つを基本として、さらには、新エネルギー開発を行う。
これは、R&Dの話になるだろうが、しかし、幸いなことに日本にはこの力(技術)が、まだまだ 存在している。
SWOT分析で言えば 国内の力なので、Strengthに 堂々と入れておきたい。




国難

2011-06-07 01:00:30 | Weblog
国会では首相が糾弾され、さらに辞任を求められ、東電の社長が土下座をし、天皇陛下が被災地を見舞われ、メルトダウンが進行し、放射能汚染区域がどこからどこまでなのか、分からないまま広がり、海水の汚染も分からないままとりあえず瓦礫のせいにしていくつかの海水浴場を封鎖し、太陽光をするか風力がいいのかで国民同士が、頭を悩ませ、海外からは日本の食料品を輸入することを拒まれ、止まっている自動車産業の復旧は今年の暮れ近くまでかかると言われ、さらに追い討ちをかけるように台風がやってきて、避難所から帰ってきた人々の家はまた水につかり・・・

だらだらを書いたが、まるで聖書に出てくる悲惨な末路だ。

日本はこのままいけば 壊滅するだろう。

自然災害と 人災と 政治災害と さらには 何もしない臆病な日本人によって。

何も出来ないのではなく なにもしなかったのだ。
そして それを いつも誰かの せい にしてきただけだ。

悪いのは、首相でもなければ 東電でもない、何もしないで、待っているだけの 日本人自身が悪いのである。

じゃあ 何をすればいいか?

実は、つきつめると 問題はここにある。
とても 間の抜けた話なのだが、みんな、一体 今 自分が何をしたら良いのかわからないまま、あまりの大きな被害を目の前にして、ただただ 思考回路が停止してしまい ぼんやりしてきた3ヶ月だった。
違うか?

もちろん、ここが 儲けるチャンスだと張り切っている人もいただろう。
そういう人は、とても 反射神経はいい。
考え方も若いかもしれない。
もったいない話なのだが、国全体を思う志がないために、そのままでは 小動物の生き方になってしまうだろう。
そういう人は 大きな仕事ができるはずだが、生き方そのものを変えないと、その人と共に、国も滅ぶだろう。

しかし、国全体を思うと、行動に走る。
そして下手をすると 反対勢力によってつぶされるか、殺されるかになって 歴史上の人物とやらになってしまう。
誰も 歴史上の人物などになりたくないわい。

家族仲良く 団欒を楽しんで平穏無事に生活できれば それが 重畳なんだ。

しかし、このまま知らん顔して 放っておけるか?

難しいところだ。

本当に、難しい選択を考えなければならんのう・・・


規制

2011-06-07 00:35:17 | Weblog
もう少し 勉強しなくては意味が分からないのだが、それにしても 日本は規制が多い。
特に、産業に関して、とても規制が多く、よくもまあ、これでいままで世界の工業国として やってこれたなあ と感心する。

例えば、電力会社にいたっては、送電と発電、それぞれに何ページにも渡って規制があり、結論から言うと、明日から電力会社を立ち上げようと思っても、外国からの参入をしようと思っても、できないようになっている。
もちろん、今後 さまざまな動きがあることを期待しては いるが、その規制の上にあぐらをかいて 独占経営をしているのが、今の電力会社たちである。

おいしい汁を吸い続けてきたのである。

なにしろ、競争相手が存在しないのだから、(実際は 存在している、それは外国の電力会社で、産業の空洞化が日本に起こりうる危険性をここに含んでいる 日本の企業は外国で製品を作ればそれでよく、CO2も甘い審査で通る)
やりたい放題だったわけだ。
もちろん 大企業なら自家発電を行うことで、対処をすることができる。
今後もその動きは出てきそうだ。

ソーラーは まだまだ発展途上だという意見がある。
そうかもしれない。
だが、ここ十年、かなりのスピードで進化していることを見逃してはならない。

電力の発電量と同時に 蓄電 それに、効率など様々な技術革新が進んでいる。
この民間の努力は、まさにわが国の至宝であり、原子力発電所をぶっ壊す力となる。

それを急がなければ、日本には産業空洞化とともに、大不況と 大量失業が起こる。
なにしろ、時間との勝負だ。


日本の国

2011-06-04 21:33:28 | Weblog
原子力は六つの重要戦略のひとつという記事を東京新聞で読んだ。
記事によると、原子力を推進する国家戦略室という機関があるらしい。
国家戦略室とは、どんなことを考えるところだろう?
と疑問を持った。
私の疑問は、ここは、日本に住む日本人にとって、敵か味方か? という素朴だが、重要な疑問である。



