還るべき場所

　故郷の妹たちが無邪気に「早くお兄ちゃんに会いたいねェ」とか
言い出すし、諍いを起こして気まずい雰囲気だったオルガとも会話
しようとしたのにうまく言いたいこと言えなくて、挙句「この戦い
が終わったらキチンと話をしよう」とか約束するし、普段は乗らない
MWに乗り込むし（阿頼耶識持ちだとは思わなかった）･･･。麻雀で
言えば《数え役満》級にフラグ立てまくって、これで死ななかったら
逆に面白かったんですが、結構あっさり死んでしまいましたね(*1)。

　戦いに作法が･･･云々とかいうレベルの、況して儀礼的な軍事教練
しか経験していない大人と、自分が生き延びるためなら躊躇なく人
が殺せる子供の対比というのは、何がしたいのかよく解からんです。
　ギャラルホルン側がただただマヌケで、滑稽にしか見えないん
ですが。
　ブルワーズのヒューマン･デブリの扱いとか、ドルト･コロニーの
労働者たちの武装蜂起とか、今回の地球外縁軌道統制統合艦隊とか。
それぞれは小さな違和感でしかないんですが、それらが合わさって
･･･というか積み重なって･･･というか、ビスケットの死に際に
合わせて『オルフェンズの涙』が掛かって、一瞬「おおっ（喜）」
となるも、それだけでは相殺し切れない何とも言えないモヤモヤが
胸にわだかまっている状態だったり。
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　　*1：ネットの情報によると2/28って「ビスケットの日」だとか。単なる偶然なら
　　　　良いんですけど、意図してこの日にビスケットを殺した（死ぬシーンを描いた）
　　　　のだとしたら、モヤモヤがさらに増し増しになりそう。
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