茶入れの仕覆と、茶入れを入れる挽屋の仕覆です。
この仕覆をまとう茶入本人は、
ただいま、新しい仕覆を作るための採寸中。
もともと添っていた青海波緞子も渋くてよいのですが、
少し雰囲気の違う仕覆を作ってあげたくなりました。
裂地を二種類選びました。
一番気に入った裂地は、少し分量が足りないかもといわれ、
駄目な時のためにもう一つ候補に選び、お願いしました。
もう少し、胴のあたりが痩せていればよかったのですが。
私ではありません、茶入れの話ですよ。
実は布地と仕立て代込でのお値段は、
私の洋服よりも高価になりました。
自分の服の時は躊躇するのに、
道具の時は思い切りが良いのが不思議です。
自分の衣装より、
茶入の衣装が新しくなった方がなぜか嬉しい。
これでまた今年も、私用の新しいコートはお預けです。
でもこれくらいは豪勢にと、
久しぶりで、パフェなるものを食べました。
同行三人とも、美味しく一気に平らげました。
私の体は衣装より、これで内側から満足させました。