機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

映画の日 5/5

2006年02月09日 | 映画
■レジェンド・オブ・ゾロ ○
 『マスク・オブ・ゾロ』の続編で、前作でゾロの名を受け継いだ
アレハンドロ(アントニオ=バンデラス)と先代ゾロの娘エレナ
(キャサリン=ゼタ=ジョーンズ)、二人の息子ホアキンを中心に、
アメリカの“古きよき開拓時代”が描かれます。
 ホアキンも学校へ通う年齢になっても、悪人たちの策動は止まず、
「ゾロを引退する」というエレナとの約束も守れないアレハンドロ
が、エレナが別の男の許に走った(ように見えた)こともあって
やさぐれてみたり、ゾロであることを隠すために息子の前で醜態を
さらしてみたり、家庭を持ったヒーローの末路は、洋の東西を
問わない(*1)なぁ、というのは、観ていて強く感じました。
 良くも悪くも“古きよき勧善懲悪もの”で、なんの前振りもなく
息子の危機に救助の手を差し伸べるゾロとか、冷静に観ていたら
ツッコミが入りそうなシーン(*2)もなくはないですが、最後に決着
をつけるべく、子にすべてを打ち明け、颯爽と復活する場面は
単純にかっこいいと思えます。
 逆に勧善懲悪ものの悪い部分というか何というか。合衆国の台頭
に危機感を抱く欧州貴族の秘密結社が黒幕で、その描写がいかにも
冷酷な悪人、みたいなのだったのが・・・。「古い伝統=悪」みたい
なイメージが感じられて,ちょっと気にはなりました。
 とはいえ、全体的には非常に面白く観ることができました。何年
か後に、成長したアドリアン=アロンソ(ホアキン役の子役)を
主役にした新作が作られたら観てみたいですね。
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  *1:『Mr.インクレディブル』とか、『雅楽戦隊ホワイトストーンズ』(笑)とか。
  *2:雑木林の中で訓練していたのに、数十秒後には河川敷に来て救助の手を
    差し伸べた桐矢クンよりは(むしろ前振りがない分(笑))違和感はない
    のですが。


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