「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

新しきよし

2017年01月05日 | お茶三昧

              

今年の稽古も始まりました。
年をまたぐと、ちょっと気持ちが改まって、
「今年はこんなことを頑張ろう」と、
皆さん決意を胸に秘めての稽古始です。

利休道歌に、
「水と湯と茶巾茶筅に箸楊枝 柄杓と心あたらしきよし」

という歌がありますね。

ある茶人が、利休に、お金を渡して、
「これで私にふさわしい道具を買ってきてください」
とお願いしたところ、
たくさんの晒し木綿の反物を買って渡した、という逸話があります。

普段のお稽古ではいつも新しいものを使うことはできませんが、
お客様をお招きするときにはこの歌の通り、
すべて新しいものを使います。

お茶で一番大切なのは、
道具は「清いもの」を使うことということなのですね。
特に最後の「心」も清くということを加えるところが、
利休らしくまたこれぞ茶道らしいです。

ところで、休み中テレビを見る時間が多かったのですが、
ただテレビの前に座っているのももったいないので、
せめて手を動かしながらと思い、
和服用の新しい補正下着をまた作りました。

           

この下着、作るたびに新しい工夫を加えていますよ。
今回は使い捨てカイロが収まるように、( 最近これは必須)
紐のところはマジックテープにと。

10Mの反物から、この下着を作ると、
残りで10枚ほどの布巾が取れます。
昨日から、毎日食後のテレビを見ながら、
その布巾の耳をかがっています。
三月のお茶会までに20枚の新しい布巾を作る予定ですよ。

 

 

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