機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

悪夢からの脱出

2019年02月24日 | 雑記
 ・・・いやぁ、「ガトランティスの戦力も無限ではあるまい」と言い
つつ「こちらは(時間断層があるから)無尽蔵に戦力を投入できる」
ってスゴいね。艦艇を造る時間は無限にあるのかも知れんが、
造るために必要な資材や資金はどこから持ってくるんでしょうか?
 そういうものも時間断層の向こうから無尽蔵に湧いて出てくる
とか?

 まあ(嘆息)、百・・・千、・・・まn・・・・いや一億歩ぐらい譲って資材
やら何やらの問題がクリアできているんだとしても、あのアンドロ
メダ(級)の《存在の耐えられない軽さ》は何なんでしょう? 物語
当初の進水式で仰々しく出てきた5隻は一体、何だったのかと。
 アンドロメダを、ザコどころか《蚊トンボ》扱いして(*1)、喜ぶ
ファンが存在するとでも思っているんでしょうかね、『2202』の
スタッフは? 「たくさん出てきた方が賑やかでいい」とか、そう
いう発想? むしろ「供給過剰による価値の暴落」を引き起こして
いるとしか思えないんですが。

 そのアンドロメダも、損傷箇所の修復に併せた省力化を進め、
山南ひとりで操艦することになってるし。確かにアンドロメダは
《原作》の時点で「大幅な省力化が図られている」という設定が
あったかと思うし、その延長線上に無人艦隊構想もあったかと
思うが、大型戦闘艦一隻を一人(まあアナライザー型AIの補助は
あるのかも知れないが)で「操縦」するとか、仮にも艦艇がメカ
描写の主役である作品でこの扱いの薄っぺらさ(*2)は何なのかと。

 しかし、アンドロメダはあれで「おしまい」なんですかね。っていう
か、山南が(操艦コマンドの伝達を効率化するインターフェースを
兼ねるとか凝ったものではなく?ただ単なる)装甲宇宙服を着て
いるのも、ガトランティスの自動迎撃システム(波動防壁を突き
破ってくる剣のようなもの)が艦橋に突き刺さっても山南の頭の
上を掠めて構造物だけを子削ぎ落としていくのも、全てはコスモ
ゼロで救助できるように揃えた「お膳立て」だったりするんでしょう
か(*3)。
 あとヤマトがゼムリア本星に不時着して半分地面に埋まっていた
のも、一番最初の、坊ノ岬沖の海底(地面)から発進する場面を
もう一回やりたかったからとか?


 ガトランティスが暴走した時の安全装置としての「ゴレム」って、
要はガン細胞に対するオプジーボみたいなものなんですかね。
それを今、ガン細胞の方が押さえていて機能していない状況で。
 それを起動させたら、ガトランティスが全滅してめでたしメデタシ、
ってことではないとは思いますが。


 そういえば今回、森雪ってワンカットでも出てきてましたっけ。
少なくとも台詞は発していないと思うんですが。彼女が記憶をなくす
ことが、ストーリー展開上必要なことだったんでしょうか(*4)?
 やはり《愛の力》で記憶を取り戻すんですかね。

////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:白色彗星帝国王宮に上空から突貫して波動砲をブッパするのが主力戦艦
    (ドレッドノート級)だったら許容できるとか、そういうレベルの話では
    ないので、念のため。
  *2:しかし、艦船と戦闘機が同じ機動力で飛び回っている構図には乾いた笑い
    しか出てきませんな。あの世界の兵器は、質量に対する推力システムの
    出力比率に厳格な規定(それ以上でもそれ以下でも何らかの罰則も伴なう
    法律とか)でもあったりするんでしょうかね。
  *3:短いカットで数回出てくるだけなんで、なんとなくそう思っただけなん
    ですが、この件で安直に死のうとしていた自分を省みて、考えを改める
    んでしょうかね、加藤は? もしそうだとしても、その翻意こそが安直
    な気もしますが。銀河の艦長(藤堂長官の娘?)もそうですけど、自分の
    決意とか覚悟に軸がなく、ブレまくりなのはどうにかならんですかね。
  *4:そういう意味では、ちょっと顔出しして二言三言喋るだけ(台詞の量では
    直後に出てくるバルゼーの方が多いんじゃね?)だったら、バーガーで
    なくてええやん?とも思ってしまうのも事実ですが。
◆◆◆◆