ひな祭りも終わり、もうお雛様を片付けなくてはなりません。
昔からいろいろと言われていますが、
季節の物はは先取りすることは風流でも、
終わってしまったら、早く片付けるほうが気が利いていますよね。
何時までも片付けないのもなまけものみたいですし。
そういう戒めから、「嫁にいけない」などと言ったりしたのでしょうね。
やっと一輪咲いた梅の花。
皆さんにみていただきたくて、部屋の中に入れたら、
あっという間に、このように見事になりました。
又外に出すのも可哀そうですから、
しばらくは家の中で楽しみましょう。
三月三日と言うと、すぐに頭に浮かぶ二つの記念日。
一つは、両親の結婚記念日です。
もうすでに二人とも他界していますから、
もう記念日を祝うことはありませんが、
二人とも元気だったころは、
姉弟で、「温泉旅行」をプレゼントしたりしました。
家では亭主関白の父も、旅行の時は少しは優しかったようです。
父が先になくなり、母はその後20年のんびりと生きて一昨年なくなりましたが。
(生きているときはとても手のかかった父でしたから)
三月三日には密かに父を思い出していたかもしれません。
もう一つ忘れられないのが、
私のお茶の師匠の誕生日です。
こういう良い日に生まれると得ですね。
一度で覚えてもらえますからね。
今はきちんとお稽古には通っていませんが、
折に触れて、電話でお話をしたり、
お顔を見にうかがったりしています。
ことしはお誕生日間近の先日、
「たまには外でランチでもいかがですか」と御誘いしました。
「着物を着てくるの?」といわれたので、
「いいえ、普段着で暖かくして行きます」
と答えると、
「良かった、私もズボンはいていきますね。」と。
そんな立派な場所でのデートではないけれど、
私が気に入っているお店にお連れしようと思っていたのですが、
あいにくその日に限って貸し切りになってしまいました。
それで、結局は韓国料理のお店に入ったのですが。
お雛様のついた可愛いアレンジの花をプレゼントしました。
私も気楽に、ジーンズにダウンといういで立ちだったので、
「ジーンズ姿始めて見たは」と言われてしまいました。
そうですね、お茶の場でばかり会っていると、
なかなか見らない姿かもしれませんね。
私もお稽古の方には着物姿しか見せていないですから、
外ですれ違っても分からないかもしれません。
待ち合わせをしても、和服でくると思いこんでいる人は、
目の前を通り過ぎても見つけてくれないことがありますよ。
82才になる先生は、
まだまだとてもお元気で、お稽古も続けられています。
私もその年まで、お茶を皆さんと楽しんでいられるでしょうか。
はんたいかしら、続けていたら、きっと元気でいられますね。
明日は雨の予想です。
お雛様はやはり今日中に片付けた方がよさそうです。