原子力発電をやめる と宣言しているドイツと、今後も推進していくというフランスは隣同士の国なのに、まったく 意見が分かれている。
被爆国である日本が、今後も推進していくということを、掲げるには、あまりにも 被害がすでに大きく広がっており、国民の多くは嫌だと言っている上に、政府の発表にさえ不信感を持っている。

私は、日本に帰り、反対の狼煙を上げ、戦いたい気持ちが 日増しに強くなってきている。
シドニーにのほほんとしておれば いいのだが、こんな私であっても、何かしなければいけない気持ちにさせられているのだ。

シドニーの街角の地べたに座り、折り紙を折っている少女を見た。
彼女は、高校生くらいに見えた。
そうやって、道行く人に東北への義捐金を募っている。

他にもさまざまな行動をシドニーでも頑張っている日本人たちがいる。

何かしなければならないという気持ち。
それは、遠く離れた私にだって 徐々に大きくなりはじめている。
私は私なりの方法を見つけ出して、そして 私なりのやり方で 声を上げる。

だが 日本にいるあなたたちは どうなんだろう?

日本人であるあなたは、日本を どうしたいのだろう?

原子力を持つという国家戦略室を 支持できるだろうか?
それとも、流れに任せて 放っておくのか? 今までのように。
どうしたいわけ?

何もせずに、このままでいいわけ?
トップの人は玄葉 光一郎というフクシマの出身の人なんだが、どうしてこの人は、トップでありながら、フクシマの出身でありながら、原子力に反対しないの?
彼の家族や親戚は、どう思っているの?
彼は、どうして選挙で勝てるの?
私は、とてもとても 不思議だ。

何よりも不思議なのは、どうして 誰も 何も言わないのかだ。
臆病だから?保身?それとも、本当に原子力に賛成なわけ?

どうも よく分からない。
そうやって、日本人のほとんどがもし原子力に賛成なら 私など、一人でキーキー言っている馬鹿みたいなもんだな。

みんな、どう思っているんだろう・・・

おかしい事件

2011-06-04 19:40:00 | Weblog
地震の後、首をかしげるような事件が相次いでいる。
例えば、列車事故

列車はJR北海道のもので、占冠村(しむかっぷむら)のJR石勝線 トンネルに入った後、なんらかの理由で推進軸がはずれ、脱線し、そして、何らかの理由で引火し、爆発した。乗客に死者が出なかったのは、幸いだったが、なんとも不思議だ。

まず、走行中に推進軸がはずれる事故というのが、稀である。これが不思議の第一。
しかし、
それだけなら、まだ いい。
事故としては、例えば 整備不良であるとか、あるいは、構造上の欠陥であるとか、もしくは人為的なミスで起こるなどの理由で ありうることだ。
しかし、それが、トンネルの中で起こるというのは、一体どのくらいの確率だろう。
長い走行距離の間、わずか、トンネルに入ったときに起こるというのが、まず、不思議だ。
そして、次の不思議が、申し合わせたように、火災が、トンネル内で 起こった。
つまり、火災は一酸化中毒か二酸化中毒を起こし、大惨事を引き起こす確立が高い、トンネル内で 起こったのである。
これが、不思議な点の三つ目だ。

どうも、偶然にしては、出来すぎていると感じた。
とすると、誰かが 企んで行ったことではないかと 当然 疑惑が出る。

もし、そうだったとしたならば、一体誰が、何の目的で?
これを テロだったとしたら、どこかの国が行った秘密工作だったとも考えられる。
どのくらいで、この事故を抑えることが出来るかを 観察する方法だったとしたら・・・

無論、今の段階で、確信のないことを書くことは 不安を煽るだけになりよくないことだが、しかし、どうも首をかしげる事件だ。

そんな中、今日は 4000ミリシーベルトの第一号機の放射能のニュース
うんざりするが こちらは 深刻だ。
もしかしたら、実際はもっと大変なことが起こっていて、蒸気を隠すことが出来ないから、東電は小出しにしているとも考えられる。
海水浴が禁止になっているエリアは、すでに 放射能の海になっているのではないかと 私は疑っている。
もっと、はっきりした情報が欲しい。

