ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

フランケンウィニー(ネタバレ)とナイトメアー・ビフォア・クリスマス 2回目

2004年11月11日 | 映画
昨日はフランケンウィニーを観るためにナイトメアー・ビフォア・クリスマスの字幕版を見てきました。
まずはすっかりハマってしまったフランケンウィニーですが(笑)冷静になって2回目を見てみたら、最後のハッピーエンドがかなりとってつけたように思えました(汗)あそこだけフツーのアメリカ映画というか・・・(いやあんまり普通ではないですが(笑))
一回目を観た後、色々検索していたら、風車が燃えるシーンって「シザーハンズ」にもあったらしくて(観たはずなんだけど記憶にないです・・・(汗))、「シザーハンズ」の原点がここにある、と喜んでいる人が結構いましたが、どちらかというと「フランケンシュタイン」へのオマージュなんですよね。そうか、「シザーハンズ」ってフランケンシュタインから来てたのか、ということに今更気がついたりして。
「フランケンウィニー」は、ティム・バートンとしてはやりたいことをディズニー作品らしいかわいらしさで中和した(?)作品だなーと思いました。その辺が、マニアックすぎないでまたいいのかもしれません。
フランケンシュタインへのオマージュといっても、博士は大好きな犬を生き返らせたいという純粋な少年だし、フランケンはなんと言っても犬ですから、普通でないことへの苦悩なんか何もないし(笑)ティム・バートンが本当に描きたかったフランケンモノ?は、「シザーハンズ」に結実しているのだなあと思いました。と言っても、実は私は「シザーハンズ」は今ひとつツメが甘くてそんなに好きではないんですが・・・(汗)
でも、そこここにあふれるティム・バートンらしさが好きですね~。ペット墓地の光景とか、意味不明の実験装置とか。
「ヴィンセント」を見ていて思ったのですが、墓を掘り返すとか、ゾンビ犬を実験で作るとか、そういう発想が「フランケンウィニー」にもつながっているんだなあと。
あちこちで「くすっ」と笑えるところがあるのも好きで。ティム・バートンのギャグセンスは私にはかなりツボです。それを思うと、PJのギャグはホント笑えないよなあと思ったりして・・・(汗)ベタすぎなんですよね(汗)
あと、音楽が結構いいなあと。わざとホラーっぽい感じにしているのがいい感じです(笑)エンドロールのメロディラインをおもちゃのピアノで弾いているのが良かったですねえ。
まあとにかく、やっぱり好きな一作だなあというのを確認してしまったのでした。19日までやってるらしいので、もう一回行こうかな・・・(笑)

で、「ナイトメアー」の字幕版もみました。当然ながら(笑)
特にすごく好きな話でもなかったので、2回も見るのはいかがなものか。(岩波文庫の「イリアス」の訳注風・・・って誰もわかんないよ(汗))と思ったのですが、いやー、細かいところが本当に凝っていて、見飽きることがなかったので、問題なく楽しめました(笑)
吹き替えの方が字幕を観なくていいので、より画面を楽しめるような気がしました。
ダニー・エルフマンは確かに市村さんより歌は上手かったですが、意外に台詞っぽい歌い方で、そんなに市村さんの歌い方でも違和感なかったかも・・・。台詞は、むしろ市村さんのジャックの方がさわやかでカッコイイ感じだったかも(笑)
サリーは土居裕子さんの方が歌上手かったです(笑)
他のキャラクターはほとんど違和感がなかったです。特にイタズラ3人組、歌が英語なのに吹き替えで聴いたのと全く同じに聞えてびっくりでした。甲高い女の子の声が特に。ディズニーの吹き替えってちゃんと元の声に似たように吹き替えしますよね。
しかし、ブギーだけは字幕の人が断然上手かった! メチャ上手くて笑ってしまうくらいに(笑)
あと、2回目に見たら、音楽がかなり耳に残ってきました。いやー、音楽いいですねえ。王道ディズニーミュージカルって感じもありますが、ハロウィーンの不気味な感じも上手くだしていて。
ハロウィーンのテーマとかクリスマスのテーマとかサリーのテーマとか、何種類かのメロディがどんどん変奏で使われているのもいいですね。3人組の歌も好き(笑)

