ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

TTTサントラ完全盤ANNOTATED SCOREその7

2006年12月12日 | 指輪物語&トールキン
TTTサントラ完全盤のANNOTATED SCOREの話、ディスク2の続きです。
イシリアンにさしかかったあたりのフロドとサムの言い合いの場面、クラリネットはホビットを表しているそうです
でもメロディはスメアゴルのテーマに近いもので、フロドとゴラムの近似性を表しているらしいです。フロドはゴラムになったかもしれないということを・・・
これって映画の解釈ですよね~。ショアもそう思ってたのか・・・このあたり、原作との関連が微妙なところではありますが・・・そんなにものすごくハズレでもないとは思うんですが。
ゴラムとスメアゴルの葛藤の後のシーンのコントラバスクラリネットのおどけた音楽は、やはり兎シチューのシーンのものだったようです。兎獲って来てフロドのところに投げ出して、サムに遮られるまで、のシーンだったみたいです。
で、ハラドリム登場の場面は、やはり当初はオリファントのテーマを使う予定ではなかったそうです。
フィルムが出来たら、ショアが意図したよりもハラドリム登場のインパクトが強くて、オリファントのテーマを2回使うことになったそうです。
このハラドリム登場時のオリファントのテーマは、2回目のじゅう登場の場面よりも楽器を減らしているそうです。うん、そんな感じですね。コントラバスとか少ない感じ。
ちなみにオリファントのテーマはチェロとコントラバスのユニゾンだそうです。あとハープとディルルバと。ハープとディルルバも2回目から出てきてますかね。
この後のイシリアン野伏登場のシーンの音楽は、ボツになったハラドリム登場の音楽と関連しているそうです。後で聴いてみよう。

場面変わってヘルム峡谷に移動中のセオデンたち。エオウィンの笑顔についてセオデンが語る?時の音楽は、セオデンとエオウィンを表す音楽ではなく、エオウィンのメインテーマ?「ローハンの盾持つ乙女エオウィン」を使って、セオデンとエオウィンの絆よりも、エオウィン自身の孤独を表しているそうです。

Evenstarは、映画では最初のところがソロではなくコーラスになっているそうです。・・・そういやそうですね(汗)CDバージョン聴きなれすぎててあまり気にしてなかった・・・(汗)
Evensterの歌詞はご存知の方も多いかもしれませんがこれも拙訳で(汗)
これは終わりではありません
始まりなのです
ためらってはなりません
もしあなたに何も信じるものがないのならば
これを信じてください
愛を信じてください

アルウェンの台詞ってこんな感じでしたっけねえ?
この曲、後半はひたすらesterio han(trast this)を繰り返してるんですよね・・・(汗)
でも名曲です!

ワーグの襲撃の時の最初のホルンの音楽はローハンのテーマの変奏らしいです。言われてみればそうかも・・・
レゴラスがワーグを見る場面の音楽は、映画ではなんとFotRのモリアのシーンの音楽の使いまわしだそうです。言われてみればそうですね~(汗)階段のところの音楽だ・・・全く気がつきませんでした・・・
この完全盤ではショアがオリジナルで作った音楽が聴けるそうです。
エオウィンが「私も戦います」と訴えるところのハーダンガーフィドルの美しくも勇ましい音楽は、やはりエオウィンを表しているそうです
ここで入るコーラスは、ファンゴルンでガンダルフが再登場したときと同じ「The Call」、ローハンの「あの角笛と騎馬たちはどこに行った」の詩の中の有名なところをのぞいたもの(汗)の古英語訳の歌詞だそうです。こっちの方が合ってますよね(汗)

エオウィンたちがヘルム峡谷が見えるところに来たところの音楽は、エオウィンのテーマの変奏だそうです。なるほど。
角笛城に入ったところで音楽がトーンダウンするのは、城についてごったがえす避難民の姿にがっかりする?エオウィンの気持ちを表しているそうです。このあたりはPJのアイディアなのだとか。
このへん、ずーっとエオウィンの心象音楽だったわけですね~。なんだか嬉しいですねえ!
アラゴルンが崖から落ちたと聞いてエオウィンがショックを受けるシーンでは、Isabel Bayrakdarianが歌うエオウィンのThe Missingですが、真ん中よりやや後ろあたりの2行、「She felt the loss of everything that had been messed」という部分だそうです。(The Missingの歌詞は通常版の歌詞カードにも出てましたね。この2行分しか入ってなかったのに・・・)
ちなみにこの歌、なんとIsabel Bayrakdarianは1テイクで録ってしまったのだそうです。Evensterとかいろいろ録ったあと、帰り際に1テイク録って、後はまた明日・・・のつもりが、この1テイクが素晴らしかったのでこのままokになってしまったのだそうです。

サルマンがグリマとの会話のあとウルク=ハイの軍団に演説する場面、最初の15秒間は映画では使われなかったそうです。そうそう、ここもなんか聞き覚えなかったんですよね。

ディスク2の3分の2くらい終わったかな・・・まだまだ先が長いです(汗)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする