私の住む市も、隣の市も、いま人口が減っているそうです。
原因は、原発の事故による放射能の影響を考えてのこととか。
ホッとスポットとして取り上げられましたから、
たしかに無理もないことです。
将来のある子供のいる家族にとっては、
安心して成長を見守れる土地へ移り住みたいと思うでしょうから。
でも住民としては、ちょっとさびしいですね。
私などは、もう終の棲家として決めた場所を離れることもできず、
この年になれば、その影響が出るまで生きてはいまいと、
どっしりと居座っていますが。
人口減と言えば、茶道人口はどうなのでしょうか。
「若い人にもっとお茶に興味を持ってほしい」
と言う声は時々聞きますが。
興味は持っていても、敷居が高いと思っているかもしれませんね。
私なども、始まりは親に決められてでしたが、
結局は、人生の最後まで連れ添う伴侶になりましたから、分からないものです。
幸い私の稽古場には、若い方が熱心に通ってきてくださいます。
その成長していく姿を見られることは、とても嬉しいことです。
裏千家の淡交会には青年部があります。
茶道を志す若い方の集いです。
若者らしい発想で、お茶をたのしんでいます。
先日その話をしたところ、入会して勉強をしたいという希望者が。
青年部・・懐かしい響きです。
もうとうに卒業してしまいましたが。
年齢制限は50才です。
まだまだ間に合う方はどうぞ。