茶番劇

2011-06-04 01:31:26 | Weblog
自民党は、民主党の内紛を茶番劇だという。
しかし、茶番劇の幕を開けたのは そういう自民党なので、どっちもどっちだろう。
鳩山元首相が、ペテン師だと菅首相をののしったと言う。
そして さらに激化しつつある政局・・・

明治維新が起こる前の、幕府の内紛は しかしこんなものじゃなかった。
もし、勝海舟がいなければ、江戸の町は焼け野原になっていただろう。
だから、それに比べれば、今の激化していく政局などは、コップの水のさざなみくらいのものだ。
ちょうど、鳩山のおぼっちゃんには、手ごろの政局問題なのだろう。
しかし、

世界の景気は、ますます悪化している。
こうして 日本人が国内問題出困っているとき・・・たとえばそれは東日本大地震の問題、被災者の問題、仮設住宅、もちろん東電や、原子力発電所・・もうすぐあふれ出す汚染水・・・など 重要問題が山積しているなかで、日本をどうすればいいのか、目処どころか、始めの第一歩も歩き出していない中で、さらに今から来る人災や天災は、世界の大恐慌であり、食糧難が秋以降に日本の食卓を直撃することであったりするのだ。
こんなことは、歴史上 おそらく ノアの箱舟以来のパニックであり、地球が2012年に滅びるという馬鹿げた予言も、信じたくなるというものである。

私は、今年の秋以降から、かなり世界の情勢は不安定になると思っていて、来年の初めには、戦争が日本の近くで始まるのではないかとも 書いておこうと思う。
たとえ、戦争にならなかったとしても、多くの食料をもとめてあふれ出す難民が出てくるのは間違いない。
その人たちがボート ピープルとなって 日本海を渡って大挙やってくることは、十分にありうることなのである。
日本は、そのために 立法をして不法入国と不法滞在を取り締まるべきなのか、人権擁護を前面に出してそういう難民を受け入れるべきなのかという選択を迫られることになるだろう。

チャイナの情勢が不安定化している。
これは、サイン だ。
サインを見逃すと 政治はやっていけないはずだ。

つまり こういうサインの段階で、立法をしていき、さらに、そのための機関・・・例えば移民法などの改正を進めていくことが、以下に重要なことなのかは、国際的にさまざまな事象に照らし合わせてみれば 思い当たることがたくさんある。詳しくは今日は書くつもりはないが、もし日本を守るつもりであれば、今、大事なことは、内側と外側の両方の守りと安定ではないだろうか。
すくなくとも、政局でゴタゴタすること事態 かなりずれている。

まだこんなことを・・・

2011-06-02 20:28:55 | Weblog
小出裕章氏と大橋弘忠氏の誌上対決 (週刊現代)
2011年5月30日(月)発売の週刊現代の記事で、大橋弘忠氏(東大大学院教授)と小出裕章氏(京都大学原子炉実験所)のコメントが共に掲載されています。

両氏が直接対話しているわけではありませんが、2005年に佐賀県で行われたプルサーマル公開討論会の模様(参考記事)を知る人にとっては、「因縁の対決」とも言える記事になっているように思います。

記事名

「プルトニウムは飲んでも大丈夫」原子力村の東大教授へ
(週刊現代 2011年6月11日号 5月30日発売)

小出裕章氏のコメント(転載)

「毒物というのは体への取り込み方でその毒性は変わります。プルトニウムの場合、水として口から飲むより、空気中に微粒子として飛ぶプルトニウムを鼻から吸い込むほうが怖い。ほんの少量でも吸い込むと肺がんで死んでしまうリスクが高まるからです。ですから、確かに吸い込むより飲むほうが危険度は低い。
とはいえ、水としてプルトニウムを飲んだとしても、被曝するのは事実。被曝というものに、安全なものはありません。したがって『プルトニウムは怖くない』という彼の発言は、明らかに間違いです」

大橋弘忠氏の見解

週刊現代編集部は、大橋氏に対し、「プルトニウムを飲め」と言われたら飲むことができるのか、また今でも「原発は安全」と言い切れるのか、直接取材を試みたということですが、大学に話すなと言われている、授業が始まるから等の理由で応じなかったそうです。

ただし今回の事故についてはメールでの返答があったということです。概要は以下の通りです。

・今回の事故の原因は津波だけであり、地震動はほとんど関係しない。10mを大きく超える津波は専門家も予想しなかった。津波が電源系をほとんど全滅させることや、海水冷却系の機器を流出させることも想定されていなかった。