という訳で、多分また来週観に行くと思われます。週一で映画行くなんてLotR以来です(笑)
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メリーとピピンのテーマ(ちょっぴりSEEネタバレあり)

2004年11月11日 | 指輪物語&トールキン
今サントラ考察をぼちぼち書いている、というのは前の日記でも書きましたが、実は結構サントラ考察を書いている時に「あっ、そうだったのか!」と気がつくことがあるんですよね。
10/21の日記に、RotKのメリーとピピンの別れの場面、CDでいう「望みと思い」の音楽には、「メリーとピピンのテーマ」が使われているとハワード・ショアが言っていたということを書きましたが、サントラ考察を書いていて、もう一つ違う場面でも「メリーとピピンのテーマ」が使われていることに気がつきました。
「メリーとピピンのテーマ」というのは、はっきりとこれ、とはショアも明言していないのですが、おそらくTTT SEEの追加シーンのメリピピの場面で使われていた曲のことだと思います。エント水の場面と、アイゼンガルドでメリピピがサルマンの食糧庫を見つける場面で流れていました。かなり明るくてカワイイ音楽です。
このテーマ、二つのパートに分けられると思うのですが、私が仮に「メリーとピピンのテーマB」と呼んでいる、エント水の場面ではメリーがピピンからエント水を奪って飲むシーン、アイゼンガルドではパイプ草が見つかる場面に流れていたメロディ、これが「望みと思い」の冒頭で変奏として使われているのではないかと思ったわけです。雰囲気はかなり違いますが、よくよく聴いてみるとそんな風に聞えるなあと。
で、サントラ考察でガンダルフとピピンが烽火台?に向かう場面で流れていた曲について書いていた時に、同じメロディが2回出てくるのでテーマ名をつけなきゃなきゃなあ、と考えていました。フルートの音がホビットっぽいし、メロディラインもかわいらしいし、ここはピピンのテーマかなあ・・・とか考えていて、ふと気がつきました。あれ、これ「望みと思い」の冒頭の変奏じゃないの?と・・・
ということはこれも「メリーとピピンのテーマ」の変奏ってことですよね!? おおっ、やっぱりあそこが「メリーとピピンのテーマ」で良かったのか~、と、また一人でマニアックに興奮してました(笑)
実はFotRのサントラ考察書いていた時も、アルゴナスが出てくる場面の曲が「指輪のテーマ」だということに初めて気がついたりしたんですよね。これは誰でもすぐに気がつきそうなところですが、実は私はかなり後で気がついたんですよね(汗)
話を戻しますが、いやー、でもTTT SEEで初めてあの曲を聴いた時には、こんな明るい曲がRotKでも使われるなんて考えもしませんでした。単に明るいシーンに似合った曲を作ったのだと思ってましたが、メリーとピピンを表す曲でもあったんだなあと思うと嬉しいですねえ。
こうなると、メリーとピピンの再会の場面に流れているティンホイッスルの曲も、もしかしたら「メリーとピピンのテーマ」の変奏なのかも・・・これは多分Aパートの方ですね。確証はないですけど・・・
そういえば、このメリーとピピンの再会の場面、SEEではシセルが歌う新しい音楽になっているらしいですが、そうするとその新しい音楽も「メリーとピピンのテーマ」の変奏になるんでしょうか!? シセルが「メリーとピピンのテーマ」を歌うなんて、ちょっと興奮してしまうではないですか!(笑)←まだそうとは決まってないですから(笑)

そんな訳でサントラ考察も楽しみながら書いてます。
そうそう、11/5、6のセビーリャのコンサートのレポートがあちこちのスペイン語サイトで出ているようなので、これから頑張って読もうと思います(汗)スペイン語の辞書も探し出して来ましたので(笑)
しかし、英語読むのにも気合が要りますが、スペイン語はなおさらです・・・(汗)
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