
「梅吉兆」(鶴屋吉信製)
水仙の花の香のほのかに漂う茶室で、
今日の稽古は「絞り茶巾」と「逆勝手濃茶点前」。
ある時、
「今日は絞り茶巾をしますね。」と言ったら、
「えっ冬もあるのですか・」と。
「お湯でやるのですか」ですって。
どうやら初めての方は「洗い茶巾」の冬バージョンと思うようです。
茶巾も寒い時期は温泉に浸かりたいでしょうが、それはないですね。
でもちょっと面白そうですが。
そこで「酷暑のお点前」に対する「厳寒のお点前」の話を。
さて今日は一日、お稽古の方が多くて、
薄茶と濃茶を並行してやらなければなりませんでした。
二か所に分かれて、私の目と口は両方に向けられます。
逆勝手や絞り茶巾のお点前がが初めての方だと、
細かく言って差し上げなくてはならないのですが、
さすがにベテランさん二人の時は、目だけで済み、
あまり口を出さずにお点前が流れました。
逆勝手のお点前も毎年繰り返すうちに、随分慣れてきました。
風炉と炉で年に二回の頭の体操。
ふふ年配の方には、何とか防止ですね。
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