・事故については東電はよく対応してきた。後は大きな放射能放出はないと思う。

・まじめに技術的な解説をする人を御用学者のように決めつける風潮があるのは残念。冷静な議論や判断、それに資する報道を期待する。









必死で抗弁するところをみると、よほど 大変らしい。
もしかすると、随分 脅されたりもしているんだろう。
日本中に大橋さんの味方になってくれる人は あまりいないし 月の出る夜ばかりとは 限らんしね。

もし 身の危険を感じるなら、人のいなくなった あまり人の行きたがらない 特別なところで、安全なプルトニウム入りの水を飲んで暮らしてください。

うまか しかか

2011-06-01 17:43:43 | Weblog
政界は、小沢一郎が、民主党を離脱することで、荒れている。
自民党は、小沢一郎と歩調を合わせるようにして、行動を開始し始めた。

国民は、うんざりしながら、しかし、どの政党に入れたところで、大して変わらないのだからと あきらめの気持ちになっている。

私は、平等という思想を人は 装飾としてつけたがるが、そんなものは存在しないと言い切った。
いまでも、そう思っている。

平等は、英語では フェア とでも訳されるだろう。
そしてフェアは、英語圏の人間にとっては、いかにも 洗練された人間としての雰囲気をかもし出す 自分を酔わせるのに十分な音韻を伴っている。
たとえば、「あなたは とてもフェアな人ですね」と、誰でもいい、英語圏の人間に 言ってみてほしい。そうしたら、彼は(あるいは彼女は)ほぼ 100%単純に笑顔をみせて「OH THANK YOU」と言うだろう。
この場合、彼らは、フェアと言われたことで、智識人であるとか、教養がある とか、あるいは、決して人種差別者でない自分であるとか、そういう様々な装飾を褒められたと感じたのである。

日本人だって 「お宅の会社は機会均等で、すばらしいですね」と社長に言えば、社長は笑顔を見せるはずだ。
もし、本当に機会均等なら、そんなことで喜ぶ程度の社長は、トップに立っていないはずなのに。

まあいい・・・

ともかく、私は思想としての平等というやつに、今 喧嘩を売っている。

つまり、そんなものは ハナから存在しないと言っているのである。

もし、日本人の大好きな アメリカ合衆国がちょっとでも フェアな国なのであれば、どうして 日本中にたくさんの米軍の軍隊を置いているのだろう。日本の自衛隊は たった一つの基地も アメリカ国内に保有していないのに。

産まれたときから、歌舞伎役者の息子は 歌舞伎役者になり、茶道、華道、などの家元は、家元を継ぎ、政治家までも、二世 三世となり、それらが、連綿と続いているのだから、思想としての平等を持ち出すと、それこそ、君が代を歌わずに裁判で負けることになる。

平等など、この世に存在しないのだ。

じゃあ、おまえは、平等のない世の中が いいと思うか?と聞かれたら、
私は、そりゃあ、平等な世の中が あればそれに超したことはないな と言う位のことは 言うだろう。
だが、断じて言う。
思想としての 平等は あるかもしれないが、そういうものは、やはり存在しない。

そのなかで、われわれは、なんとか それぞれの道を探し、見つけると、その道を極めようと もがいてみたりする。
中には、成功する人もいて、そして、成功談などを本に出す。
本は売れて そのひとはさらに 成功者となる。
けれど、それを読んだからといって、同じように あなたが成功できることはない。
なぜなら、機会は平等には決してやってこず、むしろ、あなたを つぶしにかかってくるのである。

そんな中で、総理大臣になりたいと願う男がいて、それが何十年もたつと、ついに そのための権化となり あるいは妖怪となって荒れ狂う。
それが 小沢一郎である。

彼は、田中角栄のかばん持ちの時代から ずっと ずっと 総理大臣になりたかった 例えば将軍になりたかった 伊達政宗のように、遅すぎた弓取りであった。
悲劇かもしれないし、喜劇かもしれないが、ここで、反乱を興すとは、老いだろう。
もはや、残された時間がないことを 自ら悟り、そして もがいている。
ちょうど 年をとって売れなくなったストリッパーのようなものだ。
もはや、彼の未来はない。
アメリカの新聞に、愚痴を言っている時点で、私は彼を見切った。
もはや、自らの力はなく、誰かが何とかしてくれへんかなーと言っているに過ぎない。
これは、いっぱしのやくざ者が、喧嘩を前にして、警察に殴りこみの相手の愚痴を聞いてもらっているようなもんだ。

日本は、大丈夫か?
本当に、これで いいのか?