機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

夢幻泡影

2008年12月28日 | チルドレン
どうもです。

 「絶対可憐チルドレン」第39話。薫の涙に根負けした兵部の手助けで
皆本と同じ悪夢の中に入った薫と、外から指示を出す葵たちとで皆本を
救い出す(夢から覚まさせる)話。それプラス、ブラックファントムが
パンドラに“宣戦布告”するエピソードがアニメオリジナルで挿入されて
ます。

 アバンで眠り続けている不二子が見ている夢が出てきますが、姉弟の
ように暮らしていた過去の中で兵部と言い争いをしているってのは、どう
なってんでしょうかね。不二子を眠らせるのはあくまでその場しのぎの
イレギュラーだし、それ用に用意する余裕もないだろうし、単に催眠で
眠って自分自身の夢を見てるだけで、黒巻が(またはパンドラが)組んだ
シミュレーションではないってことなんでしょうか。
 あと、皆本や薫が夢に引き込まれたピンボケ写真(未来の薫)を見た
桐壺や朧がハッとするのには、何か意味があったんでしょうか。
 B.A.B.E.L.のトップ(とその秘書)である以上、あの“最悪の未来”に
ついて概要レベルででも把握している可能性はありますけど、あの写真
を見てそこに写っているのが未来の薫だと判るはずはないように思うん
ですけど。

 海外への勢力拡張を図ろうとするパンドラに、ブラックファントムが
“宣戦布告”する訳ですが、メッセンジャー役がユーリ(*1)ってのは
どうかと思ったり。まあ首領(?)も含めてブラックファントム側のキャラ
ってまだ5人ぐらいしか出てきてないし、他に適当なキャラがいなかった
ということなんでしょうが、ブラックファントムの傍についている彼女が、
多分バレットや、今後出てくる(であろう)ティン・トイやパティ・クールを
洗脳した“ウィザード級のヒュプノ”だと思うんですが。
 「チルドレン」世界だと、複数の能力を併せ持つエスパーは総じて超度
が低くなる傾向があるらしい(不二子や兵部は例外)ので、高レベルの
ヒュプノがテレポートできるのはおかしくね?とか思ったり。
 単に(葵がやる(*2)ように)仲間のテレポーターが手助けしてるとか、
実は彼女自身がブラックファントムの切り札で、兵部や不二子なみの
“総合能力者(*3)”という可能性もなくはないですが。


 前回観てる時は気づかなかったんですが、落ち込んだ薫が座ってる
場所って、原作では国会議事堂だったのにアニメはB.A.B.E.L.の屋上
のようですな。葵が自動車を降らせて壊してしまったり、桐壺局長が銃を
向けたりするのは拙いと判断されたんでしょうか?
 それならそれで、兵部を銃で撃とうとする桐壺に警備員が「何やってん
だ、お前!」と取り押さえにかかる部分も、シナリオを変えて欲しかった
ですね。
 仮にも上司に当たる人間にお前呼ばわりはないと思うんですが。


 次回は年末年始恒例の総集編だそうで。製作スタッフにとってみれば
ちょっとした骨休めにもなるので全否定するつもりはないですが、全編
ダブルフェイスによる解説がつくらしいこともあって、個人的にはあまり
期待して待つ必要はないかな、と。

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  *1:原作でも常にブラックファントムの傍にいて出番があまりない彼女ですが、名前は
    原作者のつけたものがあったようで。原作者ブログによると元ネタがあるらしい
    のですが、ぼかされ過ぎててよく判りません orz
    超能力モノなのか「赤毛のアン」なのか・・・・・?
  *2:パンドラの紅葉もテレポーターだから、仲間を「運ぶ」ことも可能かも知れません
    が、一度に運べる量とかは当然、超度に比例するだろうに、38話冒頭のシーン
    とか、ちょっと人数多すぎないか?とか思ったり。
    まあこれも、他にもテレポーターが居てそいつと共同で、という解釈も可能ですが。
  *3:今適当に作ったもので、原作・アニメには出てこない造語です。念のため。